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ぼくは佐藤翔太!  作者: 佐藤 翔太
32/49

その㉜~ある夜の食卓にて~

レッスンを終えて帰宅したのは、夜の9時を過ぎていた。



玄関を開けると、リビングから温かい匂いが漂ってくる。



「翔太、おかえり!」



お母さんの声に、少しホッとした。今日は家族5人で、少し遅い夕食だ。



テーブルには、お父さん、お母さん、姉の美和、そして弟の太輝たいきが座っていた。

ぼくの帰りを待っていてくれた。



「レッスン?」とお姉ちゃんが笑顔で聞く。



「うん、ちょっと長引いちゃって」



ぼくは席に着き、箸を手に取った。



食事が始まってすぐ、お姉ちゃんがふとぼくに視線を向ける。

「翔太、La♪Ra・RISE!(ララライズ)ってどうなってるの?」


その言葉に、ぼくは一瞬手を止めた。

「え?」



「実はね、今日、大学の友達とLa♪Ra・RISE!の話になって…」

お姉ちゃんは少し照れたように笑う。

「まさかLa♪Ra・RISE!のメンバーの一人が私の弟です、なんて言えなかったわよ」




「そりゃ言えないよな…」




ぼくは苦笑しながら、ご飯を口に運んだ。



お姉ちゃんは続ける。



「LoHiだっけ?まさか翔太が、SKYGODの真くんと同じステージに立つなんてね~」



まだ遠い存在である名前を聞いて、他人事のように僕は答えた。

「いや、まだLoHiの出場が決まったわけじゃなくて、その前に参入バトルがあるんだ」



「そうなの…なんだか複雑ね…」

お姉ちゃんの声には、心配と期待が入り混じっていた。



その時、母がふと思い出したように言った。

「そういえば、翔太もうすぐ誕生日じゃない?ほしいものある?」



「もう親から誕生日プレゼントをもらう歳でもないよ」

ぼくは笑って答えた。




「あら、そう…いらないの?でも当日は少し夕食がんばっちゃおうかな!」




「ありがとう。でも誕生日もレッスンがあるんだ」




「まぁ…みんなに祝ってもらえるといいわねぇ」

母の言葉に、ぼくは心の中で小さくため息をついた。



――メンバーはぼくの誕生日、知らないんじゃないかな…。



今年は無理でも、いつかメンバーやファンの人たちに誕生日を祝ってもらえる日がくるのかな…。

そんなことを考えながら、ぼくは箸を動かした。



食卓の笑い声を聞きながら、ぼくは心の奥で決意を固めていた。

――もっと頑張ろう。

いつか、胸を張って「La♪Ra・RISE!の翔太です」って言えるように。

*La♪Ra・RISE!キャラクター原案者*

英賀田 雪雄(あがた ゆきお)  :日花子

根古島 カノン(ねこじま かのん) :日花子

京極 真秀(きょうごく まほろ)   :茶ばんだライス

折原 千鶴(おりはら ちづる)   :夏也 すみ

狭山 那音(さやま なおと)   :ギフカデ

Daz・Garcia(ダズ・ガルシア)  :HUNGRY

赤河 辰煌(あかがわ たつき)   :ウニヲ

佐藤 翔太(さとう しょうた)   :niko

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