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02.あれ?おかしいな?

忘れてました。

主人公の本名は

本田 みのりです!

お婆ちゃんは一人っ子なのでお婿さんをもらってます。

みのりちゃんのお母さんもお婿さん(みのりちゃんのお父さんですね)をもらってます。

お父さんも多分登場することはないと思いますが生きてます。

『ただいまー。』


 あ、あれー?無事に家に着いちゃったよ?さっきフラグがビンビンに立っていたよね?


「みのり、お帰り。漢字テストどうだった?」


『げ、お母さん。いやー。うん大丈夫だったよ。あ!明後日に数学のテストあるんだった!ご飯出来たら呼んで!』


 今日は運が悪すぎる!お母さん怒ると凄く面倒くさいからすぐに逃げないと!正座で1時時間もネチネチお説教コースに捕まる!


「あ!コラ!誤魔化さない!あと、ちゃんとお婆ちゃんにもただいまを言いなさい!」


『はいはい、お婆ちゃんただいま。今日も無事に過ごせたよ。見守ってくれてありがとう。』


 お仏壇の前で手を合わせながら素敵な笑顔のお婆ちゃんの写真に向かって言った。

 お婆ちゃんは私が14歳時に末期がんになって1ヶ月もしないでそのまま天国に逝ってしまった。毎日のようにお婆ちゃんの幽霊を探していたのを覚えてる。学校終わってすぐにお婆ちゃんが好きだった場所とかお墓とかに行って日が暮れても探していたと思う。

 幽霊とかが視えるせいでもあると思うけどこの世のものとは思えないものに何度か襲われそうになったこともある。1番怖かったのは後ろ姿は普通の女の人だったのに歯がこれでもかっていうくらいにびっしり生えた大きな口を開けて物凄いスピードで追いかけてきたこと。どうして助かったのか全然覚えてない。気がついたら病院のベッドの上にいてお母さんに泣きながら怒られたのを今でも覚えてる。

 それからはお婆ちゃんを探すのを止めた。


『にしても、黒い影とかに襲われてもよく無事だったよね…。運が良いのか悪いのかわからないよ。』


 幽霊とかは無視するのが1番だと思っているんだけど、無視しても何故か追いかけられたりちょっかいをだされたりするのが多い。視えるってばれると凄いんだよね。あー、さっき1番怖いやつ思い出したから今日寝られるかなー。


【???(少女を見守るものA)】

 もー!このなんでこんなに危なっかしいの!守護霊いてもほとんど意味ないし!守護霊も力弱すぎ!

 さっき帰りの時だって私が袖を引っ張らなかったらいつもと違う道で帰ろうとするんですもの!なにが『今日はこっちの道で帰ってみよう』よ!行こうとした道どう見ても暗すぎだし怪しい空気が漂っていたのよ!これじゃあせっかく視えるようにした意味がないじゃない!少しでも視えれば自分で回避出来ると思ったのに!

 これじゃあ、この長生きなんて出来ないわよ!

また、夢でお説教かしら!

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