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Deleter事件  作者: ハヤともくん
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第一話 始動

はじめは説明ばっかですね。


あと若干デスノートに近いのは許してください(汗


飽きずに最後まで見ていただけると幸いです。

まずは悪魔の話をしよう。


そいつの名はDeleter(デリーター)


そいつは見つめるだけで人間を殺すことができる。


もし実在するなら世界は、人間は、おかしくなっているだろう。


でも、そんなのいるわけない。誰もがそう思っていた。


あの日までは。



江藤 リョウスケ。通称エトー。


エトーは月光(つきびかり)高校に通う16才。明日になったら二年生だ。


月光高校は生徒数が全国一で、学校もかなり広い。



シンジとエトーはボクシング部に所属している。


シンジとエトーは中学の時に出会い、4年連続でクラスが同じだ。


「正直、仲良すぎてきもちわりぃ」


シンジのよく言われることベスト5には入るだろう。



ん?シンジって誰かって?


高山 シンジ。漢字で真士。


「お前フルネーム左右対称じゃん!」


これもベスト5に入るだろう。シンジはこっちのほうが気持ち悪いと思っている。



今日の部活は一年生最後の部活で、シンジはなぜか月日の流れを感じた。


そのせいか、帰り道、シンジとエトーは将来の夢の話をした。


シンジにははっきりとした夢はない。


ボクシングは護身術としてやっているだけだったし。でもエトーは


「幼稚園の先生になりたいんだよね」


と言う。なぜ幼稚園の先生なのかはわからない。


でも、シンジはひたすら羨ましかった。



それは、エトーの目が輝いていたからだ。



(やりたい夢があるっていいなあ)


次の日。


この学校は入学式と始業式を同時に行う。

シンジにとってはそれがめんどくさくてしょうがない。


シンジはそのめんどくさい間も夢のことを考えていた。


(将来どころか今やりたいこともねーし)



めんどくさいのが終わると、皆一斉に教室にもどる。


その瞬間、シンジの3メートルぐらい前にいたエトーが倒れた。


「エトー?どうした?」


シンジや周りにいた奴は心配になりそう呼びかける。



エトーは動かない。


シンジは、いや、生徒全員は状況がすぐには理解できなかった。


しかしシンジは30秒後ぐらいにようやく理解できた。



人口呼吸をする教師。


脈をはかり、ドウコウを見る保健教師。


そして聞こえたこのセリフ。


「救急車はいい!警察をよべ!」



そう、エトーは・・・死んだ。


シンジに悲しみと、疑問と怒りがこみあげた。


「エトー?エトー!!

 

 なんでだよ!なんでお前が死ぬんだよ!!」


周りの教師に止められながらシンジがさけんでる間に警察がきた。


検視官が少し調べたあと、警察のリーダーっぽい奴がこう言った。


「どこもけがしていない?ふざけるな!

 

 人間がそんなに簡単に死ぬわけない!!」


部下っぽいのは


「でもあるのはこの丸い跡だけで・・・」


と返す。



その会話を聞いた生徒がどこかでつぶやいた。


「Deleterだ・・・Deleterは本当にいるんだ!」



この瞬間にシンジの「やりたいこと」が決まった。


いや、「やらないといけないこと」と言うべきか。


とにかく、シンジは誓った。


Deleterを捕まえてみせる、と。



4月1日、こうしてDeleter事件は始まったのである。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。


初投稿なのでかなり緊張してます(汗


感想おねがいします。

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