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建物の中には一人の女性がいた。 何かに夢中になってJとMが入ってくることに気づかなかったようだった。 Jはそんな女性に向かって、自分の持っていたカバンを投げつけた。 あっという間の出来事なので、MはいよいよJが狂ったのではないかと思った。 しかし、かばんに当たったにもかかわらず、彼女の集中は乱れる隙が見えなかった。
何気ない彼女の姿は、Jがバッグを弱く投げるのではないかという疑問を持たせたが、投げられたバッグが粉々に割れた姿を見て、Jは弱く投げなかったことが分かった。
「はぁ…またあの状態か… 10分ぐらい待たないといけないね。」
Jは、集中していた女性を後にして、近くの椅子に荷物を投げつけて座った。
「あの…いったいあの方はどなたですか?」
「えっと…まずSって言ってるけど… まぁ…同僚じゃなくてちょっと情報上? そんな感じだと思えばいい。」
「情報って?天使の情報ですか?」
Mは天使の情報を売買する人がいるのが不思議に見えた。 Mが不思議でまた見つめようと背を向けた時、すでにSはMの目の前に来ていた。
彼女は身長がMであまり違わなかったが、成熟した外見と顔と腕のそれぞれ異なる傷は、彼女が技術者であることを証明していた。 Sは自分の職業上、温度が高い仕事を多く処理したため、服はほとんど薄い服を着ており、常に鉄や金属類と長く関わりのあった彼女は、体のあちこちに火傷だけでなく、鉄に似た匂いを嗅ぐことができた。
Mは突然近づいてきたSを見て驚いたが、彼女は驚いたMを無視したまま、いつの間にか座っているJの懐に飛び込んだ。
「天使たちの情報だけでなく、様々な情報を取り上げている。 J。いつ来たの? 来たら来たと言えよ。」
「あまりくっつくな。 気持ち悪いから。 そしてとっくに来てたんだ。 あなたが集中してるから、気づいてないんだ。」
Jの元で頬ずりするSの姿はMに若干の距離感を与えた。 すでにJはSを避けるほど彼女が自分に付くのを嫌っていたが、それが分かるかどうかSは彼女に張り付いていった。
「そうだったのかな? でもまぁ。 私たちの間にこの程度の距離は慣れているじゃないか。」
「くっつくな!!」
再び吹き飛ばされるS。 今度は壁にぶつかって床に寝そべるようになった。 壁は強力な速さにぶつかってか、へこむようになったが、Sはさりげなく再び席を立ち、Jを眺めた。
「ひどい... そんな強力なお前の力で人を吹き飛ばしたら平凡な人々なら皆死んでしまうんだ...」
「あの、大丈夫ですか?」
「お!そう、君は誰か?" まさかJの息子? それとも彼氏?」
Jに向けられた視線がMに向けられると、Sは彼を興味深く見つめ、彼女の目はMに無言の圧迫を与えた。
「死ね!!!」
「それじゃ何?!! 頭だけずっと殴らないで話しなさい!!」
Jは席から立ち上がり、いつのまにかSの横に立っていて、引き続き彼女の頭を殴打した。 他の人から見ると普通に悪戯しているように見えたが、Mが見つめるにはJの表情が思ったより悪く、彼女が頭を強く殴っていることが分かった。
「えっと、私はMと申します。 Jさんと一緒に天使を捕まえてます。」
「お?それなら新しい同業者か?」
「同業者じゃなくて… えさくらいでしょうか?」
「その位置は何だ… J お前も変な子をまた連れてきたんだね。 この前も変な子を連れてきたのに。」
「黙れ。あいつの話はやめて、これも売りに来た。」
Mはこの前という言葉に違和感を感じたが、Jがカバンから出すのを見て驚き、その考えを隠した。 自分が重く持ってきたかばんの中には、以前戦った天使の遺体が分離してあった。 どうやってかばんに入れたのか不思議なほど大きな切れ端だったが、Sはそれを見て楽しそうだった。




