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弱輩者の第三王子~僕なんかに執政できるんですかね。~  作者: 拙糸
第一章 裏切りの王都編
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第5話 僕の適性

「それでは、儀式を執り行わせていただきます。」


教会の神官が、厳かに告げる。

周りの貴族たちも息を飲んで見守っている。


タールランド国王暗殺から1日。いまだに油断はできないが、王都にある教会で、僕の成人の儀式を執り行うことになった。儀式開催のために色々なところにかけてまわってくれた兄さんたちに感謝しかない。


「では、参りましょう。」

僕は、神様に誓うための文句を唱える。

「ああ、世界を司る天と地の神よ。ここに成人として、嘘偽りのない生き方をすることを誓う。我を天より見守りたまへ…」


台詞を言い終わると、神官が光の魔方陣を描き、そこに神々しい光が差す。聖魔法かな?

そして、まばゆい光が僕を包む――


――なんだか力が湧いてきた。


「……神より、お告げが参りました。」


そう言うと、神官は〈能力表示〉を使い、僕のステータスを出す。


~ステータス~

名前:タイト・タール

年齢:12歳

性別:男

レベル:5

体力:A

魔力:A+


おお、人よりかは体力と魔力が大きいようだ。

兄さん達もなんとなく驚いている雰囲気が伝わってくる。

さて、職業適性は…



職業適性:為政者


「「おお………」」


観衆がどよめく。この適性に恵まれたものは、軍隊長や大臣として名誉な活躍をすることが約束される。もちろん、王子も例外ではない。兄さん達もみんな喜んでくれている。



「魔法適性はいかがでしょうかな。」

みんなが、適性に注目する




魔法適性:無





「………………………………………………………」

「………………………………………………………」

「「「……………………………………………………」」」


教会が静まり返る。

「ん?…………………無?」




『ええええええええええええ!!!』



大地が揺れた。いろんな意味で。

どうやら…僕は魔法が扱えないみたいだ。

「王族なのに魔法が使えないだと?」

「『為政者』の適性があっても、これじゃどうしようもないのでは……?」

「腕っぷしだけで勝ち残ることができるわけがないだろう。」

参加者の貴族達は好き放題言う。

兄さんも唖然とし、ホスロは苦笑いしていた。


「えーっと、何か…すみません笑。」


なんとなく気まずくなったので、謝っとこう。

周りは、相変わらずシーンとしていた。



そのあとも諸作法を一通り行い、儀式は終わった。

みんなが帰り支度を済ませ、帰ろうとしたその時。


「みなさん、お待ち下さい!」


1人の男の声が、ホールに響いた。

彼は、タールランドの大臣、ホスロだ。

…よし。今回の目的はこれだ。

儀式ではあまりいい結果は出なかったが、まぁいい。

僕の眼中に今あるのは、父の無念を晴らすことのみだ。

心の中で決意をし、僕は勝負へと挑むことにした。


さあ、ここからが本番だ。

なんか、うまくまとめられなくてすみません!!

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