ホットケーキ粉と炊飯器が合わされば最強に見えるって話
始動したエルの羽育成計画!
しかし初日から計画が破綻になりそうな事件がおこる、
バケツだばー、それは一言、言ってれば防げたの悲劇。
まだだらだら暮します。
至高羽の育成計画を始動‥‥しかしそれは初日から存亡の危機を迎えた。
「う゛わ゛ぁぁぁぁぁん゛ ヨ゛シ゛さ゛ん゛わ゛た゛し゛の゛ぷ゛り゛ん゛が゛ぁぁ‥‥」
大皿から溢れ散乱した大量のプリン、エルはこの惨劇を前に、
その傍ら絶望に満ちた目で慟哭の叫びを上げる。
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自分で作ったゼリーを食べ至福の中のベル、羽のモフ艶があがる事を知った
ヨシは至高羽の育成計画を始動を決意した。
次の日にバケツプリンを作ろうと約束すると、メスの顔(羽ピコ)をするエルを
見て、明日はいい日になりそうだなと、怪しい笑顔を含み布団へと潜り込んだ。
ククク‥‥バケツプリンでとろ顔(羽ピコピコ)にしてやるぜ‥‥!
そして迎えた次の日、突然の衝撃で目を覚ました。
「げふぁ! ぐえぇっ」
「ヨシさん! いつまで寝てるんですか! バケツプリン!早くバケツプリン作りましょうよ!」
衝撃と程よい重(処罰対象)‥‥羽の如く軽さ、で強制的に覚醒させられたヨシ、
エルはヨシの腹の上に跨り、見る人が見ると後光が指してるような笑顔と
羽をパタパタ風を送ってくるエルが居た。
思わず(羽を)抱きしめ撫で回したい衝動を必死に我慢しつつ、
エルの脇に両手を入れ上から退かせる。
そのとき少しパタる羽が触れ危うく怪しく手を動かしてしまうところだった。
「おはようエル、そんなに楽しみだったのか」
「もちろんです! バケツプリン‥‥なんという神語! それを私の手で形にできるとか
待てるはずがありません‥‥!」
もう我慢できない、もじもじし始めるエルを見ながらヨシは、
クク‥‥もう待つのが限界か好き者め!
と思いながら、昨日用意した子供バケツと材料を取り出し、同じく用意していた、
くまちゃんアップケエプロンをエルにつけさせる。
「さて、エルくん、バケツプリンを作るわけだがプルプルと
ぷっつんぷりん風どっちがいい?」
「ぷるぷるがいいです!とろけるプルプルプリンこそ至高です!」
「OK じゃあとろとろプルプルで作るか」
「うん! ぷっりーん♪ ぷるぷる♪ ぷりんぷりーん♪」
本当ただの幼女だな羽はもう隠すことなく、忙しなくパタらせ楽しみで仕方ない
そんな様子がありありとここまで伝わってくると、もうこっちまで嬉しくなる。
二人ならんで歌いながら作ってる姿は微笑ましい父娘の様であるが、
ヨシは童帝、年の離れた兄妹といってあげてくれ。
途中カラメルソースを作るエルが、甘い臭いと完成するバケツプリンを思い、
涎混入、焦がしすぎ事故が発生するとこだったがなんとか事なきをえた。
バケツに流し込むときなんてもう 見て!見て!って感じで笑顔を向けてきた、
普通の人ならもうロリコニア入植不可避だったろう。 しかし、ヨシは(r
そんなエルの羽を見つつも自分様にと別の容器に余りとレモン汁、
ラム酒を加えて一緒に冷蔵庫に入れる。
「ぷ~りん♪ ぷ~りん♪ ば~けつぷ~りん♪」
「そんなに楽しみか 朝ごはんなにたべる? パンとホットケーキどっちがいい?」
「ホットケーキ! ふわふわもこもこのホットケーキがいい!」
「ほいほい なにトッピングする? 目玉焼? ベーコン? それともハチミツ?
バニラアイス?」
ホットケーキも食べれると目をさらにキラキラさせ、こっちのエプロンを
クイックイッと引っ張る幼女、愛いやつよのぅ‥‥、
そしてトッピングを聞くとしばらく悩んだあと、
「アイスとメイプルシロップ!」
そんな欲張りトッピングに苦笑しながらスーパーココドコページで、
レンタルホットプレートとメイプルシロップを注文する。
届いたホットプレートをエルが準備しているうちに少し多めにホッケーキ粉を
ボールに入れ、硬めの生地にし、炊飯器に少し入れ、チーズ、タマネギ、
ベーコンを入れたあとまたホットケーキ生地を入れて、早炊きスイッチを押す。
「ヨシさんご飯炊くんですか?」
「ああ 惣菜パン作ってるんだよ 昼にでも食べような~」
「ホットケーキの生地で作るんですか?」
「ああ ホットケーキ粉はケーキでもパンでもクッキーでも何でも作れるんだぜ!」
そうなのかーと、興味ない風に言いつつも羽がパタついてるのを見逃さない、
ケーキとクッキーも食べたいのだろう、 ククッ‥‥明日にでも作ってやるかな!
明日の羽育計画を立てながらもホットケーキの生地を薄め通常のゆるさにし、
こんなもんかなーと思いつつフライ返しと皿を取り出し持って、
ちゃぶ台前で早く早くという顔したエルの元へ行き座る。
「ふわふわ! ふわふわで!」
念を押すエルにわかってるってと軽く笑って返事をし、
あったまったプレートに薄くひき伸ばし、少し待った後追加で生地を少量かけ、
裏返し蓋をする。
何で追加で生地かけるの? 蓋するの? と質問するエルに理由を答え、
透明な蓋の中膨らんでいくホットケーキをみて もっこもこー♪
と呟くエルにアイスと卵とマヨネーズを取って来て貰い、
その間に焼けたホットケーキを皿に取り上げエルの前に置く。
さぁ好きにおあがりよ! と差し出し、ヨシは自分用の目玉焼と
追加のホットケーキを作りを再開する。
目玉焼きを半熟サニーサイドアップにして皿に寄せ2枚ほどの
ホットケーキを焼き上げ食べた始めた時、私もホットケーキやいてあげる!
と、言うのでボールを渡す、どうやらエルも自分でもこもこホットケーキを作りたくなったらしい。
そして子供のようにはしゃぎながらどこまで厚みを出せるかと作った、
ホットケーキの様な物ができこっちに回して来たので、問答無用で
エルに無理やり全部食わせた。 食べ物で遊びイクナイ!
もう食えないと言うエルの前でもう少なくなったホットケーキ生地で焼き分け、
動物を何個か描いて、焼き上げ、ヤメローシニタクナーイシニタクナーイ!
といいつつナイフを入れ食べてやると微妙な顔をされた。
このネタは受けなかったようだ。
そんな馬鹿なことをしたりして食べ終わったあと、ぼへ~と二人して
異世界テレビを見てると、ふと昨日魔物使いの事を聞こうとしたのを思い出し、
幸せそうな顔した大の字で横になってるエルに聞いてみた。
教えて!エルてんてー!
「魔物使い、テイマーはですね~ 殆んどがまず生まれたての魔物と幼少期から
暮らし育つことで仲魔になるのと、戦い力で屈服させることで仲魔にする、
という2パターンがあります、どちらも仲魔にしたとき特別な魔法により、
眷族化することで使い魔として扱われ街や人里に連れて行くことを許されます。」
寝転んだまま説明し始めたので座りなさいというと、軽く頬を膨らませたあと
ちゃぶ台上に腕を立てて組むと組んだ手で口元を隠しつつ話を続けた。
「眷族化すると簡単な意思疎通と使い魔のステータスを見れる様になり、
使い魔が成長するとき多少方向性を決めたりすることができる様になったり、
多種多様な能力や特性を持った魔物を使い魔にすることができます。」
「へぇ結構便利そうなのになんで少ないんだ? 世界魔道書にも載ってなかったし」
「あ~それはですね、テイマー自体がほぼ先天性の能力だったり、眷族化のための
魔法が特別な魔力流れに耐えれる適正が必要だったり、魔法がこめられた魔具は
あるのですが使い捨ててで結構な値段してたり、 一番の理由は維持ですかね、
魔物たちは皆食べたがる物が違いますし、大型種になると量も莫大ですからね、
泊まる所も限られたりしますから。」
たしかにとそう言われればそうかと頷いたところ、
エルは あっ と思い出したかのような仕草のあと、
「あと魔法技術が上がって召喚師サモナーが出てきて似たようなことができるので
更にテイマーが減っちゃったんですよ、サモナーは力で屈服させたあとに
自分の魔力を媒介にして魔術印を魔物に刻むだけでお手軽にできて、
あとは必要なときに呼び出し、その時その時で餌や魔力とか対価を渡すだけで
費用対効果が凄くいいんですよ、呼び出し送り返すだけなので普段場所も食費も
掛かりませんからね」
「ふ~む、普段から傍に居るからいいと思うんだけどなぁ、まぁ人それぞれか。」
「まぁ、普通は幼少期から育てるにしても裕福じゃないと維持できませんからね、
冒険者でいくら戦力になるからといっても維持できるだけの稼ぎがある時はもう
固定の仲間が居たりするでしょうし、途中から魔物の力を借りるなら要所要所で
呼べて使いやすいサモナーのほうが需要高くなるのは当然ですかね~、
必要なのは即時戦力だけですからね」
使い捨てみたいでいやだなぁとか考えていると、顔に出てたのかエルが少し悲しそうな顔しながら、あちらの世界はヨシさん達の世界と違い日々戦いで生きることに必死ですからね仕方ないんですよ。
と冷蔵庫を見ながら言った。
冷蔵庫を見てなければ心に響いたかもしれない、とりあえずそんなに早くは
固まらないぞと言って置いた。
そんなこんなでホットケーキ作り始めた時から一時間ほど経ったとき、
炊飯器が炊き上がりをお知らせをするのと空間に
((リィィン))
と鈴の音が響くのはほぼ同時だった。
鈴の音を聞いた瞬間ちゃぶ台で だらぁ としてたエルは
ピン!と立ち上がりお仕事の時間です!
と言ったので炊飯器で作った惣菜パンを1/4パックに入れて、
昼ごはんな~食べるときあっためてたべな~ と持たせ、
夜ご飯はシチューにすると行って送り出した。
エルを送り出したあとヨシはゴロゴロしながら異世界テレビを見たり、
なにか気になったことを世界魔道書で調べたり、昼寝したりして過ごした。
昼寝から起きシチューをぐつぐつ混ぜていると ただいまー
とエルが帰ってきたので、おかえりー シチューパンとご飯どっちがいい?
と聞くと、ん~ヨシさんと一緒でいい~と返ってきたので皿にご飯を盛り、
シチューをかけてエルが座るちゃぶ台へと運んだ。
余り知られてないが、シチューというのは具材を汁やソースで煮込んだものを
指し、海外などだと付け合せにご飯を頼まないとシチュー単体を啜ることになる、
まぁ日本でのシチューは元々ご飯に合う様に、クリームシチューとして改良して
いるらしく海外のとはかなり違うらしい。
今日なんとなくシチュー煮てる時調べてしった!
どや顔で説明しようとしたら席についた時点でエルに説明されて
ちょっと凹んだ、どや顔しやがって‥‥!でも羽がパタってたから許す。
そして今回のシチューは玉葱マシマシの牛乳とチーズマシマシ!
カロリー? ナニソレ仕様である‥‥んまい!
「そういえば今日はどんな仕事だったんだ?」
「他のニー救プログラムの方を送り出して来ました~」
と、頬膨らませながらもきゅってたので、見て見ぬふりをしつつ、
なんとなくそいつらともあっちで会うのかなって聞くと、
どうもニー級プログラム先は複数あるらしくまず会うことなく、
今回は別世界に旅立ったとのことだった。
そんなことを話しながらシチューを食べ終わり異世界テレビを見ていると、
エルがそわそわもじもじしだした、とりあえずほっぺのシチューを拭いてやり、
わかっているがちらちらと冷蔵庫を見るエルに、
「どうした?」 と聞いてやった。
「そろそろデザートたべたいな~て、ばけちゅプリンできた?」
と噛みつつ皿を洗っていたヨシのほうを見てくるので、どうかな~と返しつつ
大皿と大きめスプーンを二つを出し、手招きして冷蔵庫からバケツプリンを出し
持たせてやった。
バケツプリンを抱えたエルは二、三度ぷるぷると揺らしたあと、
もう我慢できない!食べていい!?
と潤んだ目で見てきたのでスプーンですくうと、餌を待つひな鳥口を開けるので
口元に運んでやると、ぱくんっと咥え、うまひぃと頬を綻ばせた、
プリンを口いっぱい頬張る喜びを知りやがって!!
まだほしいと口をパクパクさせるエルを放置してちゃぶ台にすわり早く座れと
手招きして座らせ、バケツプリンから大皿に1/3ほど移して目の前に置いてやる、
もう羽はずーとパタパタしっぱなしだ。
しばらく一緒に食べていたが、流石にこの年でずっと甘ったるいプリンは、
ちときついので口直しに別に自分用に作っておいたレモンプリンを取りに行くと
突然 どぽんっべちゃっびちゃっという音が響いた。
音が鳴ったほうを向くとバケツプリンを大皿にぷっちんしようとしたのか
逆さまにしたポーズで、時が止まり、その下には大皿から崩れたプリンが
ちゃぶ台に散乱している光景が目に入った。
「う゛わ゛ぁぁぁぁぁん゛ ヨ゛シ゛さ゛ん゛わ゛た゛し゛の゛ぷ゛り゛ん゛が゛ぁぁ‥‥。」
もうこの世の終わり、崖下へ恋人が落ちていった場面が浮かぶくらい
悲痛に満ちた声で泣き、その悲しみに比例するかのように背中の羽が先っぽの方が
うっすら黒く点滅していた。
「あ~。すまん言うの忘れてた、バケツプリンちゃんとプッチンできるようにすると硬くなるから今日のはかなりゆるくてプッチンできるように作ってなかったんだ、すまん。」
「そ゛ん゛な゛ぁ、、さ゛き゛に゛い゛っとい゛て゛く゛ださ゛い゛よ゛ぉぉ。」
「ああ、、もう本当すまんって、とりあえず無事なプリンよけてくれ掃除するから。」
「あ゛い゛ぃ、」
結局1/3ほどのバケツプリンを片付けて残りを泣きながらも食べると笑い、
そして泣き、もきゅもきゅ食べ終え、片付けたバケツプリンの入ったバケツを
チラチラ見始めたので無言でバケツを持ちゴミ箱に捨てた。
後ろから 「あああ、、、、」と悲痛な声がしていたが聞かなかったことしたが
ゴミ箱を見つめていたので、仕方ないと自分用のレモンプリンをエルの前に置き、
これは?食べていいの? と上目遣いで見てくるので、
「今日はこれで我慢しろ、またいつでもなんか作ってやるから・・な?」
と、頭をポンポンなでて食べろと促がすと、すぐさまぱく付き、大人の味!
とすぐ笑顔になり羽の艶も白さも直りやがった。
まったく仕方のないやつだと思いながらも、また作ってやるかとエルが笑顔で
レモンプリンをぱく付くのを見ながら今度はなに作ってやろうと考えながら、
その日は寝ることにした。
そして次の日から またいつでもなんか作ってやる を毎日いつでも作ると
解釈したエルに毎日朝昼晩、朝10時、昼3時、夜食後のデザートとご飯を作るのが日課になった。
かなり、結構、後悔したが、日に日に羽と肌艶がよくなるエルを見ていると、
まぁこんな生活も良いか‥‥とおもわずにはいられないヨシであった。
なんか書いてて、こいつもうリア充してね? 輪廻に返っても良いんじゃないかと思いました。
ホットケーキ粉は本当色々できて便利です!私は常に1袋ストックするくらい重宝しております!
炊飯器に入れるだけでアップルケーキやベークドチーズケーキっぽいのにも
惣菜パンっぽいのも色々作れますよね
しかし最近本当暑い、椅子や布団がすぐ汗でくっついていや感触してやばいれす。
であ皆さま水分補給と熱中症にお気をつけてくだち。 ノシ
初投稿、初執筆作品です!思いついたことを何とか文章にしてみようと書いてます!
初めてでハードル高いと思いますが簡単なオムニバス形式で転生したほうも連載目指してみようと思ってます。
暇つぶしぐらいの気持ちで生暖かい目で流し見てくださるとうれしいです!
誤字脱字等あったら教えてください
異世界に行った(転生した)ニートのお話 ~明日もきっと働くでしょう~
http://ncode.syosetu.com/n8551eb/
こちらも良かったら読んでみてください(/ω\)
どっちから入っても読めるようにもうしばらく似たような内容になる予定です!
ご意見感想お待ちしております!