4.5年3組学級通信
5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
7月20日 №80 【終業式です】
早いもので、もう夏休みになろうとしています。この学校に転任して来たばかりでいきなり担任を受け持つことになった4月を思い出すと、子供たちと上手くやっていけるだろうかという、私の心の中にあった不安が今でもよみがえってきます。
ですが、4ヶ月近く経った今、そんな不安を抱えていたのが嘘のようです。子供たちを支えようとしていた私ですが、実は子供たちに支えられていたのかもしれません。
さて、できる限り日刊で続けてきた学級通信ですが、夏休み明けも継続していきたいです。始業式以降は、子供たちの読書感想文を載せていこうと思っています。
感想文については、書くのが苦手な子もいるため、できる限り縛りは無くしています。小説でも、評論でも、エッセイでもよし。雑誌に載っていた短編やコラム、また、教科書に載っているものもOKとしています。
子供たちが感じたこと何でも――楽しいな、嬉しいな、悲しいな、変だな、おかしいな――些細な部分でもいいので、原稿用紙を埋めてくれたらと思います。
保護者の皆様も、子供たちから何か聞かれることが出てくるかと思いますが、ご指導頂けましたら幸いです。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月2日 №81 【新学期始まりました!】
お久しぶりです、工藤です。長かった夏休みが明けて、いよいよ新学期です。
日に焼けた子供たちの姿を見て、どんな休み中のお話が聞けるのかと、今からワクワクしています。
さて、休み前から告知していた読書感想文ですが、誰も提出が遅れることなく、全員提出達成です! どうやら、読書感想文が得意だという高木くんが、みんなに書き方を教えてくれたらしく、素晴らしいの一言です!
まだ内容は確認できていないのですが、子供たちがここまで頑張ってくれたのですから、先生が頑張らない訳にはいきません。きちんとみんなの感想文を紹介し、先生もきちんと向き合ってコメントを返していきたいと思います。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月5日 №82 【読書感想文:パート1】
【「式場のマフラー」を読んでびっくりしたこと 赤木 ちな】
わたしは、教科書にあった「式場のマフラー」という小説を読みました。これは春の授業でやったやつです。
あるところに美久ちゃんという生徒がいたのですが、美久ちゃんは、えらい議員さんの隠し子でした。ある日、美久ちゃんは教室の中で寂しそうにしていました。高山先生が理由を聞くと、美久ちゃんの言うことには、昔仲良くしていた年の離れた従姉が結婚するけれど、親戚が美久ちゃんのことを恥ずかしがって結婚式に出ないように言ってきた、というものでした。
先生が美久ちゃんを励まして、とにかく「お祝いの品を作ろう」と言ったら、美久ちゃんは従姉のためにマフラーを縫い上げ、従妹に送りました。
従姉はとても感動して、美久ちゃんを結婚式に来させ、式ではそのマフラーを身に付けていた、というお話です。
そして小説にはこう書かれています。
「美久ちゃんはずっと美久ちゃんなのです。美久ちゃんが美久ちゃんであることを隠す必要も、恥ずかしがる必要もないのです」
わたしは良い話だなと思いました。次の一文を読むまでは。
「美久ちゃんは今までとは別人のようにとても明るくなりました。きっとこれが、本当の美久ちゃんだったのです」
わたしはびっくりしました。
人の心に嘘も本当も無いと思ったからです。
だって、この文の直前で、「美久ちゃんはずっと美久ちゃんだ」と言っていたのです。
寂しそうにしていた美久ちゃんも、明るかった美久ちゃんも、それはどちらも美久ちゃんのはずなのに、いきなり、明るかった美久ちゃんこそが「本当の美久ちゃんだった」と言われて、わたしは何だか気持ち悪くなってしまいました。
ああそうか、つまりこの物語は、「寂しい子供」や「暗い子供」は偽物だと言っているんだと、そう思いました。子供は明るくなくちゃいけない。暗い子供は本当の子供ではない。暗いのは偽り。暗いのは本当のあなたではないのだ。だから早く明るくなって本当のあなたになりなさい。そう言ってるんだと思いました。気味が悪いです。
ただ、気味が悪いからこそ、わたしも「この教科書を使うこの学校」にいる間は、とりあえず明るく振る舞っておこうと思いました。
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【先生からのコメント】
驚きました。まさかこのような読書感想文に出会えるとは思っていませんでした。
これは一種の批評です。
そもそも、物語を批判的に読む、という授業はほとんど小学校では行われません。いえ、中学や高校でもあるかどうか。
反省しなければなりません。きっと先生は、子供というものを内心どこかでナメていたのでしょう。子供の感受性を見誤っていたのです。
ちなちゃんに聞くと、どうやらこれは、高木くんのアドバイスによってこのような形になったそうです。ちなちゃんが感じた取っ掛かりを、高木くんが上手く引き出してきた。そういうことでしょうか。素晴らしい。
先生も気を引き締めなければなりません。これは、子供たちからの挑戦状です。先生と子供たちとの真剣勝負になること必至です。現に、ちなちゃんの最後の一文に、先生は殺されそうです。
よし、頑張るぞ!
備考:今日は高木くんがお休みでした。学級通信は、ちなちゃんに持っていって貰います。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月6日 №83 【読書感想文:パート2】
【「むちむちエルフ」に屈しない 加藤 信二】
ぼくは「むちむちエルフ・ザ・ファイナル ~時限爆弾TKB~」を読みました。
ぼくはこのシリーズが好きでマンガもノベライズも全部読んでいるのですが、今回の最終巻もすごく良かったです。
この本を読んでいると、いつも心の中が熱くなって、体の一部が固くなります。
ヒロインのむちむちエルフは、今回、悪の組織に体を改造されて、乳首に時限爆弾の解除スイッチを取り付けられてしまいます。
主人公が必死になって解除しようと乳首を押そうと試みるのですが、いつも邪魔が入って押せません。ぼくはその度に衝動に駆られて、押せっ……! と思わずにはいられません。
悔しいです。
ぼくの性衝動が作者に操られていると思えば思うほど、悔しい。
ぼくはお前の思いどおりにはならない!
必死にそう思うのです。けれどぼくの心も体も、いつしか興奮の真っ只中にあります。
くやしい……っ、こんな作者にいいようにされて……っ、でもっ、気持ち良い……!
どうして、どうして。
ぼくは泣かずにはいられません。
むちむちエルフに屈する訳にはいかない。でもいつも最後はぼくの負けです。
イケナイぼくは、この本から、いつも悔しさと涙と興奮をもたらされるのです。
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【先生からのコメント】
真に迫るものがあります。
さほど具体的な描写がある訳ではありません。それなのに、この加藤くんの心理描写と言ったらどうでしょう。
なるほど、加藤くんはこの本を作者と読者との対決だ、と解釈して読んだのでしょう。
日頃の私自身の読書スタイルでは、作者を読みの枠組みから外したテクスト論の範疇で読書を捉えていますが、あえて作者を前面に持ち出してくるこの読書スタイルは加藤くんならではのものでしょう。
聞けば、やはり高木くんのアドバイスがあったとのこと。高木くんは名将です。
備考:今日も高木くんがお休みでした。ちなちゃんにプリント配達をお願いします。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月7日 №84 【読書感想文:パート3】
【「月刊陸上競技ランナーズ」を読んで 品田 俊二】
「月刊陸上競技ランナーズ」には、短距離とか中長距離とかの各種目の読者用に、専門家が練習方法を教えてくれる指導コーナーがある。
今回俺は、短距離の指導コーナーに書いてあった練習メニューを読んで、マジスゲーと思った。練習量がパない。だからやってみた。
スゲー疲れた。パない。
200mを8割の力で10本走るのはヤバイ。
こんなのできる奴いるのかよ。マジパねー。
でも間違いじゃない。何回読んでも200m×10って書いてある。
だけど俺は思った。多分うちの学校のグラウンドがまずい。
芝生と土のグラウンドだ。テレビで見るみたいな、ゴムみたいな感じのグラウンドじゃない。だからヤバイのは俺でも練習メニューでも無くてうちのグラウンドだ。多分そうだ。
だけどよく読んでみたら、芝生の上で走ってもよい、って書いてあった。
マジかよ。パねー。新発見だ。これが「精読」ってやつなんだろう。本はよく読み返した方が良い。マジで。
つまり、「月刊陸上競技ランナーズ」はヤバイ。読んだら「マジか」ってなる。走ったらもっと「マジか」ってなる。スゲー読書体験だ。俺の人生ここから変わる気がする。ヤバイ。
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【先生からのコメント】
なるほど、「月刊陸上御競技ランナーズ」ですか、そうですか。
競技雑誌をもってくるとは想定外でした。確かに先生、雑誌に書いてある文章でも良いですよ、と言いました。認めます。
もしや、と思って聞いてみたらやはり高木くんの入れ知恵でした。
でも品田くんは確かに、今まで読書とか文字を読むのが嫌いな子でしたから、今回、雑誌の、いちコーナーを読めたというのは素晴らしいことなのではないでしょうか。
教師や大人がすべきことは、まず、子供が新たな一歩を踏み出したことを見届けることです。
品田くんも言っているではないですか。スゲー読書体験だ、と。
何が人生の岐路となるかは分からないのです。
ですから先生もまた、ともに歩みましょう。
……書いているのは本当に品田くんですよね?
備考:高木くんは今日で3日間のお休みです。聞きたいこともあるから、早く良くなってね。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月8日 №85 【読書感想文:パート4】
【「CHARP製オーブンレンジ RE-SD3B 取扱説明書」を読んで 曽田 朝美】
まずはじめに「電源プラグとアース線を取り付けて下さい」と書いてありました。アース線とは何だろうと思いました。よく分からなかったので、ははあ、多分これは伏線なんだなって思いました。
次に、「ものを温める」という章になりました。「牛乳を温める場合は、容器に移して〈あたため〉ボタンを押してください」と書いてありました。もしもわたしだったら、牛乳は温めないで飲むのに、と思いました。わたしとは趣味が合わないな、と思いました。
次に、「オーブンで焼く」という章になりました。「オーブン機能のあるレンジではパンを焼くことができます」と書いてありました。わたしはパンが好きです。
「パンを作るときは〈発酵〉モードにして、イーストを入れてこねた生地をレンジの中に入れます」と書いてありました。「生地が膨らまない場合は、庫内が温まっていない可能性があります」と書いてありました。わたしはプロローグに出てきたアース線が何か悪さをしたせいだな、と推理しました。
「生地が膨らんだら、ガスを抜いてから生地を休ませて、成形していきます」と書いてありました。もしもわたしだったら、生地を休ませるなんてこと思いつかないから、電子レンジはすごいなあ、と思いました。
「成形が終わったら〈発酵〉モードの庫内に入れます」と書いてありました。また〈発酵〉モードが出てきました。最初の〈発酵〉モードが伏線だったんだと、ここで気付きました。
「180℃の庫内で焼きます」と書いてありました。わたしは42℃のお風呂でも熱いので、180℃だったら死んでしまうと思いました。とても怖いなあ、それなのに、パンってすごいなあ、と思いました。
この本はとても面白かったです。また読みたいです。
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【先生からのコメント】
高木くん、全てあなたの思惑だということは分かっているんです。白状しなさい。
先生、クラスのみんなに聞いて回りました。あなたがブレーンであることは、みんなもう口を割っています。
高木くん、あなたは夏休み中に、クラスメイト一人ずつに口述筆記をさせていた。あなたが皆の思考をトレースして文章を考え、皆はそれを筆記する。そうですね? 道理で筆跡が本人と何一つ違わない訳です。
あなたが休んでいる理由が分かりました。全部あなたの仕業だったということですね。それに気付かず先生は「子供たちとの真剣勝負だ」などと一人で盛り上がっていたのです。学級通信を家で読むあなたはさぞ愉快だったことでしょう。
先生、勘違いしてました。これは他でもない先生と高木くんとの戦争です。赴任してきた当初、他の先生から「気を付けて」と言われた意味がよく分かりました。
先生は教育者です。ですから学生(あえて児童とも生徒とも呼びません。あなたはもはや学生です)である高木くんの挑戦には、真正面から受けて立ち、言葉を返さなければならないでしょう。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月9日 №86 【読書感想文:パート5】
【「5年3組 学級通信 ~一期一会~」に浮かぶ女としての表象 高木 貴司】
5年3組の学級通信「一期一会」が発行されて久しい。筆者は夏休みの間、過去の学級通信を読みふけっていたのだが、ふと、一つの疑問が湧いた。(先生 注:それはいいのですが、そもそも学級通信は読書と言えるでしょうか。もはや雑誌でも冊子でもありません。まず先生と高木くんとの間で読書感想文の定義を改めて話し合いませんか?)
学級通信の作者である工藤女史の一人称についてである。(先生 注:№1で書いていますが、学級通信の作者は先生だけではありません。これは先生がみんなと一緒に紡いでいく一年間の物語です。テクストを無視して曲解していませんか? それで冷静な読みができますか?)
もっとも「作者」という言葉を用いることはふさわしくないかもしれない。学級通信の内容に準拠するのであれば、これは工藤美智子という語り手――すなわち一種の登場人物である――が「(生徒である)みんな」と紡ぐ一年間の「物語」であるから、一種の小説とも解釈できるのである。
であるならば、その読みの解釈を全て「作者」という存在に帰結させることは、解釈の可能性を狭めることにもなりかねないため、この学級通信はあえて作者という存在とは切り離されたものとして扱うべきであろう。(先生 注:それは、学級通信を一種のフィクションとして見る、ということにもなりかねませんが、それでいいのでしょうか。先生は保護者の皆さんに毎日フィクションを報告していることになってしまいます。まずくないでしょうか)
語り手である美智子は、基本的に「先生」と「私」という2種類の一人称を使用している。(先生 注:そうだったでしょうか。あなた、よく夏休みをそんな細かいことに費やせましたね。他にもっと小学生らしいことした方がいいんじゃないでしょうか。夏休み何してましたか? 学級通信の一人称数えてました。っかー! 文学的なことしてる俺つれーわー! っかー! 目立ちたくないんだけど独りでに文学的な研究しちまうからなー! っかー! つれーわー! 目立ちたくないんだけどなー! っかー! みたいな意識高い自分に酔ってはいませんか?)
美智子は、主に保護者に向けた語り口では「私」を、児童に向けた語りでは「先生」を用いる。それ自体は、人間の社会性における一人称の変化というものであり、特に不思議なものではない。(先生 注:はい、そうですね、不思議なことではありません。あっ、この流れ見たことありますね。高木イズムのよくあるやつです。不思議なものではない、かーらーのー?)
しかし(先生 厨:はい頂きましたー! 安心させておいてからの逆接の接続詞ー! 読めてました! 先生ばっちり読めてましたよー! はいー! ありがちー! はいはいー!)、美智子の一人称が唯一「私」となる児童がいる。それが加藤信二である。
これまでの、遠足についてや、プール開きについての記事では、加藤についての言及の際には常に「私」として一貫している(先生 注:偶然じゃないですか?)。
さて、30代の女性教師が教え子を相手にして一人称を「先生」から「私」として切り替えるのは一体どういう時だろうか(先生 注:偶然でしょうねえ)。
ここからは、学校という空間から解放された、あるいは解放されたがっている心理が読み取れる(先生 注:読みが恣意的ではないでしょうか)。一人の対等の男女として、教師ではなく女性でいられることを望んでいる(先生 注:読みが恣意的ではないでしょうか)。
そもそも、工藤美智子女史は、学級通信に関わらず、現実において加藤と接する際にも「私」という一人称が散見される(先生 注:あの、最初に「作者」と切り離すって言ってましたよね? どうして今になって現実の先生が出てくるんですか? ルール違反じゃないですか? やめましょう。この感想文は破綻しています)。
工藤女史は加藤に「教師ではない私」を見せている(先生 注:偶然です)。皆が帰った放課後も、何故か加藤の下駄箱に上履きが無いことが多い(先生 注:偶然です)。休日には、教員住宅における工藤女史の部屋に入る加藤の姿が目撃されており(先生 注:偶然です)、さらに加藤の言うことには【教育的処置により削除】であり、ただならぬ【教育的処置により削除】となっており、むちむちエルフの隠喩として【教育的処置により削除】なのである。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
担任:工藤 美智子
9月12日 №87 【狭隘な恋愛観に支配された猿に告げる】
一人の女がいる。そして一人の男がいる。三十年酸素を吸ってきた女と、十一年二酸化炭素を吐いてきた男だ。私が彼の口を食み、私の酸素を彼に受け渡したとして、そこにある私自身の社会性の欠如というものを量的、あるいは質的にでも果たして誰が説明できようか。そして、彼の吐く二酸化炭素を私が受け入れたとして、教育者としての私の資質と、女性としての私の価値と、それらを天秤に掛けたり、もしくはせめぎ合わせたりして、私はおろか世間において一体どれほど明白な合理性が生まれるのだろうか。未成年という存在が、自己の判断において必ずしも常に「正しく」あれないから制限行為能力者という枷を与えられているのだとして、あるいは私が職員室の同僚や教頭、学校長や顔を合わせたことすらない教育委員会の言うところの小児性愛者だとして、私と彼が果たして愛をもってまぐわったか否かというその事実もしくは真実を一体誰が指摘できるのか。お互いが、道徳的かつ倫理的である社会性に基づく良識的な判断に基づいて吐息と唾液とを交換したか、あるいは粘膜と粘膜における分泌物の積極的せっしょくがあっ
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
副担任:佐藤 誠治
9月12日 №88 【お知らせ】
担任の工藤先生は、今日から1週間お休みとなります。
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5年3組 学級通信 ~ 一期一会 ~
副担任:佐藤 誠治
9月19日 №89 【お知らせ2】
突然のことで恐縮ですが、担任の工藤先生は退職なさいます。
加藤くんが、ご家庭の都合で転校しました。
読書感想文の掲載については中止します。