外へ・・・
顔のおめかしはしてぼろい服を着せて、全く王女様とは分からない。
「よしできました。王・・・ミク。」
「おぉ。すごいわ。全く私には見えない。」
「では、少しお待ちください。私も着替えてまいります。」
そういって私もぼろい服を着た。城は裏から出た。
「わぁ~やっぱりそとはいいわね~ねぇりゅう。」
「は、はい。」
「?どうしたの?」
「ではこ、ちらに行きましょう。」
しまった。今私の目に入ってはいけないような人が入った。7年前の私を飼っていた方だ。今はあまり近づかないほうがよい、と思いここから離れたく思った。
「わかったわ。その代わりもっと面白いところに連れて行ってよね。」
「もちろんです。」
私は王女様と目をあわすことができずそっぽを向いて言った。そして私は王女様の手を引いて少し人の気がないところへ王女様を連れて行った。
「申し訳ありません。」
「一体どうしたのよ。急に。」
「はい。実は昔私をかっていた者が私の目に入りまして・・・」
「そう。でも大丈夫よ。今は私がかっている。いや今は私の友達なのよ。」
「ですが・・・」
「何が不満なの?大丈夫よ。リュウは私を守り、私はリュウを守る。これでいいじゃない。」