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「それじゃ、文様は? 文様はどこにあるの? 天使たちだけの文様!」
「D.今度はおまえが間違えた。」
「R!あんたまで?!」
「模様がある。」
Dはその言葉を聞いてしばらく考えを止めた。 自分が聞き間違えたと言うにはRの目つきは確かだった。 Dは、自分の目で見ないと信じられなかった。
「どこにあるの?文様が?」
「D.興奮しすぎた。 落ち着けよ。少年上着を脱いで後ろを振り向いてみろ。」
MはRの言葉が耳に入らなかった。 彼は、先が見えない闇の中に自分が潜んでいることに絶望しているだけだった。
Mが動く気がないと、仕方なく話を聞いていたJがMの服を脱がせて後ろを回らせた。 すると、Dの目にはっきり映った。 Mのもっている模様が 自分の目が勘違いしているのではないのか、一緒に見ていたWも驚いて悪口を言った。
「満足した?D?」
JはDにハッキリ見せてから、意識がほぼ半分飛んだMを下ろした。 Mはまだ独り言を続けていた
「お医者さん。じゃ、結局少年は天使なの…?」
Dは、自分の目で確実な証拠を見たために、少年を弁護する意志も自分が感じた親交も消え、やる気を失ってしまった。 少年に期待していた何かが彼の心の中では消えた.
「正確に言うと混血だってば.. 天使じゃなくて'
「とにかく天使の血は混ざってるんだね。」
「そうだな···しかも文様が出てきたからそっちの系列がもっと強そうだし···」
「D、これからどうするの? 殺そうか?」
「W.黙って静かにしろ。」
Dは悩みに陥った。 実は、Mが初めて邸宅に入って気絶した時、J、W、Dは話をした。 少年の身の振り方について。
Mに盗み聞きされて、きちんと終わらせることはできなかったが、最後に出た話の内容は、Mに対する責任はJとDが引き受けることを決めた。
結局、今JとDの意見がMを生かすか殺すかを決めるのである。 JはDの手を握って外へ引っ張って行った。
辺りが静かで闇に満ちた夜だ。 JとDが出た病院はそれほど大きくなかったものの、古びた外観のおかげで暗い夜と調和した。 周りには誰もいなかったが、Dは夜に寂しい気運と近くにある病院のため、死者の気運をより感じていた。 そして、自分の目の前でタバコを吸っているJが噴き出している殺気はこの気運を無視するには十分だった。
何も言わずにJはタバコ1箱をほとんど吸っていた。 彼女もたくさん悩んでいた。 今度取った天使がこの前取ったものに取って代わるにはあまりにも調子がよくなかった。 血がついたのも付いていたが、等級もあまりにも低かったからだ。 普通の天使の翼はそれほど高くないことを彼女は知ったため、多くの悩みに陥った。
天使の血を持っている少年を利用して、もう一度狩りをするか、それとも少年を殺してしまうか。 事実上、チームにスパイを入れるというように、リスクがあまりにも大きかった。




