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第17章 第1話

ふてくされた気分のままふらふらとコンビニに入り、竹内と二人だけになってしまった地下の基地に潜る。


店の営業はフルオートメーション化されているし、コンビニ業務用アンドロイドも稼働しているので問題ない。


現在動いているのは、全て本部から支給され、竹内がコードを書き換えた機体だけだ。


いづみの作成したアンドロイドは、全て回収されてしまった。


なにが仕込まれているのか分からない。


情報漏洩を避けるためには必要な措置だった。


「全く、たまんねーよ」


俺は悪態をついたまま、唯一の生体となった竹内の隣に座る。


「あぁそうだな。電源を落とすなんて最低だ」


彼は険しい顔つきのまま、パソコン操作を続けている。


竹内はなんだかんだで、まだ過去ログから飯塚さんを追っていた。


同時に隊長の動きもマークしているんだから、そのスペックの高さには感心する。


天命の中もすでに自由自在だ。


「無期限停止」とは、本当に無期限な時間のことだったらしい。


「このニートとかフリーターって身分、なんとかならねーのかな」


「仕方ないだろ。俺らはいわゆる、公儀隠密なんだから」


竹内は一人でこの基地の二階に住み、サーバーも共有しているんだ。


そもそもの技術的基礎能力値が、俺のとは全く違う。


だから当たり前なのか。


コイツだけ許されているのも。


うちみたいな、あんなバカな邪魔もはいらないだろうし……。


「この仕事に就けば、誰もが通る道だ」


竹内はキーボードの隅を骨張った指でコツコツと叩く。


パソコンを前にすれば、この指先だけは別の生き物のようにいつも跳ね回っているのに、今はそれが華麗に踊らない。


様子がおかしい。

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