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いつかの先に逢えるまで ~神子様との同居は期間限定?もう会えなくなるなんてイヤなんですけど!?【完結済(全104話)】  作者: 静林


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箸休め ~桜小路恭介という男

出版社Aの担当・鈴木のつぶやきです。

日頃お世話になっている桜小路恭介先生の裏の顔を暴きます!

 桜小路恭介と言う人気作家の担当者・鈴木です。

 自分は先生がデビューされてから2代目の担当者です。初代の担当者さんは休みを利用して和歌山県の寺に座禅を組みに行き、そこで寺のお嬢さんと運命的な出会いをして結婚してしまったのです。


「鈴木君、後をよろしく。桜小路先生は楽だからね」


 たいした引き継ぎもせず、出版社を辞めて寺の住職を目指して山に籠ってしまったのです。


 確かに桜小路先生は温厚で締め切りを守ってくださる大変「扱いやすい」作家です。ただし、それは仕事に関してだけでした。


 先生は「大のポテチ好き」なのです。

 昔食べたポテトチップスが忘れられず、それを追い求めているのです。先生には少しでも仕事を進めていただきたいので、探すのは自分の役目です。


 ええ、そりゃ集めましたよ。定番から限定商品まで。

 ただ、先生が言う「むかし」っていつ?

 それすらいい加減な記憶で、「中学生の頃だったかなぁ」から始まって、「大学生の頃だったかも知れない」まで、いったいそれだけの間にどれ程のポテトチップスが売りに出されたとお思いなんだろう?

 挙句の果てに、「限定品ならもう手に入らないだろうから、限りなく近い味のものを探してくれ」ときた。

 すみません、先生。自分は先生が仰る「その味」を知らないのです。


 取り合えず先生のお宅にお邪魔するときには、いくつかのポテトチップスを持って行くようにしているのですが、今日は運悪く、「新ネタ」に出会うことができませんでした。


 奥様に「今日はポテチがない」と伝えたら、「あらぁ、残念がるわ。何とかしないとね」と言い、奥様もネットで調べ始めてくれました。

 そこに碧衣さんがポテチの袋を手に持って食べながら現れたのです。

 ただし、それは「ド・定番」のポテチでした。

 自分と奥様が「どうしよう、どうしよう」と頭を抱えてるのを見て、碧衣さんは一言。


「そんなのテキトーでいいのよ。どうせ全部覚えてるわけないんだから」


 と言って、手に持ってる「ド・定番」のポテチの袋に何かの商品に付いていた粉末の鶏がらスープを入れて、袋をカシャカシャ振りました。


 まさかそれを食べた先生が「そうそう、これこれ」と言って、その「ド・定番」のポテチにご満悦になったのです。


「次から、これを頼むよ」


 わかりますか?パッケージは「ド・定番」のポテチのものです。でもそこに振り入れた粉末スープが一体どの商品に付いていたものかわからないのですよ。

 碧衣さん、あなたはどの商品の鶏がらスープを入れたのですか?

 おしえてくださーい!!!


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