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「人間ですって…?あれが…?」
Dが言い損なったのだと思ったMはDに確認上、聞いてみた。 Mの目の前に見える光景で、Jは天使に出てくる虫たちを足で踏みつけ、手で彼らを切り裂いていた。
全身に虫たちの血痕で覆われた彼女の姿は到底自分と同じ人間だとは感じなかった。
「そうだ。それも100%人間だよ。 どうしてあんな力を持っているのかと私に聞くな少年。 私も知らないから。」
「あれが...人間ですって」
MはDの説明を聞いたにもかかわらず、現実を否定したかった。 目の前に見える光景に映る女性2人の正体を聞いたにもかかわらず、信じられなかった。 Wに対する説明には恐れ、Jに対する説明は信じられなかった。
「じゃあDさんは? Dさんも平凡な人ですか。」
Dは少年の言葉に戸惑ったのか、ただ咳払いを繰り返した。
「えっと…私ね…? わたしはまあ、人間じゃなくて、 だからって、あの2人と同じわけじゃないし 強いて言えば… 悪魔かな?」
「悪魔ですか?」
Mには"悪魔"という名称は慣れていたが、実際にDを眺めたら平凡な人間に他ならなかった。
「うん悪魔!まぁ… 人間たちの魂を奪い、取り引きをする、そんな噂が混ざっているのがまさに私だ。 邪悪で悪い存在!分かるよね少年?」
「じゃあ...そんな邪悪な悪魔が一体ここで何してるんですか? Dさんも人間じゃなければ、あそこへ参戦しなければいいんじゃないですか。?」
沈黙が続いた。
「私も、、、まぁ参加はできないんじゃないよね、、? でも私の専門分野はあっちのタイプじゃない。 私は強いて言えば...」
Dの言葉が終わる前に、遠くから虫たちが走ってきた。 Jが吹き飛ばされたすきをねらって、一部は逃げたのだった。 虫はMとDがある方向に向かって正確に走ってきたし、距離はあまり残っていない。
「Dさん、あいつらが きています!!」
MはDに緊急さを知らせたが、Dは引き続き自分の役割について悩んでいた。
「あえて言えば···。」
「Dさん!!!」
それらはあっという間に近づき、いつの間にか目の前に見えるほど近づいてきた。 近くで見たら虫たちはもっと変だ。 片方の顔の面には天使の穏やかな顔があるが、もう片方の顔は鬼の仮面をかぶっていた。 Mは虫たちに恐怖を感じた。 虫の手に持つ槍は鋭く見えた。
MはDが悪魔だと聞いた時には自分を守ってくれるという安心があったが、その考えは間違っていたと後悔するようになった。 虫たちの長い窓の刃がMを指して彼を刺そうとした時、彼は"もう死ぬのか"と思って両目を瞬き、Dはいよいよ自分の役が思い浮かんだのか拍手を送った。
「そうだ。強いて言えば援護担当だ!」
Mはまだ自分が死んでいないことに不思議を感じて、またもや目を白黒させた
天使たちの攻撃は不思議な壁によって遮断され、DはそんなMを見て笑っていた。
「少年びびった?」
その瞬間、Mはこの男性が悪魔であるに違いないと思った。 Dはそんな少年を見ながら笑い続けた。
「少年、 心配するな. 私がどうしてこんな場所に来たのか。
結局、ここに防御幕が設置されているので、ここまで走ってきたのだと。 何も考えずに走るんじゃなかったって!」
Mはおびただしく恥じらいで、自分の目の前で嘲笑しながら説明しているDに対する怒りがわいた。
「もう一度言うなら、私の専門分野はこんなものさ。 少年に向けた敵の攻撃を防ぐ! 他人には私たちが戦う姿を見せないように壁を生成する、文字通り援護なのよ。 その他にも文様の設置や取り外しなどすることが多い!」
MはDの説明を聞いて、事実上雑用をしている仕事人ではないかという気がしたが、誇らしげに自分の役割を説明するDの姿を見て、その考えは話さないことにした。




