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天使狩人  作者: 初心者 L
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2

Mは家に入れない状況になると、この間公園に捨てられていたソファーが思い出した。 公園に行って確認してみたら、ソファーはそのままあった。

ただ、ガムや尿のようなものがいっぱいで臭いがひどかったが、Mはやむを得ずそこに横たわることになった。 どぶの如き生活の始まりを感じた。


Mは漠然とした。 もう自分に残らないと思った。 彼はこうした状況をどうしたら抜け出すことができるかあれこれ悩んだ.

新しい家を求めるのに生じるお金、学校から彼に奪われるお金、世の中はMに時間が経つほど要求するお金が多くなった。

Mは、ソファーに横になって悩み、学校で密かに盗み聞きしていた同級生たちの対話を思い出した。


「それ聞いた?」


「何を?」


「うちの村の果てにある邸宅の事。」


「あ、あの邸宅?」


「そこに怪物が住んでいるって。 夜ごとに幽かに何かが泣く音が聞こえるそうだ。」


「怪物は何の怪物' そんなこと全部嘘なのは明らかだよ。 もし怪物がいてもどうして怪物がそこにいるの?」


「それがね。 怪物がその屋敷に大量の黄金たちを隠しておいたそうだ。 たまに私の村に金持ちが出ることがあるじゃない。 そういう人たちもみんな、 そこから黄金を抜き取ってきたんじゃないかな?」


「お前嫉妬してそうなのか?」


「君は最近インターネットも見てないの? Bインタビュー見てないの?」


「見たよ。でも、B、その人は何かがきっかけになって、村の外に出て成功したんだろ。インタビューでもそのように言っているし。」


「その何かが、その古い邸宅なんだ。 僕が思うに、Bの人はここでおびただしい量の宝物を手に入れたに違いない。」


「すべて嘘なのは明らかなのに.. 勉強でもして君もBみたいに成功する。」


「こんな田舎、早く出かける。」


「だから勉強でもしろ。」


Mは眠っているふりをして彼らの会話を聞いたが、最初はMも信じられなかった。 テレビでいつも出てくるCEOのB。彼がここ出身であることもすべて嘘だと思った。普段Mならそんなうわごとは信じなかっただろう。 しかし今、彼にはあまり時間がなかった。 Mは今よりさらに悪化する状況はないと思い、彼は悩まずにその邸宅に向かった。


しかし、今よりさらに悪化する状況があるということを彼は知らなかった。


「だれもいませんか.?」


Mは、風の音だけが聞こえる邸宅を、用心深く動かした。 彼は自分と同じ人々がたくさん訪れたのか、30分ほど見回したが、何も見つけ出したものは何もなかった.

そうして一階、二階を見渡したにもかかわらず、噂は噂であることをはっきりさせるらしく、Mの手に入ったものは何もなかった。


Mは邸宅を回って、最後の部屋だけを残した。 Mはこの部屋を見渡した後、これからはどう暮らしていくか悩みに沈んだまま、ドアを開けた。


Mがドアを開けた部屋の中には本棚がたくさんあった。本は1冊もなかったが、多くの本はまるで本棚の間に誰かが立っているかも知れないという恐怖心を呼び起こした。 しかし、Mは部屋の中で感じる恐怖心より、ここで何も得られないまま出て行かなければならないという絶望感がもっと大きかった。

彼はゆっくりと見回り始めた. そう見回したが、結局その部屋も何も出なかった。


そうあきらめて出ようとしたとき、後ろから変な音が聞こえてきた。 小さな音だったが、まるで歯車が動いたような音は、Mにもう一度部屋を見回させた。 物音がしたところにゆっくりと近づくと、そこには壁があった。


Mは壁に耳を傾けた。壁の向こうに、何かが動く音と中に広い場所があるのか、風の音が続いていた。 Mはこの壁の向こうに宝があるだろうという期待感から、壁にあちらこちらを触り始めた。

そして壁には不思議な隙間が存在することを発見した。 その隙に触れると壁は割れて開いた。

そこには果てしない階段があって、Mは帰る所もなかったので、その階段を下り始めた。


「それでいつまでここにいるつもりなの?」


「助手面助手らしく、情報でも探せ!」


「私がいつ助手だって。 ただ同業者だ。」


階段の先に差し掛かったころ、向こうから人々の話声が聞こえた。 女性と男性の争うような声はMにさらなる緊張感をもたらした。 誰もいない廃墟の果てに人が住んでいたとはそもそも人が正しいのかも疑われた。

Mは邸宅に怪物が住むという噂を思い出し、自分の知らない正体の怪物だという考えから、Mは再び帰ろうと急いで階段を上がろうとした。

しかしその瞬間、すでにMの後ろには誰かが立っていた。


「ゆっくり下りて。 ふりむかないで。」


Mは身の毛がよだつほど驚いたが、いま後ろにいる人の言葉を無視したら、もっと大変なことになりそうなので、仕方なく階段を下りた。

「なんだ、 あの人間は。」


「J。ちょっと止めてみろ。 助手ってやつがね。」


「だから助手じゃないぞ!」


Mが階段を降りきったときには、目の前には20代に見える男性と10代の姿に見える女性が争っていた。

男性は長い間片付けていなかったのか、ひげや髪がめちゃくちゃだったし、男性が着ていた服はMの服のように汚かった。

しかし、女は違った。 おかしなメイド服を着たまま、赤い髪は翻っていた。 まるで昔の邸宅に住んでいた主人のように優雅さを越えて美しく見えた。

Mの後ろに立っている女性は彼女の髪の色と同じ黒のスーツと靴を着用していて、外面だけでなく表情とすべてが暗いその女性はMには恐ろしく感じられた。


「みんな静かにして、こいつはどうするか考えよう」



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