プロジェクトの為に出来ることを
ジャックは考えて一つの答えを導き出したのであった。
ジャックは思案していた。
というか色々と戦国時代の右左のしていた工業的産業革命事業を思い返していたのだ。
それまで手作業だったものを蒸気機関なる珍妙なからくりに変化させたかと思いきや発展させてガソリンエンジンなる高性能なからくりへとあっという間に進化させた。
ジャックは当時も男特有のメカ好き?だったので興味本意で右左から設計図を見せてもらっては感心しきりだったことを思い返していたのだ。
『上手くすれば使えるな!何せ魔法が存在する世界なんだ!よし!魔改造して僕の潜水艦に使ってみよう!っとその前に魔法使いさんを探さないとな。今日のミッションはそれにしよう!』
こうしてジャックは母であるバランタインに今日の行動計画を伝えに行く。
すると。
『魔法使いを探して雇うの?ふーん。それならジャックに魔法の素質があるか神殿で調べてとらいましょ!』
ジャックは素直にその意見に従うことにした。
場所は神殿へと移る。
漁村にしてはかなり大きな建物で美しいデザインである。
これは信長さまが見たらさぞかし喜ばれることであろう。
などとジャックは思っていたのであった。
どれだけ信長が好きなのか!?
教会へと入ると青い衣を来た神官が応対してくれた。
『バランタインさま、ご用件は承りました。ただいま神殿長を呼んで参りますね。』
そう丁重な対応をしてくれたが神殿に仕えている者の殆んどが孤児だということだ。
そう思案しているうちに幼い幼女がヨチヨチと歩いてきた。
『はじめまして。神殿長のロゼワインです。この出会いに神に祈りを!』
と叫び不思議なポーズを取るではないか!?
大丈夫なのか?
『ジャックといいましたね?今、変なポーズしたとか考えましたよね?わかりますよ、その気持ち。私も初めはそうでしたから。うふふ♪』
自覚の上での儀礼的行為なのか!大変だな。神殿に仕えるというものは。
『それではバランタインさま。さっそくご子息さまであるジャックさまの魔力判定を始めたいと思います。ここにある水晶玉に手を置いてくださいね。』
『はい。』
僕は好奇心が騒いで手をそっと水晶玉に上に置くことにした。
するとすると、カッっと水晶玉は虹色に光輝いて目も開けて居られないほどまばゆく光を発した!
ロゼワインは驚愕の表情でしばらく水晶玉の色味の変化を真剣に観察していた。
『これは!信じられませんね全属性の高い魔力をお持ちですよ!私の知らない神の加護も強く影響しているみたいですね!これなら1年も魔学を学べば魔法使いとして充分にやって行けるでしょう!おめでとうございます!』
バランタインは意外だと言わんばかりの表情であった。魔力というものは先祖から子孫へと受け継がれる特殊体質であり、希にその血筋では無くても魔力保持者が生まれることもある。しかし、僅かな魔力で。
『ねえねえ、神殿長さま?その魔学とはどこで学べば宜しいのでしょうか?』
『普通は学院に3年間入学してみっちりと学ぶものですね。』
『僕にそんな悠長な時間はありません!他の方法を教えてください!』
ロゼワインは思案する。
目を閉じてしばらく考え込んでいるようである。
ほどなくしてその瞳は最適解を得た様であった。
『私が指導しましょう。お気持ちで宜しいので孤児たちに寄付をお願いはさせて頂きますが。よろしいですか?』
僕は曖昧な数字が大嫌いだ!ここは明確にして欲しい!
『額面を正確に提示してもらえますか?』
ロゼワインは胸に手を当てて答える。
『神の御心のままに』
あ、急に話が通じなくなった!とジャックは考える。質問の仕方が悪かったみたいだ。
『えーっと、例えば孤児の毎月の衣食住の費用とかこの神殿の維持費用とかの1年分はおいくらくらいですか?』
『3000万ズブロッカくらいで収まっていますよ』
ロゼワイン神殿長はそう答えた。
ジャックは即答する!
『それでは、3000万ズブロッカを魔法の学びの為に寄付をさせて頂きます。』
『!え!?』
この反応は意外だったのだろうか?とジャックは選択肢を謝ったかも?と思考していた。
『ジャックさん!1年で学院の3年分の魔学を伝授しましょう!この学院主席のロゼワインにお任せください!』
わお!これはイケるぞ!
信長さまが見たらびっくりするような魔法を見せてやるぞお!
ジャックはやる気満々であった!
このロゼワインとの出会いも極めた希な出会いとも知らずに。
魔法ですか。
そうですか。
槍の又左一代記のサイドストーリーとして気軽に書き上げようとしたのに話が広がってしまう!!