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沈黙が続いた。 部屋の中には時計の針が動く音だけが聞こえた。 Dは数十回悩んでいた。 どうすればMが天使でないことを証明できるかと。
「それじゃ、文様は? 文様はどこにあるの? 天使たちだけの文様!」
Dは、Mが天使であることを否定し、自分が過去に働いた経験から、文様の記憶をやっと引き出した。
「天使たちはみんな模様があるじゃん。 今私たちが殺した天使だけでも額に模様があった。」
「そうかな? 私はよく見てないから分からないけど···」
「W···こういう時は一回でも同意したらダメなの? とにかく、天使はみんな自分が天使であることを証明する文様を持っていると。 その文様の大きさと顔立ちで等級を区分するんだよ。」
「そうね。お前の言うとおり、天使たちには文様があると仮定してみようよ。でも、この子は混血じゃねえか。 純粋天使じゃないって」
JはDの切羽詰った言葉にも前後の区分を問いただすように鋭い質問をDに投げかけた。 彼はJの質問に二の句が告げられなかった。 彼にはJの質問に応える根拠が存在しなかった。 自分が天使たちと働いていた時の記憶は、それがすべてだったからだ。 彼らが話し合っているとき、RはMに近づいた。
「少年、大丈夫か?」
Mはすみから嘔吐を続けていった 呼吸が困難になるほど嘔吐は続き、涙は前を隠し、鼻水は呼吸を塞いだ。
Mは否定し続けた。 これが夢であることを祈っていた。 自分の頭の中に残っている両親の温もりが嘘であることを悟りたくなかった。 これがすべて嘘であることをDが証明してくれることを願った。
しかし、そのような奇跡は起きなかった。 どぶの中で暮らしていたあの暗い家より、自分の現実のほうが暗くて臭かった。 DとJに天使の否定的な面を聞いてからは、天使に対して良くない考えを持つようになる過去の自分が恨めしかった。
Mは徐々に絶望のどん底に落ちていた。
Rは少年をただ眺めていた Rは罪悪感を持たなかった あくまでも推測に過ぎなかったからだ。 彼は自分の意見に確かさは存在しないことを知っていたが、周りの人はそれを確実と見る状況が理解できなかった。
たまたま自分の推測が真実になる場合もあったが、嘘になる場合が日常茶飯事だったため、今回もRは自分の言った言葉が嘘だとある程度考えていた。
しかし、Rの考えとは裏腹に、彼はMの体にある模様を見て、自分が今度は真実を含んでいたことを知った。
「いや...それで... 結局···」
「ねぇ、D.怒りを冷まして。」
「R、ごめん。病院内でうるさかったね。」
RはDをじっと見つめていた。 RはDが間違っていることを言わなければならなかった。 自分の推測が真実であることを明らかにせねばならなかった。 しかし、Dの情熱的な姿に自分も萎縮しそうだったが、Rは気にしなかった。
結局、他人事だったからだ。 彼は早く彼らがこの問題を解決し、平和な日常が戻ってくることを願っていた. そして、自分が吐き出す言葉は、結局この状況を解決する最も良い手段だった




