表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Deleter事件  作者: ハヤともくん
8/13

第八話 情報

もう第八話です。


今回は過去最高の長さなので、じっくり読んでください!


ツトム「お願いしまーす。」


お、さすがただつとむ。でも今回全く出番ないよ。


ツトム「そ、そんな!」

林の中で殺された高橋 コウキ。


トモさんはシンジを野次馬にまじらせ、全員の顔を見渡す。


野次馬の前側に、シンジやツトム、中井との会議で名前のあがった者がいた。


それは、村重 レトリードと市間 タクミだ。



シンジは野次馬の外側にまわった。


するとシンジに何者かが声をかけた。


「おい、シンジ。大変なことになっちまったな。」


岡村 ケント、若井 ダイ、来条 コウイチの三人だった。


「なんでお前らここにいるんだ?」


シンジが聞くと、三人は首をかしげてお互いを見合った。


するとケントが代表してシンジに話した。


「どうしてって・・『裏Deleter(デリーター)』を見たからだよ。お前は違うのか?」


そうか、とシンジは納得した。


〈今から林で高橋が死ぬ。〉


あの書き込みはDeleterが野次馬を作るための物だったのだ。


考え込んでいたシンジにコウイチが話しだした。


「それより、見ろよ。」


シンジはコウイチが指さす方向をむいた。するとそこには見知った顔がいたのだ。


「あっちには原谷、むこうには長谷部のヤローもいるよ。」


原谷 トシ。・・変態だ。


長谷部 トオル。シンジ達の担任だ。



トモさんは桜川に話しかける。


「高橋とお前はいつはぐれたんだ?」


すると桜川は先ほどの状況を説明した。仮面の者のこと、高橋が自分を守ってくれたこと。


「じゃあ一番最初に高橋を見つけたのはお前か?」


「・・私は三番目。きた時にはそこの二人がいました。」


桜川はレトリードとタクミを指さした。


トモさんは今度は二人に問いかける。


「一番最初に見つけたのはどっちだ?」


するとレトリードが口をひらいた。


「ぼ・・ぼくですケド。」


「お前・・」


レトリードが話そうとしたときに、タクミがわって入った。


「こいつを疑ってるの?それはないよ。」


「なんでだ?」


「僕はDeleterを調べてるんだけど、こいつも調べてるんだ。


 まあ、お互い協力してるわけじゃないけど。前資料を眺めてるところを見たんだ。」


トモさんはその話が本当か確認するため、質問を続けた。


「レトリード、お前はなんでDeleter事件を調べてるんだ?」


レトリードは少しうつむいたあとに話しはじめた。


「エトーさん、とってもイイ人デシタ。ぼくのわからないコト、教えてくれた!


 だから、犯人ゆるせまセン!」


レトリードは声が裏返っていた。


「タクミ、お前は?」


「答える必要はないよ。」


タクミはそう言ったあと、野次馬の中に消えていってしまった。



プルルルル。


シンジの携帯がなった。中井からだ。


「二人共林の外に来て!」



「トモさん!」


「どうした?シンジ。・・なるほど、わかった!」


トモさんは部下たちに後のことをまかせ、シンジと一緒に林の外へむかった。



トモさんは林の外にむかう途中、シンジにレトリードのことを話した。


シンジも、レトリードのことをケントにきいていたのだ。


「あいつのこと俺が知らなくても無理ないんだ。


 なんかあいつ、二学年が始まる日、朝きてすぐに保健室いってたらしいんだ。


 それなら、二学年始まってすぐにあった自己紹介みたいなのにでてないからな。」


「そうなると、エトーがやさしくしてたのは一年のころか?」


「さあ?そうだと俺も知ってると思うけど・・」


二人が話してる間に、林の外に到着した。


「おい、中井!いったいどうしたんだ?」


「それが・・・赤沼 トンスケが林から走ってでてきたの。」


二人は驚きをかくせなかった。


「そ、それで、今どこに?」


「むこうでトモさんの部下たちがおさえてるわ。」


「早くそこにつれていってくれ!」



「ぼ、ぼぼぼぼぼくじゃないもん!高橋をこ、ここ殺したりしてないもん!」


ブタは盛大に暴れまわっていた。


「・・おい、お前、殺してないってことはそれ以外になにかしたのか?」


シンジがそう聞くと、ブタは更にふるえだした。


「ち・ちがうもん!メールがきただけだもん!」


「メール?」


「そ、そうだよ!お前らがおくったんだろ!?」


シンジはかなりイラついてきた。


「どんなメールがきたんだよ!」


「う、裏Deleterってサイトに、〈今から林で高橋が死ぬ〉って書き込めって!」


シンジのイラつきはピークにたっした。


「それで本当に書き込んだのかよ!誰からきたのかもわかんなかったのに!」


ブタは振幅がひろくなり、目の残像が見えるほどになっている。


「だ、だって!『書かなかったらお前が桜川のこと好きだって言いふらす』って!」


プチン。


シンジの中で、なにかがきれた。


「この・・ブタヤローー!!!」


このブタはどうやら飛べるブタなようだ。およそ5メートルは飛んだだろう。


いや、ボクシング部のシンジが飛ばせる人間で、こいつはただのブタなのか。


「シンジ!ストップ!!」


トモさんがシンジをとめた。


「とりあえずこいつに詳しいことを聞こう。」


シンジは5メートル先で首を縦に振りまくるブタがうざくてしょうがなかったが・・


とりあえずそうすることにした。

ツトム「ほ・・本当になかった・・」


ブタでも出番あったのにね。


ツトム「か・・感想おねがいします・・・」


さ・・さすが・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ