表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/6

プロローグ

 黒い空に荒れた大地。

 風が黒百合の花を舞い上がらせる。


 黒百合の花言葉を知っているだろうか?意味は「呪い」「復讐」という意味だ。

 今の状況はある意味呪いなのかもしれない。

 ある意味復讐と言う意味で捉えられるかもしれない。


「あ”あ”あ”ーーー!!!」


狂気に叫ぶクラスメイト達の声。

恐怖に一色に染まった顔。


「――どうして、こんな事に」


理由なんてない。

意味なんて存在しない。

誰も分からない。

神様でも理解ができないだろう。


 僕は、ただ狂った友人達をこうして跪いてみていることしかできない。

僕に皆を止められるような力は無い。


――僕も狂ってしまうのだろうか?


恐い。嫌だ。

嫌だ、友達を酷い目に合わせたくない。

友達を失いたくない。


『なら、力を使えばいい。お前ならできるんじゃないか…?』


力…。僕の力…。

でも、自信が…。


『自信?お前はそんな奴だったけ?自信位が取り柄じゃなかったか?』


そんな事言われると心外だけど…君がそういうならそうなのかもね…。

君は僕の一番の親友だった()んだからね。


『そうだ!自信を持て!お前ならできる。頑張れよ』


そう、僕がやらなきゃいけない。

もう、彼はいないのだから。


この、状況を僕一人で変えなきゃいけないんだ。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ