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沈黙を続けるのが嫌だったのか、結局Dが先に切り出した。
「J.それでどうするの?」
「私に聞いているのか。 私の返事はいつもきっちりしている。 天使と関連のあるものはすべて殺すぞ。」
「お前はWじゃないじゃん。 Wは天使に係わるすべてのことが嫌いだがお前はひたすら金さえなれば構わないんじゃないの」
Dの言葉はJに的を射た。 実は、天使の翼を集めるのもすべてお金のためだった。 収支の打算が彼女にとって何より重要だったため、彼女は天使の翼を持ちたがっているのだ。
「J.少年を殺したって、お金も出ないんだから。 結局少年を利用して天使狩りをするのがいい。」
「実はお前が利用したいんじゃなくて?」
「どういうこと?」
「お前、その子を利用すれば 普通の天使でも話が通じると思っているんじゃないの?」
「....」
「何も言わないのを見ると、 正曲だね。 お前のような子も、あの中に憂鬱で閉じこんでいる子も、みんな同じだよ。一緒にいると気分が悪くなるゴミみたいなやつらだ。死んでしまえば」
そして、JはDに吸いかけのタバコを投げた。 タバコはそのままDの額をぶつけて溜まっていた水たまりに落ちてしまった。 雨は降り続いており、二人はその後何も言わなかった。
「じゃあ、こうしよう。 D.お前の言うとおりに少年を利用するけど、その子が天使の力を発揮したり、もっと多くの成長をする時に直ちに狩るのだ。 分かる?」
「分かった。」
「貴様もMを気遣う振りもほどほどにしろ。
感情もないずうずうしい奴のくせに親切ふりをしていると機嫌が悪くなるから。」
「バレたかな?」




