アパート内探索してみっか
とりあえず外出るか。
あれから新たにスキルを獲得した。
新たに獲得するのにかかるのは1ポイントだから助かった。
獲得したのは(肉体強化)と(アイテムボックス)と(ストレス耐性)と(恐怖耐性)と(望遠)と(毒耐性)だ。
これでSPは10になった。
アイテムボックスは便利だった。
だけど保存ができないんだよな。
あと武器も心許ない。
とりあえず家にあった包丁3つとエアガン(ハンドガンとアサルトライフルとスナイパーライフル)持って来た。
そして後ろからガルがトコトコ付いてくる。
あと俺が拾った石、あれ魔導石っていうらしくてアイテムボックス内では(コックローチの魔導石)って名前だった。
ガルが欲しがったため、与えた所スキルを一つ覚えた。
壁走りだ。
確かにゴキブリって壁登るよな。
なるほどな。魔導石食べるとスキルを獲得するのか。
「ギギッ!」
ゴブリンが一体現れた。
先制攻撃だぜ!
「ガル!影縫いだ!」
「キャン!」シュルルルル!
ガルは自分の影を伸ばしゴブリンに繋げる。
するとゴブリンは指先一つ動かす事が出来ず固まる。
「ギギ!?」
じゃあな。
俺は胸にナイフを突き立てる。
するとゴブリンは絶命し倒れた。
魔導石を出して。
「ほい、ガル。」と石を石をあげるとガリガリ食べる。
シーン
あれ?スキル獲得しないの?
「キャンキャン!」
「ふむふむ。なるほどな。」
スキルを獲得するか、しないかは自分で選択できるらしい。
これで一つ勉強になったな。
歩いていると、索敵に反応があった。
これはさっき取ったやつだ。
曲がり角の向こうだと?
俺とガルはチラッと角から見る。
ひ〜ふ〜‥ざっと5体か。
1体だけなら俺の隠密で近づいてナイフでサクッといくんだがな。
っと、1体近づいて来たな。
「ガル頼んだ。」
コクっとうなづくと自分の影に隠れた。
その間に俺はエルードで手すりにしがみつく。
気づいてねえな。よし!
ゴブリンが1体離れた。
そして角を曲がり、影の上を通った瞬間、影からガルが飛び出してゴブリンの首に噛み付く。
噛み付いて牙が刺さった瞬間、声も出さずにゴブリンは倒れた。
「〜♪」ハグハグッ
食べてるし。
まあ食べるよな、狼だもん。
次は俺の番だ。
「とおっ!」と手すりから飛び上がり、ゴブリンの中に降り立つ。
そしてあっけに取られてるゴブリンの1体を掴み、投げて地面に叩きつける。
「グギャ!」ゴキっ!
首が折れたようだな。
ようやく気がついたのか棍棒を振り上げ襲いかかってくる。
同様に3体とも地面に叩きつける。
「ミッションコンプリート。」
「ガル。来ていいぞ。」
ー レベルが上がりました。
ステータスを見ると俺はLV5に、ガルはLV3になっていた。
JPが12、SPが2に増えた。
とりあえずアイテムボックスをLV2にした。
あとジョブレベルを3から4に上げといた。
アイテムボックスは、どうやら5で頭打ちらしい。
そして2になったことで手で触れなくても収納できるようになった。あと範囲も広がった。
そろそろアパートも出るか。粗方狩ったし。
悪いが他の部屋からも使えそうな物を失敬した。
さて、歩きだな。