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第4話

「常識を疑え。あらゆる可能性を想定しろ。世界は想像を以上に不思議なことであふれている」


 飯塚さんは言った。


「自分の目で見たものだけを信じるんだ」


ドンッと再びテーブルが鳴る。


「だからいっつも隊長に甘いだとか言って、怒られるのよ!」


「それで配属新人がなかなか仕事覚えられなくて、ミスをする。ここ最近、その繰り返しじゃないですか」


いづみと竹内は珍しく同調し、まくし立てる。


竹内は手元のノートPCで何かを操作した。


ディスプレイが切り替わる。


「この後だ。俺はぼんやり座っているお前の代わりに、その乗客全員の行動記録を洗い出した。怪しい履歴はゼロだ。そもそも、今回のオートメーション化された輸送システムを、最初の小屋で確認していたはずだ。お前もいづみの報告を聞いただろ」


「鉄道輸送なんて楽勝じゃない。だって進むべき道は決まってるんですもの。本部に連絡を入れて、マーキングの申請したわ。路線切り替えのある駅舎には、部隊の装備があるって、もちろん知ってるんでしょうね」


いづみのその報告は、支援要請と行動報告も兼ねていた。


「マーキングが成功したら、列車に乗っているのは不都合でしかないわ。路線が変わったらお終いだもの。そのための単独行動じゃないってことくらいは、頭回ってるわよね」


だから電車を降りたのか。


「車で地下鉄の車両を追いかけるのはもちろん無理だ。マーキングしたことで、支援部隊との情報共有が可能になる。後は回収まで任せるのもいいんだけど、あんまり仕事を回しすぎると、後々やりにくくなるのはお仕事あるある」


「お仕事あるある」


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