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「だから.. 壁に変な音がして そこを見てこちらを分かったと..?」
黒いスーツを着たJは、Mの言葉を整理しながら話した。
Mは前にいる人々に自分の話を全部打ち明けた。 自分が来たきっかけでここを探し出した方法まで。
「W、僕が言ったよ。 その装置は古すぎるって。」
「黙れ D、僕は運転士でも助手でもないよ 私が装置が古かったのかどうやって分かるんだ。」
「僕が言ったじゃん。 いつも古すぎるから場所を移そう。 君がいつも古ぼけたここだけにいると意地を張るからこんな人間が攻め込んでくるじゃないか!」
「私だって、こんな人間が攻めてくるのを 警戒しなかったと思うの?。」
「そう?じゃあ、この結果は何? まさか君の頭脳もここまで古くなったのか。 それなら僕も理解するよ そんな古くさい頭脳で警戒するからこうなるんだよ。 どうりで君がこんな所に固執する理由がすべてあったね。 古いもの同士がよく似合うね。」
「言いたいこと全部言ったの? D。 それではお前は古い頭脳を持った私に一度殴られて死にたいのか?」
Wという女性とDという男性は、前に立っているMを依然として無視し、自分たちだけの言い争いを高めていた。
MはそんなWとDより先に自分の後ろに立っているJという女性の表情がますます悪くなることに気がついた。 WとDの二人の争いが終わりに近づいた時、急にJはそんな二人の間にMを投げた。
Mは突然彼女に首筋をつかまれたまま投げつけられ、速いスピードで飛ばされた。 そして、あっという間に壁にぶつかった。
「黙れ。二人とも。 いつまで喧嘩ばかりするつもりか。 一度話す時に聞き取れる! この人間をどうするのかそれを言えと言った。 いつ二人で喧嘩しろと言ったのか!」
WとDはJの言葉にすぐ言い争いを止めた。
「その人間は もう 死んでないのかな。。?」
「黙れ!D。お前は、あの人間の治療をしなさい 私たちはそれまでにどうあの人間を処理するか考えるから。」
Mは気がついた。 トラックにひかれたような痛みが全身を包んだが、彼は急いでここがどこなのか把握しなければならなかった。 あたりを見回したときには何もなかった。 遠くに見える扉の隙間から光が差し込んできただけ。
彼は注意して足音が聞こえないようドアに向かって歩いた. ドアに近づくほど、会話の音が聞こえてきた。
「あの人間を殺そうって。 どうせ私たちの正体がばれたらおしまいだ。 やらせてくれよ。僕が一瞬にして殺してやるから。」
「うん…私は反対。 そのままあの人間を僕達の下に置いたらどう? 契約は私が専門だから。」
「どうしよう。。。人間は俺一つで十分なのに。。。」
Mに存在するWという女性の第一印象はきれいな女性だったが、会話を聞いた後の印象は彼女の髪の毛のように真っ赤な殺人鬼に生まれ変わった。
Dという男性は"怪しい男性"から"より怪しい男性"に変わり、Jという女性の姿は初めて目にしたが、彼らのうち最も上の存在であることを感じた。
Mは静かにドアから引き下がった。
彼はゆっくりと一歩後退し、壁面に辿り着いた. 彼はこの壁には扉があると確信して動いた. 早く彼等から離れようと思って手をあちこち動かしたが、壁というにはあまりにも冷たかった。
その瞬間、冷たくて堅い何かがMの手を纏った。 Mは驚いて思わず大声を上げた。
「ああああああ」
その瞬間、後ろにあったドアは開け放たれ、Mはドアの向こうから入ってくる光を通じて、自分の両目で手を纏った存在を見ることができた。自分の手を巻き付けたのは他でもなく翼だった。
大きく巨大な羽が巻き添えられていた. 最初は手だけだったが、徐々に範囲を広げ、いつの間にか体の半分ぐらいは羽につかまっていた。
部屋から出たDは急いでMに向かって走って行った。
「何?これ。」
Dは急いでMを捕まえようとしたが、彼の手は弾き飛ばされるだけで、Mに触れることは起きなかった。
「J、あのままにしておけば そのまま死にそう" ほったらかしておこう。」
「W 何言ってるんだ! J これ消してもいいの? 消してしまう!」
「Dちょっと待って。。。」
DはJの返事を待たずにMの身を包み始めた翼を燃やした。 Mの目には急に火事が起こったように見えた。 何もない空間で、Dという男性が火を呼び出した姿を目にしたMは、翼が自分を巻きつけた時よりも驚いてしまった。
「なんだよ!!いったいそれは。」
Mの指すところには、不思議なものがDの肩に存在した。 骨というにはもっとぼやけて見えたが、それでも自分の目に見える幻想というにはMの精神はあまりにもはっきりしていた。
「だから僕がほっといてって言ったのに。。。」
「黙れW。この少年が死ぬところだった。」
「よしよし、よくできました。 少年の命を救ったのは1万回誉めます。 でもJはどうするの?'
「あ。。。」