異世界転移の準備ってこんなのだっけ?って話 その2
エルがらんらんされて残された魔道書さんとヨシ。
やっと転移の特典決めた、ここまで白い空間で約4年。
もうすぐ!もうすぐ異世界に転移して行きますから!
ちなみに異世界にショウが転生して異世界では約10年たってます。
出荷されるらんらんの様な目で上司?に報告に行ったエル。
床に引き摺る様に垂れた羽を見た魔道書さんと俺、さすがにあの様子だと
おやつ抜き程度じゃすまないのだろう。
まぁ仮にも神器の紛失だし、よく考えたらあのカタログって凄いよな、
全現存スキルに国が動くほどのアーティファクトの大体の所在網羅してるんだぜ?
そんな神器吸収した魔道書さんも凄いがさすがに悪いと思ってるのか飾りの鎖も
心なしか元気なさげに見え、少し水晶の発光も弱弱しい。
でも【抑えきれなかった!反省はしてる、でも後悔はしていない!】って、
インターフェイスに表示されてたので見かけほど悪いと思って無いかもしれない。
でも魔道書さんは元は辞書だし知識収集するのが本能レベルの欲求っぽいなぁ。
そう思うと仕方ないのかな‥‥?
まぁ、そんな事より今は出荷されたエルのケアにご馳走でも作らなきゃな!
このままではせっかく育ててきたエル羽が失われてしまう!
魔道書さんと話し合った結果、いつもエルの反応の良いオムライス、ハンバーグ、
お菓子はショートケーキが候補に挙がった。
普段「子供じゃないです!もう立派なれでぃです!」と、言うエルだがオムライスや
ハンバーグ、生クリームとイチゴのショートケーキなどの小さい子受けする
食べ物が大好きなのは魔道書さんのエルポイントチェッカーでわかっている!
いつもならオムライス、ハンバーグやショートケーキなどエルポイント高上昇率の
高い料理は一緒に出したり短いスパンで出したりしないのだが、今回は仕方ない。
軽く魔道書さんと相談した結果、オムライスとハンバーグのセットにデザートは
ショートケーキで贅沢お子様セットににすることにした。
もちろんオムライスの上には旗を挿すのを忘れない、エルがいつも
「旗なんていりません!子供じゃないんですから!」
と、ぷりぷりと怒るのだが俺は知っている‥‥! 突然デザートや飲み物をねだり、
俺がキッチンに取りに行ってる間に、こっそりと旗を手乗りサイズの小さな宝箱に
入れて大事に保管しているのをな!
キッチンから帰ってくると、にこにことオムライスもきゅりながら、
小さくした羽をぱたぱたしてるのでバレバレなのだ。
気づいてはいるがあえてつっ込まない大人な俺と魔道書さんの暖かい視線
で見られるとおちつきなくデザート食べ始め、ごまかす姿‥‥。
本当可愛いやつよの。
折角だし今日はいつもと違う少し豪華な旗にしてやろうかな。 ククッ
さて、作るものも決まったし! さっさと作ってしまおう!オムライスはいつも通り。
ハンバーグはいつもは一人1枚しか作らないので毎回、おかわり!
と言われるのだが、一枚しか食べさせない。
添えた野菜をエルがなかなか食わないのだ。
野菜食べきったら俺のをまだ食べてない分の半分をご褒美として与えるのだが。
今回最初から二枚だ!野菜も無し!花の型をつかった花形に焼いた半熟目玉焼きも
のっけてやろう、そうさ!はなまるハンバーグダブルだ!
普通の目玉焼きと、この花形目玉焼きもかなりエルポイントの差も大きい、
1P-3Pくらい。
ソースはまぁオムライスもあるしケチャップでいいかな?
あとはショートケーキだが‥‥思い切って2段にしよう。
エルなら2ホール分くらい食べるだろ、いつも拭いて貰うために生クリームを
ほっぺにくっつけてるの?って、思うくらい毎回つけてるが可愛いから許す。
拭いてやると、文句言いながらも嬉しそうにするな、恐ろしい子だ。
今回はスライスした苺を敷き詰めるタイプじゃなくスポンジの間に入れ残りは、
スライスせずに上にそのままのっけるタイプにしよう、チョコプレートに謝罪を
書いたのものせてしまおう。
板チョコ2/3くらいの大きさになったが問題はないかな、砂糖菓子の土下座人形も
置こうと思ったが、あれのってる時はうれしいんだけどいざ食べよるとそんなに
美味しいとは思えないんだよなぁ、砂糖の固まりだし。
まぁ、そんなわけでちゃぶ台には豪華お子様セット! オムライスに黄金に輝く旗、
半熟はなまるハンバーグ2枚、謝罪板チョコがのった2段ホールショートケーキが
鎮座している。
あとはエルの帰還を待つばかりだが、ただ待ってるだけの空気にも耐えれないので
魔道書さんと転移特典の話をすることにした。
【もうひとつのアーティファクト決めてるとのことでしたが
何に決めてるのですか?】
「ああ、なんて名前か覚えてないけどテイマー系の腕輪だったかな?
魔獣の箱庭だっけか‥‥?魔物の箱庭だったかふれあい広場作れるみたいな
スキルがあったやつ」
なんとも適当な記憶と例えだがカタログを吸収した魔道書さんは
なんとか見つけ出した。
【ふれあい広場ですか‥‥? えっと、ネロ・リングでしょうか?】
「あ~それそれ!メロリング! ふれあい広場作ってモフモフプニプニしたい!」
【ネロ・リングです、ますたーは魔物使いになりたいのですか?】
「いや別に、ただ異世界のモフプニに囲まれたいなぁって。」
【はぁ、しかしそれですと戦闘力皆無ですぐ死にそうですね、どうしましょう。】
突如、お前すぐ死ぬよと、言われたヨシはまじで?どうしようと縋るような目で
魔道書さんを見つめていると。
【カタログの履歴によると大体の転移者の方は武具2つか防具とアクセサリー系を
選んでるみたいですね‥‥このままですとアクセサリー系2つ、なんというか。
ますたーだと、やはりかなり不安感じます】
ん~、先輩転移者達の堅実な選択にもっと好きに選ぼうぜと思ったりもしたが、
剣と魔法なファンタジーな世界に行くのだから安全第一選択は普通の事だろうけど
そこはヨシ、かなり楽観的というか、モフプニ以外何も考えられない。
しかしモフプニもすでに良き相談役な魔道書さんも手放す気になれない。
「スキルでどうにかならないいか? あと三つ選べるだろ?」
【どうでしょう、選べるスキルは中級、3つ使って最上級ですから物理、魔法、
状態異常耐性と色々考えますと身体能力が劇的に上がるわけでもないのですし、
守りだけでもジリ貧ですし、攻防カバーするのは無理な気がします。】
「ぐぬぬ。どうにかなりませんか魔道書さん、モフプニも魔道書さんも‥‥。
どっちかなくなったら俺‥‥、生きていけないかもしれない。」
その言葉をきいた魔道書さんの水晶がほのかにピンク色に トゥンク と輝く。
【もっ、モフプニとわ、私を同列で並べられてるのには納得いきませんが、
どうにかならないかスキルもう一度調べて見ます!】
「ありがとう! さすが魔道書さんだ!」
そういいながらタオルと艶出しクリームを手に魔道書さんを磨き始めるヨシ、
エルの羽のブラッシングと共に最近追加された魔道書さん手入れ。
いつも献立やらアドバイスくれる魔道書さんへの感謝の手入れだ!
もう頼りっぱなしの魔道書さんのご機嫌取りの一つである。
他には元いた世界の話なんかもかなり喜んでくれるのだが詳しい所が
説明できなくて結局モニターに接続してもらって調べてもらう事が多い。
そんなわけで鎖やその先端にくっついた飾りを磨いていると時折
【んぅっ】やら【あぁっ】とか表示されたり、飾り部分が時折跳ねて鎖が
シャランっと音を出しているがヨシは魔道書さんノリいいなぁと思ってる。
そして飾りも本体も磨き終わったあたりで魔道書さんが
【さすが三女神を虜にした手さばきですね恐ろしい‥‥。】
【っと、何でもありません! いくつか候補があります】
よくわからない感想を言われた気がしたヨシだったが、
とりあえず候補を聞いくことにした。
【本当は攻防に優れ後方支援の魔法特化でアーティファクトとスキルで
とって貰いたかったのですが‥‥、 とりあえず「共有」と「拡張」
などいかがでしょうか?】
「共有と拡張? なんかふわっとしててよく効果がわからないな。」
【共有は‥‥、意思ある仲間や物と色々と繋がりを強化したりするスキルです】
「色々と何の繋がりを強化?」
【‥‥色々な繋がりをです。】
なるほど、わからん。
聞いてもやっぱりわからない、とりあえずもう一個の方を聞いてみる。
「拡張は?」
【色々拡張するスキルです】
「ん~? 色々拡張、たとえば?」
さっきと同じ聞き方だと何となく似たような答えになりそうな気がしたので
言い方を少し変えて聞いてみると、少し考えるように間を空けた魔道書さんは。
【‥‥主に私の機能拡張なんかできればいいなと思いまして】
「なるほど‥‥?アーティファクトの能力とか拡張できるスキルって感じ?」
【‥‥はい、概ねそのような感じのスキルです】
魔道書さんらしくないはっきりと言い切らない感じの説明だが、魔道書さんが
薦めると言うことは有用なスキルなのだろうと思い特に異論は無かった。
拡張なんて魔道書さんをパワーアップできるという事らしいし損は無いはずだ、
日ごろのお世話になってるしスキル1枠くらい魔道書さん様に使っちゃって良いや
との考えもあるが。
「てっきりお仕置きでお尻でも拡張されるのかと思ったよ。ハハッ」
【そのような使い方もできなくは無いですが‥‥、おやりになりますか?】
「いえ、冗談です。」
冗談で言ったらできるといわれた。
【そうですか、しかし何かに使えそうな使用法ですね‥‥覚えておきましょう。】
何かしたら本当にお仕置きでやらされたりしないよな‥‥?
まさか本当にその様に使われることがあるとは‥‥。
この時のヨシは思ってもいなかったのだがそれ時はまだ先のお話。
自分の中では3-4日で投稿したはずだった、投稿したらもう一週間たっていた。
一週間が早いよぅ、一日が二倍ほしいでち。
あと2話位で異世界出荷の予定ですが、なんか思いついたら1話余分に増えるかも?
次は3-4日後までには書き上げたいなぁ、書く話はもうメモって決まってるのに
文章で肉付けするが難しいでち。
とにかくこれからもがんばっていきます! であまた ノシ
異世界に行った(転生した)ニートのお話 ~明日もきっと働くでしょう~
http://ncode.syosetu.com/n8551eb/
こちらも良かったら読んでみてください(/ω\)
どっちから入っても読めるようにもうしばらく似たような内容になる予定です!
ご意見感想お待ちしております!




