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第6話

「こういうの、いいよね。世界は本当は平和なんだって思える」


飯塚さんのテーブルに置いてある、PC画面を見てしまった。


見ようと思って見たわけじゃない。


そのまま立ち上げてあった画面が、自然と視界に入っただけだ。


それが何かは分からなかったけど、とてつもない作業量を要するものだということだけは分かる。


「『常識を疑え。あらゆる可能性を想定しろ。世界は想像を以上に不思議なことであふれている』でしたっけ」


飯塚さんは俺を振り返った。


「『自分の見たものだけを信じるんだ』って」


「仕事に感情は持っていないよ。反応があるだけだ。そこに勝手な感情を読み取ろうとするのは、人間の性なのかもしれないけどね」


最後は河川敷の橋と橋を渡る1周約10kmのラン。


最初の1周は軽く流して、2周目の最後の橋を渡ってからは全力ダッシュが課せられた。


完全にバテてしまった俺たちの横で、ハシボソガラスのR38はぴょんぴょんと跳びはねる。


まだまだ余裕の飯塚さんの頭にR38はとまろうとして、横の地面に下りた。


彼は座っていたいづみの肩に飛び乗る。


「だっる! 俺もうマジで地上勤務とか逃れたい。どうやったら出動しなくていいようになりますかね」


そう言って地面に転がった竹内の背中に、今度は跳び移った。


背中に頭をこすりつけ、励ましているようにも見える。

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