ぷちえる化してもエルは菓子で吊れるっ話
ちっちゃくなってもエルはエルでした。
手乗りサイズでデフォルメされてカボパン丸出し。
でもそんなことは関係ない。
ふわもふつやつやの翼がプラ板になっちまったほうが問題だよ!
そしてやっと話が進みだしました。
こびゆうん先生に頂いた幼女神えるさま詳いことはあとがきで
こんにちは女神エルです。
今私はなぜか手乗りサイズになってます‥‥。
自慢の羽は一枚の白い板を翼の形に切って貼り付けたようなものに
変わり果てました‥‥。
小さくなった体では机の上にあるおやつにたどり着くのも大変です。
一応こんな翼でも飛ぶことはできましたがそれはもう飛ぶというより浮く、
そして変に力を入れると移動できないので手足を投げ出しぷらぷらしながら
直角移動、その姿はヨシさんが言うにはクレーンゲームで運ばれている
人形みたいと言ってました。
ライバル二人にも笑われたので睨んだらちゃぶ台に落ちました、痛いです。
無様に墜ちた私は今の自分の無力さになんとも言えない気分に、涙が出ます。
こんな顔ライバルには見せられない、でもきっとヨシさん(魔道書さん)なら
何とかしてくれるはず!
あれ?ヨシさんその顔はナンですか? 声すらかけてくれないのですか?
ああ‥‥、ヨシさんは羽スキーでしたね、今のまともに羽ばたく事すらできない
板羽じゃ声かける価値もないと? くそぅ、くそぅっ!
仕方ないじゃないですか、私達の力はその板のようになった翼に依存します。
人の信仰や思いによって体内で神力が生成され羽に蓄え放出することで
行使しているのですが、今ただ神力を固めただけのような白い板です‥‥、
羽の状態はそのまま力の行使にも影響したりします。
まぁそんなことよりも、これからどうすればいいかと途方にくれていたら
ヨシさんが一枚のクッキーを目の前でチラつかせてきました。
今はそんな気分じゃないのです‥‥。
パクっ‥、ぷら~ん あぐあぐあぐ
でもさきほどのヨシさんがくれたカスタードクッキーを一枚食べただけで
お腹がいっぱいになる満足感は少しお得かもしれません‥‥。
悪くないです! 次は二色のシュークリームをお願いします!
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魔道書さんから出てきたエルは一瞬すごく女神っぽかったが今はなんか、
手乗りサイズのぬいぐるみのようなデフォルメされた姿になった。
「なんですかこれぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「「エル! かわいい!」」
「俺の翼返してぇぇ!!」
そしてエルは叫んだ後動かなくなった。
翼‥‥あの美しい翼返して!プラ板みたいな翼なんていらない。
ほかの二人の女神はかわいいだの言ってキャッキャしているが、
あの美しい翼のエルの方が何倍もかわいいじゃないか‥‥。
頭をなでたりすると連動してプルプルするんだ。たまらねぇぜ?
しかし今はプラ板、そんな視線に何か気づいたのか叫んだまま硬直してた
エルがハッっとした顔で後ろを向くとなんかその場でくるくる回りだした。
あれか? 背中の羽見ようとしてるのか?
わんわんおが自分の尻尾追いかけてる姿にしか見えない。
暫く皆がくるくる回るエルを見ていたが流石に不憫に見えたのか‥‥、
バストナが羽に砂時計の装飾がされている手鏡をエルの前に置いた。
すると手鏡の前にぽてぽてと歩み寄り後ろを向き翼を確認すると
その場に崩れ落ち、何かに気づいたかのううにハッと立ち上がると翼を震わせ、
うーうーと唸った後焦った様にその場で跳ね始めたのだが‥‥。
ん~‥‥、ちょっと浮いたか? 飛ぼうとしてる? あ‥‥、こけた。
「エル? こぅ~力抜いてリラックスして‥‥」
暫く眺めていたが2回目にこけた時もらったバストナからのアドバイスの
おかげか飛ぶことに成功した‥‥んだがなんだろうな。
「なんか手足だら~んとして水平移動してるとクレーンゲームの運ばれてる人形
みたいだな」
「「ぶっ」」
あとデフォルメされたせいかカボパンが丸見えだワ○メちゃんみたくなってんぞ?
二人に噴出されたせいかキッと此方を睨むと力が入ってバランスが崩れたのか
そのままちゃぶ台の上にぼてっと顔から落ちた。
「ぷぎゅぅっ!」
「「あっ‥‥!」」
顔から墜ちた後のエルはorzの状態から動かない‥‥。
ラブリエルとバストナには顔を背けて涙がこぼれてる様に見えるだろう、
だが俺は見た涙目になりながらも此方をチラチラと伺っている所を‥‥。
これは贅沢トリプルイチゴムースを奪われた時の感じに似てる気がする‥‥!
暫く見ているとぺたんと座りほっぺをぷっくりさせてなんと言うか‥‥。
俺食ってないよって雰囲気だしてるリスっぽいんだけども。
次第にほっぺは縮んでいくと、何かあって昼に公園でブランコやベンチに
座ってるリーマンさんのように虚空を見ている時のように見えてきた。
あれ?やばいな‥‥、白いプラ版みたいな羽が黒ずんできた?
(ますたぁ エルさまの神力が澱んできました 現在プチ化原因の本体からの
神力循環供給の滞りの解決として私の方の出口拡張と安定化を行ってますが、
もう暫くかかります。ますたぁの一部スキル使用制限を解除しますので‥‥、
どうかますたぁのほうでケアをお願いいたします)
わかった! けど本体ってなんだ? あと俺のスキルって制限されてるの?
(え~、ますたぁのスキルは使いにくい物でして此方で一括管理というか?
まぁお気にならずに‥‥、実エル様自体は私の中のエル様部屋に居りまして
今皆様の前にいるエル様は意識体というか、意識と共に細分化した神力が
エル様の形をとってる塊です)
じゃあエルの翼は綺麗なままなのね!
(えぇ‥‥、このような感じです)
そういうと魔道書さんが白い部屋でフリル過剰なベットの上壁に背を
預けるように座ってるエルが映し出された。
「なるほど‥‥、そういうことなのね」
「これなら別に心配ない安心した」
映し出されたエルをみて女神様二人はこの状態を理解した模様‥‥。
よくあることなんだろうか?
「ってヨシ早くエルのご機嫌取りなさい」
「神力濁って来た今総量少ないから危険」
そう言うと後ろから二人に軽く肘でわき腹ぐりぐりされる。
くそぅ、ご機嫌取れっていわれてもどうするか‥‥、
まぁた俺の秘蔵の菓子が減るのか。
「はぁ、ほらエル~カスタードクッキーだぞ~ ほぉら」
カスタードクリームタルトをクッキーにしただけだが俺のお気に入り菓子だ。
見た目も味もほぼタルトだがこっちのほうが歯ごたえがあるのだ!
まぁ‥‥カスタードクリームのおかげで日持ちしないのが難点だが、
作ったらすぐ食べるし、むしろエルから隠して保管できるほうが稀だ。
それにしてもエルのあの食べ物への感の良さは何なんだ‥‥。
ん? おかしいな、何時もならすぐ食いつくのに‥‥?
しかし、いくらクッキーを目の前でちらつかせてもチラ身すらしないエルに
三人が本格的にやばいかと思い始めたが、よくよくみるとエルのアホ毛が
クッキーに釣られて右へ左へ、上下にみょんみょんしている事に気づいた。
あの二本のアホ毛はレーダーでも兼ねてる触覚なのだろうか?
まぁ反応があるのならつれるのも時間の問題だろうな、
ほぉらおいしいクッキーだぞぉ?
クッキーをピコピコさせながらエルの口元へ‥‥、フィィィッシュ!!
無事エルがクッキーに見事に喰らいついたんだが‥‥、
手で掴みもせずどんどん丸呑みにしてるのか?
なんかカネゴ○みたいにエルの丸っこい顔が横にみょ~んと伸びて‥‥、
クッキーのほうが今のエルの頭より大きいんだが‥‥?
しかもだ、こいつ喉詰まらせたら心配だと思い引っ張ってみたんだが、
そのままべちょっとうつぶせのように倒れるとずるずると‥‥。
持ち上げてみると手足ぶら~んとしたまんま吊り上げられる、
まるでアンコウの吊るしのような。
そうしてる間にもクッキーは見る見るうちにエルの口の中に呑み込まれていく。
指を飲まれる前にちゃぶ台に下ろしクッキーを手放すと、ごくんって音と共に
横に伸びてた頬が一気に元通りに‥‥、本当どうなってるんだ?
そんなエルの姿を見て女神二人がいそいそとクッキーを手にエルへと近づけてるが
チラッとこちらを見たエルがぽつり、と
「‥‥しゅーくりーむ」
「あ?」
「‥‥二色のシュークリーム」
「‥‥」
おい、調子に乗るんじゃあねぇぞ? こっちを見ろ
(ますたぁ ここは辛抱です、見てください白い翼に戻ってますが、
まだうっすら点滅してます。)
魔道書さんの言う通りエルの板羽の黒い濁りは無くなったがまだうっすらと
白と黒に点滅している様に見える。
だけれどあのシュークリームは本当にとっておきなんだ、
エルに喰い散らかされるのは嫌だ。
しかし、ヨシが出し渋ってる間もチラチラとエルは此方を見ては女神二人の持つ
クッキーを飲み込んでいく。
そのクッキーもエルが寝た後の楽しみの夜菓子だったんだがなぁ!?
それにどう見ても体積以上食べているはずなんだが‥‥、
羽ももう点滅してないじゃないか?
「ほらヨシさっさと二色のシュークリーム?エルに上げちゃいなさいよ」
「ソンナモノハゴザイマセン」
「ヨシ‥‥、嘘ついてる」
くそぅ、何でわかるんだよ。
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その後、魔道書さんが言う通りにエルの翼を磨き始めるとつるつるの板みたい
だった翼に産毛みたいに羽がちょろっと生えてきた!
魔道書さんによると俺が触れ手入れする事で循環が滞ってる箇所を拡張し共有で
満遍なく神力が行渡るように整えたそうだ。
なんで手入れするのか軽く説明された気がするが‥‥、とにかくいつも道理に
手入れすれば言いと言われた‥‥。
思った以上に選んだスキルは色々できるらしいけど、その分加減やらが面倒く、
その都度ヨシさんに説明するのは時間の無駄といわれた。
まぁ、いいんだけどね、魔道書さんがその辺りのスキル管理してくれるなら
取り返しのつかない失敗もないだろうしな。
まぁそんなわけで言われるがまま何時もの様に手入れしてると、
最初は落ち込んでるれでぃーに対してはもっと優しくすべきだの、
最近ヨシさんは食べすぎなんです!それにみんなで食べたほうがおいしいでしょ?
と、抹茶クリームを口周りにべったりつけたまま言ってたが‥‥。
次第に喋らなくなって触角がぴくぴくしだし、手入れが終わる頃になると、
んっんぅっと鳴き出すと耳まで真っ赤になってんなって思ったらびくっとした後
動かなくなってしまった‥‥。
どゆこと?と魔道書さんのほうを見るとエルと同じように耳まで真っ赤にした
女神二人がぴくぴくして倒れてるエルを見ながらチラチラとこっちを見てた。
目が会うとラブリエルは下を向き、バストナは手で顔を覆ってみてないアピを
してるが指の間から見てるのがばればれだ‥‥。
二人ともチラチラこっち見てるしな。
(エル様から聞いたのですが女神の皆様は信仰やらの思いを神力に変換して
翼に蓄えるそうで、ますたぁが手入れするともっと美しくしたいという愛を
ひしひし感じそれが高純度の神力となって神力が増えその塊ともいえる羽は
比例して美しく綺麗になっていくらしいです。その高純度の神力が羽一枚一枚に
流れ込んでいくのは堪らなく心地よいようで‥‥、それに加え今回は拡張と共有を
併用したので劇的に効率が上り心地よささが快楽レベルまでに至ったかと‥‥。)
なるほど? もしかしてアウト? ちょっと絵図らが事後臭漂ってるんだけど。
そういって視線をエルに戻すと、はぁはぁと熱い息を漏らし、少し汗ばんだ肌、
横たわり本体と変わりないほどに、もふつやになった翼のエルが横たわっていた。
(いえ‥‥、翼を見ていただければわかるようにどちらかというと良いことです。
まぁ拡張を使って実験して効果や感度が上がったことはわかってましたが‥‥、
共有と併用するとこれほどまでとは。)
え? 実験なんかしてたの?
(いえ?、聞き間違いでは?何でもありませんよ)
知らぬ間にスキルの実験台にしていた女神たちを申し訳ない気持ちで見ると、
いつの間にか横に移動してきていたラブリエルが真っ赤な顔でこっちを
潤んだ目で見上げながら。
「何時もの手入れの時間、次は私の番。」
と、言って背を向けて座り込んだ。
そしてエルと同じように手入れし始めて少し立つと悶え始めると‥‥、
始めはなんかいけない事してる気分になったのだけれども。
すぐにラブリエルのその磨かれた刀身のような羽の手入れに夢中になって
そんな気持ちはどこかに飛んでいった。
本当に磨かれた刀身のような美しい羽だなぁ。
いつもより手入れ中の手ごたえを感じたので思った以上に長く念入りにしてた
せいか終盤声を抑えられなくなったラブリエルがそれなりの声で鳴いていたので、
途中で起きたエルが元通りになった翼をうれしがった後、ラブリエルと手入れを
している俺を見てほっぺたを引っ張ったり腕に噛み付いてり邪魔をしだし。
私にもしなさいよと、顔を背けて隣に座ったバストナの翼の手入れ始める頃には、
最終的に翼が治ってちゃんと飛べるようになったのか頭の上に載ってくると。
う~う~言いながら髪をぶちぶち毟り出した。
まったく、おっさんの余生短い髪をなんだと思ってるんだ!
そんな感じでバストナの翼の手入れが終わった後、毟りはしなくなったが髪を
ぐいぐい引っ張り不機嫌オーラを隠しもせず唸っているエルをどうするか‥‥、
と悩んでいると。
【ネロリングの魔獣の箱庭及び!"#$%& の解析が完了しました。どうやら固定化
された世界の一部とそれを管理する空間だったようです。
必要とあらば!"#$%& への入り口を開きますがどうしますか?】
魔道書さんが皆に見えるように表示してくれたおかげで意識が向いたのか
髪を引っ張っていたエルがおとなしくなった!
バストナとラブリエルはまだ熱い息を吐きながらぐったり横たわっているが。
「ん~、危険じゃなさそうなら確認がてら行って見るかな?」
【危険かどうかは隔離領域のようでまだわかりませんがエル様がいらっしゃるので
大丈夫だと思います】
「ああ、そうだなエルが居れば何の問題もなかったな‥‥頼むぞエル?」
「ほ‥‥ほほぅ、まぁ女神である私が居れば! 私が! 居れば!何があろうとも!
大丈夫です! まったくヨシさんは私が居ないと本当にだめなんですね!むふぅ!」
相変わらずちょろいな‥‥魔道書さん助かった。
(それほどでも、しかしちょろいですね)
「さぁ魔道書さん!バーンと入り口開いちゃってください!」
ヨシの頭に立ち、片手を腰に当てびしっともう片手を前に突き出してポーズで
言い放つと、二人の前に外縁が光り輝いてる装飾過剰な二メートルほどの扉が
姿を現し、ゆっくりと奥へと開いていった。
完全に扉というか門か?が開ききると‥‥、そこには一面の草原と色とりどりの
果実をつけた一本の大樹、その根元に横たわっている昔モニター越しに見た
地竜よりちょっと小さめの真紅のドラゴンが居た。
あ、ちなみにカスタードと抹茶クリームの二色のシュークリームは‥‥、
皆が仲良く食べたよ。俺の分はエルに喰われた。くそぅ。
前話投稿から3ヶ月近くかかりました。申し訳ないです。
体調不良や年末年始用事色々あったり年始の怠け者病がでたり色々してました。
体調のほうは何とかなってきたので次もがんばってかいていこうと思います。
気長にお待ちください。
あと遅れましたが初めて評価Pもらいました!ありがとうございます!
前ブクマPと勘違いしちゃってはしゃいでしょぼんとしちゃいましたがめっちゃうれしいです!
気づいたときはちょうどぶっ倒れてたので次話投稿のとき報告も兼ねてお礼言おうって思ってずるずると。
せっかく入れていただいたP取り消されないようにがんばります!
でわまた! ノシ
よく見に行くニコ生主さんで作家さんのこびゆうん先生に頂いた女神エルたん!
エルたんを形にしてくださったこびゆうん先生のついったー
https://twitter.com/kobiyuun
※成人誌作家様なので未成年の方は注意。
フリル、羽、ぱんちゅが好きな素敵な紳士様、得に○○○の皺の書き込み具合がしゅごいです。
そして私のついったーサボってるようならおらあく書くんだよと怒ってくだち。
https://twitter.com/hetare_suraimu




