第十一話 二代目
シンジ「なんか更新が遅いわりには短いような・・」
だって、パソコン動かなかったんだもん!
中井「せっかく第二部に入る大事なとこだったのに・・あ~あ・・」
だから僕のせいじゃありませんって!
〈Deleter様に逆らう外道ども!我が裁きをくだしてやる!我は二代目Deleterだ!〉
シンジ、トモさん、中井、ツトムの四人の目にそんな一文が飛び込んできた。
「俺たちへの宣戦布告・・か?」
最初に口を開いたのはシンジだった。
「こいつ、Deleterとレトリードの関係にはおそらく気づいていないな。」
そのシンジの言葉に、全員がうなずく。
そして全員はもう一度パソコンに向きなおった。
「裁き・・」
中井は考えこみながらつぶやいた。そして、とある考えが浮かんだ。
「まさかこいつ、Deleterが無差別に人を殺してたと思ってるんじゃない?
それを様ってよんでるってことは、〈裁き〉ってのは、自分が変わりに殺すってことなんじゃ・・」
「そんな・・」
話をきいたツトムがふるえあがっている。
「シンジ、中井。明日からの学校は常に周りに気をつけろ。
こいつの言い分的に、一番ねらわれやすいのはお前らだからな。」
トモさんがまとめて、四人は解散した。
次の日。
「なんだこれ・・・?」
シンジは学校にいって呆然とした。
学校は静かで人気もかなり少なかったのだ。
「よう。」
そんなシンジに声をかけたのはケントだった。
「俺もこの静かさには驚いたけど、当然といえば当然だ。
なんせ、昨日20人殺されたんだからな。」
「2、20!?」
「ああ。頭がオカシイんだよ。そいつは。」
ケントは下を向くシンジの顔をのぞきこむようにして続けた。
「で?犯人の目星はついてんのか?」
シンジは首を横にふった。すると、
「まあ、今日学校にきてる奴らの中にいるんだろうけどな。
同じクラスなら中井、原谷、ブタの他に、柿崎 キセキ、藤田 カズシ、坂本 ノゾム、
榎本 ナツキ、倉石 ミユキ、北條 フウガ、滝 レンタの七人だな。」
ケントは、それぞれ指をさしながら話していく。
シンジはそのメンバーを手帳にメモしてケントとわかれた。
もちろんこの日も、学校はすぐに終わった。
放課後、四人がアパートに集まる。
全員20人殺害されたことに驚きを隠せなかった。
「まちがいない。そいつの目的は、より多くの人間を殺すことだ。
だが20人となると、一人じゃない可能性も・・・」
「あ」
トモさんが話してる途中に、ツトムが口を開いた。
「そういえば、殺された20人の大半は丸い跡のほかに、
ナイフで刺された傷があったらしいですよ。」
「・・・複数犯ってことで間違いないわね。」
ツトムの話を聞いた中井がトモさんの意見に同意した。
「でも、人殺すことに賛成するようなのがそんなにいっぱいいるのか?」
シンジの問いに中井は少し考えた後に答えた。
「まあ、多くて三、四人でしょう。」
三、四人。その人数の中に知り合い、友達がいないことをシンジは全力で願った。
なんかいっぱい名前でてきたけど、後々説明するんで、
存在だけ覚えといてください(笑
全員「というわけで、感想、評価、お願いします!」