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妻は小説家、夫は主夫  作者: マリーミチコ
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専業主夫


僕は専業主夫で、妻と小学校1年生と幼稚園年中組の姉妹の4人家族だ。

先日、会社をクビになったことから主夫へと転身した。クビになった理由‥‥実はパソコン音痴。

いやいや、パソコンぐらい毎日触っていれば自然と覚えていくだろ?それに今時、パソコン教室ぐらい山ほどあるんだから通えばいいじゃないか‥と思われるだろうが、どうやら僕は極度のパソコン音痴、デジタル音痴というのかな。機械モノはすべて苦手だ。

商社で働いていたがパソコンが使いこなせなくて退職を余儀なくされた。


妻はそこそこ売れっ子の小説家である。収入は僕の年収以上かるく稼いでいたし妻からは「私、子育てやりながら執筆するのがけっこう大変だから、あなたが主夫やりなさいよ。料理は得意でしょ?洗濯機の使い方なんてバカでもできるわよ。掃除機はボタンひとつでブイーンよ。アイロンだって慣れれば簡単簡単。オーブンレンジは‥そうね、温めるのと解凍さえできればまずは大丈夫よ。家電を使いこなせるようになったら職探しでもすれば?」と言われ、主夫をやることになった。僕のプライドはズタズタだった。妻には何も言い返せないし、情けない夫だと思われても仕方がない。

僕はまず、家の身近な家電と友達になる決意をした。





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