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第3話

「ん? どうした、何が起こった?」


そのキーボードが、突然無効化された。


入力したはずの文字が画面に反映されない。


「どういうこと? CPU? 濡れた基板?」


俺と竹内は、パッと手をそこから離す。


「基板は全て取り替えた。問題はない」


竹内がそう言い終わるか終わらないうちに、メインサーバーは動き出した。


どろりと鈍くなった動き方で、画面が切り替わる。


「ちょ、どういうこと?」


突然巨大ディスプレイに、防犯カメラからの地下基地内部が映し出された。


俺たちは画面の中の自分と遭遇する。


その様子は全世界にネット配信されていた。


俺は電源ボタンに手を伸ばす。


だけどそれは俺の触れるよりも早く、プツンと途切れた。


竹内の端末は瞬時に鳴り響く。


「今のでお前たちの姿もその支部も、全て知れ渡ったと思え。もはや安全は保証できない」


隊長の声が、脳に直接響く。


「警視庁サイバー攻撃特別捜査対応専門機動部隊久谷支部は、ただいまをもって無期限停止処分とする。以上」


支部のメインコンピュータは、静かにその機能を停止した。


コントロールを失った壁面走行ロボットは、ゴトリと床に転げ落ちた。

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