その㊻ ~スポーツマンガのように~
聞かれないから、あまり自分から言ったことはないけれど。
ぼくは、マンガやアニメが大好きだ。
椿さんに出会って、キャラランドの練習生になったり、アルバイトをする前は、時間があればマンガを読んだり、アニメを観たりすることが多かった。
それが、ぼくの日常だった。
最近は、La♪Ra・RISE!(ララライズ)のレッスンが始まって、歌やダンスに追われる毎日。
正直、マンガやアニメを観る時間は、ほとんど取れていなかった。
でも今日は、久しぶりにコミックを手に取っている。
ページをめくる音が、なんだか懐かしい。
ぼくがマンガやアニメを好きになった理由は、お父さんの影響が大きい。
お父さんもマンガやアニメが好きで、毎週必ず週刊マンガ誌を買って読んでいた。
だから、ぼくにとってマンガが生活の中にあるのは、特別なことじゃなくて、当たり前のことだった。
読んでいたマンガがアニメ化されれば、必ず観ていたし、ぼくが歌を歌うようになったきっかけも、アニメの主題歌を口ずさんでいたことだった。
特に好きだったのは、スポーツマンガ。
バスケットボール、テニス、水泳、自転車、バレーボール。
もちろん、野球やサッカーも。
気づけば、ほとんどすべて読んでいたと思う。
一生懸命、スポーツに打ち込む主人公だけじゃない。
ライバルや仲間、時には敵として立ちはだかるキャラクターたちも、本当に輝いて見えた。
彼らの言葉一つひとつが、ぼくの胸に刺さった。
今でも、ふとした瞬間に思い出すセリフがある。
だから、マンガやアニメのキャラクターの言葉は、
ぼくを“ぼく”でいさせてくれる養分みたいなものだと思っている。
最近、歌やダンスのレッスンに本気で向き合うようになって、ふと気づくことがある。
自分を含めたLa♪Ra・RISE!(ララライズ)のメンバーと、スポーツマンガのキャラクターたちが、重なって見える瞬間があるんだ。
何度も繰り返す基礎練習。
うまくいかなくて、悔しくて。
それでも、前に進もうとする姿。
「……アイドルの活動って、スポーツのトレーニングと重なるんだ」
マンガの中の彼らが、努力の先に一瞬だけ見せる“輝く瞬間”。
それを、ぼくたちも追いかけている気がした。
いつか、La♪Ra・RISE!(ララライズ)が、マンガやアニメの世界に登場したらいいな。
そんなことを思いながら、
マンガの世界で懸命にスポーツをする登場人物と、今の自分たちを重ね合わせた。
ページの向こう側で輝く彼らみたいに。
ぼくたちも、きっと――。
スポーツマンガの主人公みたいに、
何度でも立ち上がって、前に進んでいく。
ぼくの物語は始まったばかりだ。
*La♪Ra・RISE!キャラクター原案者*
英賀田 雪雄 :日花子
根古島 カノン :日花子
京極 真秀 :茶ばんだライス
折原 千鶴 :夏也 すみ
狭山 那音 :ギフカデ
Daz・Garcia :HUNGRY
赤河 辰煌 :ウニヲ
佐藤 翔太 :niko




