表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

神様からの依頼


神様のちょっとした失敗で、この世界に迷い込んだ異世界人を始末するのがこちら。異世界人対策本部。本部といっても支部があるわけでもなく、総勢10数名の組織だ。


依頼人は神様一人。人間の土地にありながら、組織の人間は誰一人として人間ではない。


「いやーマジか。殺していいのか、これ」


神様からの依頼書を揺すりながら、少年は笑った。


大岳拓也を始末せよ。と依頼書には書いてある。大岳拓也と言えば、百何年前の勇者ではなかったか、と少年は記憶を辿る。


「まだ生きてたんだな」


魔王と戦い、勝利した大岳拓也は、その後行方知れずとなった。勇者によくある暗殺だろうと少年は推測していたが、どうやら違ったらしい。


「この依頼、俺が受けてもいい?」


少年は、前のデスクで爪を塗っている女に声を書けた。仕事をしていないことに違和感はない。ここの者は大抵、つまらなさそうに暇を持て余しているものだ。


「いいわよ。英雄の始末はいつだってアンタでしょ」


「まぁ、そうですね。皆さんが行きたがらないんで」


「そりゃ当然でしょ。英雄なんて、無駄に強くて面倒臭い。好き好んでやるわけないじゃない」


少年は口を尖らせる。神が始末を頼んでくる英雄ほど、面白いものはないと少年は思っている。ただその依頼は多くはない。


「それじゃあ行ってきます!」


退屈な時の潰し方は一つ。神様の依頼をこなすことだけ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ