鐘楼の上の星
愛する人にさよならも言えずに、あなたは大切な人の側を離れた
愛する人にありがとうも言えずに、あなたはこの世界から去っていった
そんなあなたのいる星を探して、私は今日も手を合わせる
そんなあなたのいる星を探して、私は今日も目を閉じて祈る
あの日雨のように降った星空の中にあなたがいると信じて
あの日雨のように降った星空の中にあなたが眠っていると信じて
いつか星たちが輝いて、この夜空を明るく照らして
"だいじょうぶだから、私を忘れないで"
あなたの叫びが、祈りが、私のもとに届く日には
そんな夜に私は、こう言うだろう
"だいじょうぶだよ、覚えているよ"
その街を見守る鐘楼から、高らかに鐘の音が響くその日には
夜空の星達は月よりも輝くだろう