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「いずれにせよ、そろそろ終わりかな。」
Dのそれを聞いて、Mは天使の姿を見た
ノイズはほぼ姿を消し、醜い姿の巨人像だけが残っており、天使の背後から出てきた怪物はいつの間にかみんな倒れ、床に死んでいた。 何もなかった空き地はいつの間にかWとJが殺した怪物の血で覆われており、彼らもそろそろ締めくくりが見えたのか、天使に向かって歩いていった。
いつのまにかあの巨体の存在に感じた威圧感が消えた。 最初に感じたあの輝かしい姿はとっくの昔に消えた。 ただ巨大な建物だった。 その巨大な天使は、WとJに恐怖を感じたのか、逃げようと翼を広げた。
「どこに逃げるつもりか!!」
しかし、Wはそんな天使を逃がせるはずがなかった。 空中に跳躍し、自分の右手で天使の羽を切り捨てた。 大量の血が空にまかれた. まるで赤色の雨のようだった。 翼から吹き出る血は、MとDがあるところまで吹き出した。 その噴き出した血は真っ白な翼を真っ赤に染めた。
「W.そうやって切ったら希少価値が消えるじゃん! キレイにカットしなきゃ!」
JはそんなWの行動が気に入らないのか怒った。
「いや、あいつが逃げようとしたミスだよ。 なんで僕のせいにするんだ。」
「畜生···この翼を見て。 血に濡れちゃったじゃん。 高く売るわけにもいかないと!」
「ちょっと···。 この翼を見て、血で濡れたじゃん。 高く売るわけにもいかないと!」
「金にだけ捕らわれた死者のようなやつ... 一生そうお金にだけ浸っていろ」
「何と言ったの?」
WとJはすでに勝利を祝っているのか、羽の切れた天使を前にして互いに口論した。 天使はそんな言い争いを見つめ、目の前にいる彼らが怪物のように見えた. 天使は初めて恐怖を感じていた。
WとJが口論を続けたころ、遠くにいたDがMを率いて近づいてきた。
「おい!お嬢さんたち、もう終わったんですか?」
「なぜお嬢さんと呼んでいるのか。 普段はお世辞で呼ぶくせに?」
「お疲れ様でしたから、 こうやって言うんです。」
「D...お前...!!」
Dは、Jがなぜあんなに怒ったのか、一瞬、理解できなかったが、たった今、自分の言ったことを彼女に殴り飛ばされて思い付いた。
「一発で終わったのを幸いと思え」
「とにかくD そろそろ解体したらどう?」
Wは飛ばされたDを嘲笑しながら、自分のすべきことを尽くしたとDの仕事を遂行するように促した。 Dは女性2人に催促され、やむを得ず席を立ち、天使を眺めた。
「あ、ダメ。 まだ生きているじゃないか。 生きていたらあがきがひどいって。 早く息の根をとめて。 翼を切ったから逃げる気力もないね。」
「あいつの大げさは···。」
「わかった。私が殺そう。」
Wが再び手を異形の形に変えて天使の首を切ろうと歩いた瞬間。 天使は不思議な声で泣き叫び始めた。 まるでサイレンのような音は、周りにいる3人の耳を響かせるには十分で、Dのような場合にはうるさくて耳を塞いだ。
「何のあがきなの? うるさくてたまらない! W!早く殺せ!」
「もうそろそろ死ね!!」
Wはそのまま天使の首に向かって突進し、天使の首には大きな穴ができた。 そして死んだのか、その騒々しい泣き声は止まった。
「うるさかった。 今の声は一体何だっけ?」
Dはやっと耳から手を引いて言った。
「知らない、死んでいく天使の足掻きだろう。 翼まで切れてるのに、もがく天使は初めてだね。 どれくらい臆病なんだ?」
Jはタバコに再び火をつけながら話した。
「イェイ!今回も私が勝った!」
Wは、そのような騒然さを感じなかったのか、手にVを持って叫んだ。
「あの馬鹿は古い脳に無知な知識なのかな… そんな騷音は馬鹿には聞こえない騷音なのかな.. ところで少年。おつかれさま···?」
DはWを見てため息をつき、少年に話しかけたが、Mの様子はおかしかった。 Mは苦痛にもがいていた。彼は天使の放つ騒音を聞いて心臓が熱くなり、間もなく倒れた。彼は途方もない量の苦痛がMの心臓を包み込み、大声を上げながら苦しみを吐き出した。
「何だ···少年どうしたんだ? しっかりしろ!」
「なんだ、人間にだけ通じるんだった?」
「そんな事だったら私も苦しんだろう。 一体何だろう。 その音は?」
「少年!少年!」




