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Deleter事件  作者: ハヤともくん
6/13

第六話 目的

高橋「やりましたよ!」


シンジ「え?なにが?」


(まずい・・このままだとネタバレに!)


あっ!あっちに原谷 トシが!


シンジ「え?原谷って誰?」


いや、あんたのクラスの変態だよ!


シンジ「ああ・・・忘れてた。」


おい!!読者の皆さんも名前は覚えながら読んでくださいね!

放課後。シンジと中井はアパートにいった。


「お?そいつが中井 ミカか。よろしくな。」


「僕はツトム。よろしくね。」


トモさんとツトムが頭をさげた。それにつられて中井も頭をさげる。


「それで中井。その兵器ってのはどういうシステムなんだ?」


中井は記憶をさぐりながら話す。


「たしか・・・電気と超音波を発するものだったと思うわ。」


なんでおぼえてんだよ!!


・・・といいたいところだが、シンジはなんとかこらえた。


「ところでツトムさん。裏Deleter(デリーター)の方は?」


「ああ。普通だよ。まあ、見つかるわけないけど、


 連続殺人犯の話に入るのはかなり度胸がいるからね。ほら。」


〈もう怖すぎだよ。早くつかまんないかな~。〉


〈それにしても桜川かわいそうだな。江藤と付き合ってたんだろ?〉


〈Deleter・・・嫌な響きだよ。〉


〈ってかなんでDeleter事件ってよばれてんの?〉


〈さあ、オレも友達から聞いたし。〉


ツトムは画面をどんどんスクロールしていく。


「あれ・・・?」


「どうかしたのか?シンジ」


シンジのつぶやきがきこえたようで、トモさんが反応した。


「いや・・・なんでもない。」


シンジは画面を見て、一瞬違和感がしたのだが・・気のせいだと思い、深く考えないことにした。


「とりあえず二人とも。学校で情報をあつめてくれ。」


トモさんの一言で、シンジと中井は家に帰った。



次の日。


またしても、シンジのもとに三人が集まってきた。


「よう、ケント、ダイ、コウイチ。」


「おい、ついに高橋の思いが実ったぞ!」とケント。


シンジはおどろいて声がでてしまった。そして、なんとなく周りを見渡すと、


確かに桜川の顔色がかなりよくなっていたのだが、


それ以上に気になったのはシンジ達の会話に敏感に反応した二人。


レトリードと・・・ブタ。


すると同じく異変に気づいた中井がシンジのそばで囁く。


「ミナミ、モテモテね。」


するとさらにブタが驚く。どうやらブタさんは鼻より耳がいいようだ。



シンジと中井はそれ以上なにも情報が入らぬまま、放課後をむかえた。



数分後、アパートで会議がはじまった。


まず中井が話しはじめた。


「犯人がだれか、じゃなくて、目的を見つけて先回りするっていうのはどう?」


トモさんも同意し、意見を述べる。


「まあ、普通に考えれば一番最初のターゲット、エトーは目的の一つだろう。


 しかし犯人=Deleterがなぜエトーを殺さなければいけないのか?


 それがわからなくてとまっているんだ。」


その時、シンジの頭に昨日の違和感がはっきりとした状態でよみがえった。


〈それにしても桜川かわいそうだな。〉


頭のなかで紐の結び目が解ける感覚がした。


「Deleterの狙いは・・桜川・・?」


全員がはっとする。そしてトモさんがもう一つの結び目を解いた。


「そういえば北宮は、桜川の親友!」


「まちがいないわね。Deleterはミナミを苦しめるために・・・」


と自分で言いながら、中井は思い出した。


「高橋・・・!!」


シンジもその一言で思い出す。


「高橋が・・・高橋が危ない!」



そのころ、商店街。


そこにいたのは高橋と桜川だ。


そして二人に忍び寄る影が・・・・二つ。

トモさん「出番あってよかったー!」


全員「おめでとー。」


ツトム「出番あってよかったー!」


全員「いや、別になくてもよかったんじゃないですか?」


ツトム「ええー!?なに、その差!!」


全員「こんなうるさい人はほっといて、感想お願いします。」


ツトム「ええー!?」

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