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天使狩人  作者: 初心者 L
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5

Mは車に乗りながら続くDの説明を聞いた。 合間合間に難しい単語が通り過ぎたが、Dの説明をざっとまとめてまとめると、天使狩りには、Mの血と願いが必要だ"と話した。

Mは説明を聞いている最中にも気が遠くなるほどめまいがしたが、隣に座っているWの視線が彼の心をしっかりつかんだ。

Dの説明が終わる頃、DはMに変な紙を渡した。 その紙はMが解読しがたい不思議な文字でいっぱいだった。


「あのこれ何ですか?」


「あ!それは大したことじゃなくて、 ここに空欄が見えるよね? ここで指をぐっと押せばいいんだ。」


Dはただそこに指で押すように言っただけで、他の説明はしなかった。 Mはあっけに取られたが、隣にいるWの視線に、仕方なく紙に指を押さえた。

指を押したその瞬間、紙は燃えて消えてしまった。 Dは紙が消えたのを確認した後、Mに説明してくれた。 一種の保険だと。 "先ほどMが撮ったのは契約書で、その契約には一定時間、自分の言葉に背く行動をした時に燃えて死ぬ"という言葉どおり"死の契約書"だった。


「その言葉をどう信じますか。」


「そう思って、僕が準備しておいたものが もう一つあるんだ。 君の右手を見て。 右手に文章があるじゃない?」


Dの言葉を聞いたMは急いで自分の右手を見つめ、そこには不思議な絵が刻印されていた。」


「その絵は契約者に打ち込まれる文章だよ。 簡単に言って、今は同じ船に乗ったんだ。 おめでとう、少年」


「到着した。降りる。」


車で1時間近く走った結果、彼らが到着した場所は先日新聞に載っていた学校の廃墟だった。 正確には学校の廃墟と広い空き地と言える。

隕石が落ちて小学生の大多数が死亡、そして行方不明者が数十人。 生存者はたった1人のみ。 そんな廃墟で天使狩りをするという話を聞いたMは、戸惑うしかなかった。


「ここが天使がいた所ですか?」


タバコを吸っていたJは、Mのそんな質問に嘲笑し、頭にバタバタした。 力の調節をしたのか、Mは飛んでいかなかったが、それでもものすごい苦痛が感じられた。


「じゃ、実際に隕石が落ちた? 当然、天使が現われたんだ。 こんな風に捏造されたのが何種なのか数えることもできない。 そのゴミみたいな教会はいつも隠すだけ忙しい。 隕石なんていいわけもあるんだよ。」


「じゃあ。 僕なら殺人鬼って言うよ。 殺人がみな殺して自分も自殺をしたと!」


隣で二人の対話を見守っていたWは、まるで幸せな想像をするかのように、手を廃墟を指差しながら話した。


「W..全部死んではいない... 生存者がいるじゃないか。」


「Dさん、じゃあその生存者が…」


「そうだね。その生存者が天使を賢くし、生徒を全部殺したんだ。」


そう言われるとMは怖かった。 願いが何であれ、生徒を全部殺した小学生1人に対する恐怖心に…。


「教会のやつらはその狂人を連れて行っただろう。 それは後で考えて準備でもしろ。」


Jの言葉に、DとWは自分が持ってきた荷物から必要なものを取り出して準備を始めた。 Mは、何もしないにはあまりにもこの状況が現実に届いていなかったので、何かしなければならないと思った。


「あのJさん… 私が準備するものは?」


「うーん…お前はあそこのDの下作業でも手伝ってくれ。 あれもすることが多いから」


MはJの言うとおりDのところへ行った。 Dは、あらかじめ準備した赤い血液で何かを床に描いていた。


「Dさん、私が手伝うことはないですか?」


「あ、よかった! これを見て、同じように描けばいい。」


Dが渡した紙には、大きな円に変な文様がいっぱい刻まれていた。 Dはすでにその紙を覚えたのか、数十個の円がDの周りに描かれていた。


「全部でいくつ描いてるんですか?」


「あ、大体100個くらいかな。 多ければ多いほどいいだろう。」


「これが天使を呼ぶのに必要なんですか? 悪魔とかそういうの歌うとき使うんじゃないですか??」


「私たちを無視するのね。 こんな空しく簡単な模様は、私たちよりもっと馬鹿な天使を呼ぶ時に使うんだ。」


「私たち···?」


「あ、あそこを満たしてない。 少年!少年も急いで描いて。」


誰が見ても言葉を避けたように見えたが、Mはひとまず気にしないことにし、Dを助けて作業を続けた。 そうして数十分ほど経った。


「少年、これからは休め' 残りは私がやるよ。」


Dは一生懸命、紙に沿って描くMに向かって話した。


「休むと言っても···。」


Mは、自分の置かれている状況について、未だに実感できていないのか、Dをじっと見つめていた。


「少年。少年はどうせ僕の話を逆らうことはできないだろう?」


Dは自分の右手を指してMに言った

Mに変な契約を結んだことを知らせるのだった。

結局、Mは休憩を取る気分ではなかったが、Dの言葉に逆らうと、自分の右手にあるこの模様がどうするか分からなかったので、休憩することに決めた。

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