第十二話 教会
第二章、いかがでしょうか?
中井「あなた・・日があいたからあせってるの?」
ぎくっ!
ツトム「だ・・だいじょうぶっすよ!」
お前だけには励まされたくない!!
「・・・くそっ」
シンジは落ち着かず部屋を歩き回っていた。
犯人が何人もいて、もう二十人も殺されている。もはやいつ知り合いが殺されるかわからない。
そんな状況でなにもできない自分への怒りがこみあげていたのだ。
そこでツトムが声をかける。
「シンジくん、気持ちが落ち着かないのはわかりますが、今はどうしようもないっすよ。」
「落ち着けるわけないですよッ!!」
しかしシンジはそれをふりはらった。
「このままじゃ、友達が殺されるのを黙ってみてることになるんすよ!?
俺はどうすれば・・・」
その時、とある人物の顔が浮かんできた。
(トウリ・・あいつなら・・・)
「どうしたの?」
「錦戸 トウリってヤツに会ってくる。」
「トウリ!?何を言ってるの?」
中井はシンジの発言が信じられなかった。
それを見ていたトモさんとツトムは首をかしげていた。
「そうだ・・・トモさん、今日学校に来てたクラスメートを書いとくから、調べといてくれねぇか?
たいした情報はないだろーけど。」
シンジは申し訳なさそうな顔で頼んでいる。
「バカ言ってんじゃねぇよ。どんだけ面倒でも、どんだけ意味なくても調べてやるよ。
・・・ツトムがな。」
「え!?僕ですか!?」
トモさんは半分ふざけながらやさしくうなずいた。
「頼みましたよ、二人共。」
そしてシンジは外へでようとしたが、中井が止めた。
「待って!私も行くわ。」
中井は軽くウインクをしてみせる。
「わかったよ。」
シンジは軽く笑いながら答えた。
「おい!それで、トウリってのはどういうやつなんだよ?」
トモさんの質問に、
「犯罪者。」
そう答えてシンジと中井はアパートを出た。
「この感じだと、5時には少年院に着いて、帰るのは10時をまわりそうね。」
「そうだな。」
そのころ・・とある教会。
「・・時間だ。」
怪しい人物と、それをとりまく十ほどの人間。
「みなさん、準備はいいですか?・・・そう、それぞれの復讐の準備は!!」
「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「さあ行きましょう。今こそ・・悪魔による天誅のお時間です!」
一時間後・
少年院へと進む途中、中井が道の先に人だかりを見つけた。
「シンジ・・あの人だかりはなに?」
「嫌な予感がする・・・行こう!」
そこには、シンジには信じられない光景があった。
「う・・うそだろ・・?」
そこにあったのは・・・・・若井 ダイの死体だった。
「ダイ!ダイーーー!!」
二代目Deleterの魔の手が・・ついにきてしまったのである。
トモさん「何?オレらの出番なくなるの?」
ツトム「そんなぁ・・」
ここにだすから許してくれ(汗
トモさん&ツトム「感想ヨロシクッ!!」
機嫌なおんの早っ!