なみのこえ
美幸には『声』が聞こえる。
だがそれは、当たり前の中では有り得ない、見えざるモノが生み出していた。
耳を疑いたくなるような、不可解な音。けれどもそれは、確かに誰かの『声』だった。
突如として、日常を壊された美幸。出来ることはただ、消えない恐怖と共に漂うだけ。
そんな彼女に手を差し伸べてくれた、とある人の家。
そこで過ごした時の流れは、遥か遠い記憶の名残りと彼女を、幾度となく引き合わせた。
ゆるやかに、寄せては返す……波のように。
これは、ある一年間の情景に寄り添った、美幸の中の淡い追憶。
だがそれは、当たり前の中では有り得ない、見えざるモノが生み出していた。
耳を疑いたくなるような、不可解な音。けれどもそれは、確かに誰かの『声』だった。
突如として、日常を壊された美幸。出来ることはただ、消えない恐怖と共に漂うだけ。
そんな彼女に手を差し伸べてくれた、とある人の家。
そこで過ごした時の流れは、遥か遠い記憶の名残りと彼女を、幾度となく引き合わせた。
ゆるやかに、寄せては返す……波のように。
これは、ある一年間の情景に寄り添った、美幸の中の淡い追憶。
第一章 残暑~夜が明ける
・~ 寝起き ~・
2021/08/04 00:00
・~ 家主と夏野菜 ~・
2021/08/11 00:00
・~ 昼どきの風 ~・
2021/08/18 00:00
・~ ひとしごと ~・
2021/08/25 00:00
・~ 夕凪の散歩 ~・
2021/09/01 00:00
・~ 日暮れに灯る ~・
2021/09/08 00:00
・~ 先に住むもの ~・
2021/09/15 00:00
・~ 夜更けの眼 ~・
2021/09/22 00:00
・~ 朝の手前で ~・
2021/09/29 00:00
第二章 錦秋~ふと、出逢う
・~ 出会い頭に ~・
2021/10/13 00:00
・~ 元の木阿弥 ~・
2021/10/20 00:00
・~ 懐かしい匂い ~・
2021/10/27 00:00
・~ 里山の恵み ~・
2021/11/03 00:00
・~ 臨時の助手 ~・
2021/11/10 00:00
・~ 月夜の留守 ~・
2021/11/17 00:00
・~ 診療所にて ~・
2021/11/24 00:00
・~ 海辺の幸 ~・
2021/12/01 00:00
・~ その温もりに ~・
2021/12/08 00:00
第三章 歳寒~行き交う遠近
・~ 大そうじ ~・
2021/12/22 00:00
・~ 年の瀬の中 ~・
2021/12/29 00:00
・~ 新たな一日 ~・
2022/01/05 00:00
・~ 歳事に集いて ~・
2022/01/12 00:00
・~ 寒中に咲く ~・
2022/01/26 00:00
・~ そんな日も ~・
2022/02/02 00:00
・~ しんしんと ~・
2022/02/16 00:00
(改)
・~ 土いじり ~・
2022/03/16 00:00
・~ 間際に立つ ~・
2022/03/30 00:00