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プロローグ2 色々な説明とかを纏めた忙しい人版って話 2~4話まとめ

 こちらは長い説明回をぎゅっと纏めた話になります。

説明回を呼んでくれた方はもしよかったらついでに読んでみてくださな、

 それか総集編なのでこっへスキップしてくだち

http://ncode.syosetu.com/n8457eb/6/

 プロローグから直接飛んできてこちらを読みもっと詳しく知りたい方は説明回か後々追加するまとめも読んでみてくださると喜びます~


 これにてプロローグはおしまいです、

次からはこちらは抜けきらないニート魂、幼女に養ってもらう30歳と幼女の

ニート暮らしが少し続き、その後やっと異世界転移の冒険へと移行する予定です。


今後ともよろしくお願いします


「遅れてごめんなさい!そして! おめでとうございます! あなた方お二人は

ニート救済プログラムに選ばれました!」


 いつから在ったのか 白い空間に現れたドアそこから飛び出てきた

白いふりふり幼女は羽をはためかせながらこう続けた。


「このたびお二人のニート救済プログラムの担当になりました!女神のエルです!

よろしくです!」


 それが俺達ニート二人と女神エルの初めての出会いだった。


 それから、突然のことで呆けてる俺達に無視されたと勘違いしたエルが半泣きに

なったり、羽の自慢をされたりしながら、ニート救済プログラムの説明をされた。


 ニート救済プログラムを簡単に言えばこうだ、貴方達は日々生きるだけの

リア充とは程遠い、生活だったので輪廻転生することに魂が耐えられず、

このままでは輪廻から外れた世界で社畜としての喜びを知って魂補完してから

輪廻に戻って貰うことになる。


 しかし、近年似たような非リア充が多すぎて社畜枠がパンパンだから

他の世界でリア充満喫して輪廻に戻って貰うプログラムを実施中、

異世界新生活特典でチートあげるから行ってみない? 今なら転生と転移選べるよ!

特典内容多少違うけどどっちも異世界エンジョイお約束します!ってことらしい。


 そんな説明を受けて30過ぎて無職ニートで人生軽く詰んでる俺と、

異世界ラノベ好きのまだ厨二燻ぶる20代のショウが飛びつかないわけが無かった。


 俺たち二人は魂や輪廻転生関連の説明を受ける中、エルに親の愛情を思い知り

もうちょっと頑張ってくれていたらなどお叱りを受けたが‥‥、

もうどうしようもない、来世会えたら親孝行しようと心に決めた。



 さて、少ししょんぼりしたが、しばらくしてエルが一冊の異世界特典が

載っているカタログ本を渡し特典内容の説明絵と続けた、異世界特典の内容はこうだ。

 

 転生者はスキルを5つと加護を1つ、転移者はスキル4つとアーティファクト2つと

加護を1つ選んで異世界新生活にいけるということ。


 数でいうと転移者の方がお得に見えるがスキル1個が「世界言語(翻訳機)」で潰れ

自身の初期スペックもスキルと加護でほぼ決まり、俺ツェェェ要素は貰った

アーティファクトに依存する形になり、さっくり楽しめ、


 逆に転生者は、アーティファクトは貰えないが好きに伸び白のあるスキルを選べ

幼少期からの少しずつ俺ツェェプレイをじっくり楽しめるということらしい。


 夢に見た俺ツェェ異世界生活できると喜んでるショウは、早速カタログを捲り始め

テンション高めに色々心の声が漏れていた。


 表紙に【ようこそ異世界へ! に~きゅう特典カタログ 2092年号】

と書かれていたが見なかったことにして、俺もカタログを開くとまず目次、

次に異世界特典に付与されるものの注意書きが長々と書かれていた。


 纏めるとこんな感じ。


【☆1 アーティファクトにについて】


  アーティファクトには自我を持つものがあり所持を拒否されたり能力を

解放して貰えない場合も多々在り、アーティファクトは基本ダンジョン宝箱に

ランダムドロップされる事がある。


【☆2 スキルについて】

 

 ステータスが十分で熟練度が溜まると大半が後天的に取得できるが、

成長促進系は生まれたときのみ、剣や魔法適正系は相性か称号・加護によって

付与され取得することができる。

 

 特典で得る場合は、


【転移者と転生者で条件が違い、転移者は上級まで枠1つ。最上級取得は

追加で1枠使い取得可能で転生者は中級まで1枠、上級取得するなら追加1枠、

複数の下級スキルが統合されてるスキル単一スキルより効果は低いが

1枠しか使わないのでオススメ】とのことだ。


 なお、転移者のスキル枠ほぼ確実に1つ潰すことになる世界言語はそのまま

異世界言語の翻訳するスキルなので無いと意思疎通できないとのこと

注意書きにもそれらしいことが書いていた、中には自力習得する猛者もいる

とかいないとか。



【☆3 称号・加護について】

 称号は何かを成し、成し遂げた時に付与される特殊称号、職業を選択時付与

職業称号に分かれており職業称号は十分な経験、所持者の適正が高まることで

より上位称号にクラスアップする。

 

 そして


【加護、神が与える称号を指し、この世界に生まれた時にもれなく

『献身と成長の神エルの加護』が付与され、その後自身の成長や職業など

状況によって他の神の加護に変わり、さらに上位の加護や複数の加護を取得し

合わさった時など加護がクラスアップすることもある】


 あとは称号は基本無くならないが、加護は人の道を大きく外れた場合消失し

以後よっぽどのことが無いと取得できない、よって暗殺者や狂戦士といった

職業称号をもっているが加護を消失してる場合、それはモノホンの暗殺者や、

狂戦士ということで要注意らしい。


 そこまで読んでエルに声をかけられちょっとビックっとしたが、

エルとショウが白い空間の一角で畳みちゃぶ台でどら焼き食べてたのを見た。


思わず二度見した。


 一人で離れて座ったままなのもあれなので近くに移動しようと立ち上がると、

ピキリと痛みが走った そう、主に腰に。。


 もう歳かなと自虐したが、その後まだまだ若いとショウにフォロー貰ったが、

寝る時とかふとした瞬間自分の臭いとは思えない臭いがたまにする、と、

ぼやくと露骨に話題が変わった、ありがたいがその優しさが心にきた。


 その後エルの横、ショウの正面に座ると転移転生どっちにする?

という話になった、ショウは異世界転生俺ツェェをしたいらしく転生一択。


 俺はほどほどに楽しみのんびりスローライフでも送るろうかと、とりあえず

転移を選ぶことにしたと話した。


 そんなことを話し合っているとエルが今までの他の転移転生者のことを教えてくれた。



「やっぱり皆さん似たようなこと考えてるんですね~ 

転生の方達はみなさんダンジョン制覇してやる!とか最強目指す!

あとは転生の方だけではありませんがハーレム作ってやるって方達がほとんどでしたよ」


 まぁみんな同じこと考えるよなって思っていると続くエルの言葉に少しビックリした。


「ふふ でも転移選んだみなさんは色々な生き方歩んでますよ~ 

たとえばある程度功績や名を上げた後特典のアーティファクトとかを国や神に献上

地位や大金を貰い余生をのんびり暮らす方や結婚して子供を育て、

特典のアーティファクトを家宝として継承して血を残す方などなど、

 一番凄かったのはその国の王に自分とアーティファクトをセットで売り込み

宰相、相談役、王子王女の教育係まで上り詰めた方もいましたね」


 どうやら元ニートでもアグレッシブでチャレンジャーな人も居たそうだ、

しかし晩年成り上がりストーリーをやり遂げた人も居るのか、すごいな‥‥。


 その後、


「へー でもせっかくの特典アーティファクト献上しちゃうなんて勿体無いですね。」


というぼやきに対して、


「そうでもないんですよ~ 神に献上するとですね、自分や生まれてくる子供に

スキルや加護を授かったり、専用の称号付与されるんですよ、

なので子供の為や、自分に箔付けやさらに地力を高めるために結構多いんですよ?

 国に献上するときも結局は神に献上されるんですが授かる対象が少し特殊で、

簡単に言うと国が豊かになるように加護が国そのものに授けられるんですよね」


 と続いた後、俺の失言でエルの思い出したくない過去のトラウマをぶち抜き、

エルがハイライトの消えた目になったり、変態という紳士の暴挙が発端になり、


この空間に居る間、互いの顔を認識できない認識阻害魔法がかけられる事になり、

それにより、転生者の転移者のアーティファクト強奪事件の再発防止の処置もかね

認識阻害魔法をかけることが義務付けられた話などを聞いた。


 その後、闇に飲まれた幼女を光の世界に戻す為、ニート二人で必死でワッショイし続け、


「ま、まぁ! アレ以来この空間に認識阻害かける事にしてますし!

まぁそれでも隠し切れない美しい羽に目がいくのは仕方ないってことですかねぇ?

ふひひ♪ 実を言うと神界名物羽の美しさを競う天翔コンテスト2位なんですよ!

むふー!」


 どや顔するまで回復したエル。二人は思った、この女神実はちょろいと確信する。 


 その後、エルが言ってた国への加護について改めて聞くと、


「そうでした。国を栄えさせる加護ですが献上された国、アーティファクトの

ランクや時期によって色々変わります、たとえば主に鉱山採掘と鍛冶が盛んな国、

火と鉄の国ドライの場合は鉱山に埋蔵されている資源が回復したり質が向上、

林業と農業が盛んな国、自然と森の国アインだと伐採したあとの植林地帯での

木々の成長促進や質の向上、魔法と錬金が盛んな国、水と泥の国ツヴァイでは

特産である魔力を多く含む地下水の埋蔵量と質の向上、

 まあどこの国でも国の資金源に直結するので思ってる以上に優遇、

好条件で引き取ってくれるんです。」


、「あ、ちなみに国から代わりに送られるものは大体は爵位と領地、

そしてその後暮すにすこし裕福生活できる年金の支給だそうです」


 と、続いた つまりによってはさっさと国に特典アイテム売り払って

一代限りではあるがの貴族社会を満喫、イージーモードでだらだらライフも

可能かと思ったがそううまくは行かない様だ。


 大体の場合、見込みある商会の長女、次男や領地運営をしてる貴族の跡取りに

なれかった息子や娘達をそれとなく引き合わせ婚姻させ、実質的な領地運営、

作法礼節の教師役として一緒に暮らし互いに気に入ったらそのまま結婚二人で

領地運用させる。

 

 子供でも生まれれば子供に駄目な親と思われたくない思いが生まれ、

子供が巣立つ頃には立派なパパママ貴族領主へと生まれ変わっているという。


 リア充パートナーを貰え、宛がわれた者達もドロドロな変態貴族ではなく、

ピュアな紳士貴族と結ばれ、さらに異世界知識による娯楽の発信源となることで

その家族や親族すらハッピーな Win Winな関係を作れるのだ。 


お国本当よく考えてるわ‥‥。


 ちなみに、スポーツなどの体動かす系の文化は主に転生者がこっそり広め、

転移者は二次元文化などが主に広めている現状らしい。


 二次文化の内容は、男性ならばこっちの世界で言うSF系などなど、

星を旅する船や巨大ゴーレムなどに乗り戦う話、

女性ならば宮廷のどろどろ昼ドラや男同士がぶつかり合う熱い友情の物語が人気、


 どこの世界でも、異世界においても変わらぬ需要‥‥日本二次文化すっげぇ。


 さて、話戻して、特に血肉踊る冒険などする必要のない選択肢を知った 

俺はそれならゆる~く異世界楽しむためにカタログを漁る。


その中みつけたのがコレ。


【☆その他 世界記録書】

「世界魔道書ワールドグリモワールVer.2.93」 製作者 転生者XXX


 世界を記録、収集し続ける成長する本

装備者周囲の未収集な世界の知識自動収集 情報閲覧 空間障壁 

自己進化 再構築 鑑定


Ver.101 間収納(小)盗難防止(物理) 感知 機能追加

Ver.172 空間収納(中)盗難防止(魔法) 緊急脱出 機能追加

Ver.209 自律思考 自動検索 投影開示 思念解読 機能追加

Ver.293 空間収納(射出) 思念共有 予備拡張容量(100) 機能追加



 装備者が使える機能は、

空間収納(アイテムボックス)と射出」「鑑定」「感知」「投影開示」「思念共有」


 本自体が使える機能は「自律思考」「空間障壁」「自己進化」「再構築」

「思念解読」「緊急脱出」「盗難防止」


 感知、鑑定、空間障壁は同名スキルと同じ効果を得らる機能、

本自体が使える機能は自律思考で必要だと判断された時に発動するそうだ。

 

 少し残念だと思ったのは「自律思考」は自我未満、「緊急脱出」

これは装備者が逃げれる機能ではなく装備者が何らかの理由で居なくなった場合、

天界の宝物庫、ダンジョンの宝箱などに転移し次の所有者を待つための機能という。


 まぁそれくらいは些細なこと、さっそく俺はエルに頼み「世界魔道書(ワールドグリモワール)」を授けてもらう。


 カタログを取り出した時と同じように片手を空間に突っ込んで

世界魔道書(ワールドグリモワール)」を取り出し手渡してきたエルは、


「早いですね~ 本当にそれでいいですか? 自立思考持ちの子ですね~ 

ちょっと待って下さい。んーあった!はいどうですか?何か違和感とかありますか?」


 と言いつつ、今度は煎餅片手にショウとテレビのようなものを見ていた。 


もう俺はおどろかない。

 手渡された「世界魔道書(ワールドグリモワール)」は見かけによらずかなり軽く、大きめな水晶と

2本の鎖まで付いてるにもかかわらず、思ったり重さを感じない。


 軽く表紙を撫でて見ると シャラン、と透き通る音を響かせながら鎖が解けると

腕にゆっくりと軽く巻きついた。


 少し驚いたが特に締め付けられる様な感じも不快感もないので、


「ああ 大丈夫なようだ」とエルに返事をした。


 ふとショウを見ると、テレビのようなものを見ていたショウだったが、

世界魔道書(ワールドグリモワール)」が起こしたファンタジー現象が気になったのか

特典カタログを開き軽く流し読んだあと、


 「これか!ヨシさんもう決めちゃったんですね!「世界魔道書(ワールドグリモワール)

これかぁー便利機能つまってるって感じですね、しかも‥‥、

自律思考に進化再生ロマンですね‥‥わかります! しかし読み方少し変ですね~」


「あ~、たしかワールドが英語でグリモワールがフランス語だっけか‥‥まあ、

この名前にした気持ちはわかる」


 と製作者の気持ちを二人で察した、まぁわからんでもない。



 その後二人が見ていたテレビのことを聞くとどうやら4人の冒険者パーティーが

ダンジョン最奥のボス ドラゴンのような魔物と戦う場面だと言う、

映されてる映像はこんな感じだ。


 戦いは最終局面なのか互いにいたる所から血を流すドラゴン、汗と血、

土埃で汚れた冒険者達が最後攻撃に出る。


 仲間に軽く合図し、悲痛な顔で頷く仲間を見たあと‥‥、

笑顔を返したリーダーらしき剣士風の男は、即座にドラゴンへと走り出し、

腕を振るい迎撃せんとするドラゴン攻撃をかわし、そのままドラゴンの顔へと

飛び掛る。


 ドラゴンの顔に肉薄し長剣を体に固定するように構え飛び込み、

白い軽鎧の剣士っぽい男の剣が一際強く輝きドラゴンの右目に深々と剣が突き刺す

夥しい量の血が吹き出し、ドラゴンの右目を奪うことに成功する。


 しかし失った右目の痛みを振り払うような頭の動きに剣士風の男は巻き込まれ、

その結果殴られるように壁まで飛ばされ、体を打ちつけられると、

そのまま立ち上がることなく倒れたままになった。


 右目を潰した剣士が壁に打ち付けられ動かなくなったことを確認したドラゴンは

止めを刺すべくそちらに向けて大きく口を開く、だがその時、ドラゴンの左から

その顔へ火の玉が無数に飛翔し着弾した。


 しかし、それは竜鱗に覆われた顔の竜鱗を少しの焦がしただけ、

掠り傷程度のダメージだったが、剣士から意識を逸らし、視界を奪うのには十分だったようだ。


 そして魔法の発動とともに突っ込んできた茶色い皮鎧を着た盗賊っぽい女が

手に持った大きめな宝石をドラゴンの口内に投げ込み、横へ飛ぶと

 それは一瞬強く輝き砕け散り爆炎と衝撃を撒き散らしながら、

ドラゴンの口内と喉を内部から蹂躙した。


内部からの凄まじい爆発により外側へ膨らむ力に耐えれなかった頭部の竜燐が所々

弾け飛び、膨張する頭部に撒き込まれ左目も潰れ、口から大量の血を吐き、

顔中から血を流しながらもこの苦痛を与えた人間達を殺す為に形振り構わず

腕と尻尾を、あらん限り振り回す。


 しかし、重傷を負う前より明らかに動きが鈍くなったドラゴンの死に物狂いの

攻撃は油断なく間合いを見極めた盗賊の女にはかすりもしなかった。


 時折り剥がれた竜鱗が飛んでくる、それは当れば容易に肉を裂き骨を砕く、

それほどの威力を持つだろう、だが盗賊の女に当るより先に見えない壁に阻まれ、

弾かれる様に次々と石の床に突き刺さる。


 次第に動きが鈍くなるドラゴンに止めとばかりに竜鱗の剥がれ血が吹き出ている

頭部に吸い込まれるように短剣が突き刺さり、そこに引き寄せられる様に飛び込む

無数の電撃が殺到する、全てをその短剣頭部に全て飲み込んだドラゴンは

一際大きく体を一度揺らし、ドラゴンはそのまま横から倒れ伏し、

その大きく強靭な身を力なく地に沈めた。


 ドラゴンが倒れたあとも冒険者達は動かず油断なく観察し身構えていたが、

もう目覚めることがないと確信すると盗賊の女と青ローブを着た魔法使い風の男は

その場に座り込み、互いに笑い合う。


 白い神官っぽい服を着た女は倒れたままの剣士の男の元へ転びそうになりながら

急ぎ駆け寄って回復魔法をかけ始めた。


 数分後、冒険者達は目を覚ましたがまだ動け無い様子の剣士を膝に乗せたままで

回復魔法をかけている女神官達に、二人してやれやれという感じで手振りする。


 そして二人は、力無く地に伏し、生き絶えたドラゴンからまだ使える素材を

剥ぎ取るための道具を取り出し準備をし始めたようだった。

そこまで見とどけたショウは、やっぱりすごいっすね! さすが異世界すごい!

僕もいつかあんな冒険してみたいです!やっぱりダンジョン!ボスの討伐は外せない! 

早く転生して冒険しなきゃ! と、興奮冷めやらぬという感じでしきりに熱弁し、

微笑ましく見ていたエルは。


「ショウさんは転生するとのことでしたが家族や環境のご要望はありますか?

ある程度は融通できますよ~?」 


 と聞く、エルに聞かれたショウは多少悩んでいたが。


「両親は冒険者で自分を強く鍛えられる環境でお願いします!

あっ!あと近所に可愛い幼馴染の姉的存在がほしいです!!」


 ああ、さすが王道スキー、年上の幼馴染まで(しかも可愛い年上っ娘)

リクエストを忘れないとはさすがな。


 しかしその条件にあてはまる転生先は3年後、ショウがダンジョンに

潜り先ほどのような冒険をするには少なくても15年から20年は掛かるだろう。


 しかしそこは便利な異世界空間。


「大丈夫ですよ~ お二人が行く世界とこの空間は時間の流れも違いますし、

転生希望の方は準備でき次第、転生先が生まれるまで魂だけの休止状態になって

待機していただくので、 次に目覚めるのは1歳か2歳くらいの時ですよ」


 時間の問題解決したのであとはショウに特典スキルのことを聞いてみた。


「え~と、とりあえず魔法か剣士特化の構成見据え成長系をとって攻撃系スキルか

魔法強化系をとろうと思ってるんですけど、ヨシさんどう思います?」


 まだ方向性を決めかねているようなので、とりあえず保留案を言っておいた。


「ん~成長スキル以外はステータスと修練すればとれるのがほとんどみたいだから

いっそ成長系スキルで全部固めたらどうだ?」


 ショウもとりあえずそれで言いと思ったのか、その案でスキル構成を二人で進め

話しながら決めていった、そして決まった構成は以下の通り。


「身体能力値上昇」「魔道能力値上昇」「武器適正値上昇」

「魔法適正値上昇」「熟練値増加」


 レベルが上がった時に基本数値を総合的に上げる総合成長スキル、

「身体能力値上昇」「魔道能力値上昇」


各対応攻撃スキルなどの習得速度を上げるスキルの総合スキル、

「武器適正値上昇」「魔法適正値上昇」


 そして「熟練値増加」は、

ほかの成長スキルの効果や成長速度をさらに上げるスキル。


 この構成により頑張れば頑張るだけ他の常人より強く早くスキルやステータスを

習得する可能性を限界まで高めた感じだ。


 加護は成長系スキルしかないので、デフォルトの「献身と成長の神エルの加護」

これもこの世界の人が 生まれながらに持つ「成長の加護」の上位版だ。


こうしてスキル構成も転生先も決まりショウはエルに貰うスキルを伝え、

その身にスキルが宿ったことを確認すると「準備できましたー!」と

元気よく告げる、だが転生準備に20分ほど掛かるとの事。


 もう直ぐショウとお別れなのかと思いながらも残りの時間

元の世界で面白かったことや夢中になってたことを話し花を咲かせる。



 ショウからラノベの良さと異世界物のお約束を色々聞いた後、かわりに

俺はスライムのようなぷにぷにした物、ふわふわモフモフした物のよさを語ったが

あまり良さは伝わった感じはしなかった。


 何でだろうな~、至高の感触だと思うんだけどなぁ、


 みんなは分かってくれるよな? 


 ぷにぷにもふもふ最高じゃね?


 そして思う存分互いに語り合って一息ついた頃、白い空間に


((リィィン))


と透き通るベルの音が響き渡った。


「時間みたいですね。」


「ああ、そうだな。」


「はい 送り出す準備ができたみたいです、いいですか? 

今からショウさん貴方を異世界へ送り出します」

 そういうとエルはショウと向き合い暫く仕舞っていた羽を広げ、

片手を掲げるとその身が淡く光だし、一際強く光るその片手をショウの胸に当てる。


 そして、その手から広がる光をに包まれたショウはゆっくりと輪郭を曖昧にし、

少しずつ存在感が薄れて行く‥‥。


「ヨシさん!向こうでまた会うことがあったら是非一緒に冒険しましょう!」


「ああ。会えたらな」


 そう約束し合い軽く手を振り合いながらショウは世界へ転生して行った。


 ああ、逝ってしまったんだな、十二分にショウが先に逝ったと実感した。


最後にあのぷにぷにしてそうなお腹「触らせて(もませて)」もらえばよかったな‥‥

と思いながら自分も近いうち転移し、同じ世界に降り立つことを考えながら

カタログを開く。  

次からは本編(?)が始まります、長らくおまたせしました読者の皆様(願望)

これからもよろしくお願いします!

前書きにも書いていますが幼女とニートの暮らしをちょっと書く予定です。


あとは最近暑いですので熱中症には十分お気をつけください。

あれ本当ヤバイです、気づいたときには本当動けず、頭痛もガンガンします。


 私は昔といっても2年前熱中やってしまいもう駄目かもと思ったりしました。

それからとにかく水分切らせまいとよく水分とるようにしてるのですが、

今年クーラーが壊れてしまい、暑い→水飲む→飲みすぎ腹を壊す→トイレサウナ→喉が渇き水飲む以下ループをちょくちょく食らってます。


皆様も無理なクーラー我慢せずよく水分取り熱中症にはお気お付けください~。


であまた~(´・ω・)ノシ


初投稿、初執筆作品です!思いついたことを何とか文章にしてみようと書いてます!

初めてでハードル高いと思いますが簡単なオムニバス形式で転生したほうも連載目指してみようと思ってます。

暇つぶしぐらいの気持ちで生暖かい目で流し見てくださるとうれしいです!

誤字脱字等あったら教えてください


異世界に行った(転生した)ニートのお話 ~明日もきっと働くでしょう~

http://ncode.syosetu.com/n8551eb/

こちらも良かったら読んでみてください(/ω\)

どっちから入っても読めるようにもうしばらく似たような内容になる予定です!

ご意見感想お待ちしております!


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