1/1
つまり、こういうこと
この世界は最高だ!
勝者は敗者にマッサージをしろ、そこに立っておけ
などの命令などができる。
マサムネは大きく叫ぶ。
「あー本当に最高だわ、異世界」
ただの高校生だった彼が、異世界に『勇者』として召喚されたのは、つい最近。
空は月が浮かび、ドラゴン、エルフなどがいる。
エルフがいるということ、つまり魔法が存在する。
まさに、ゲームのようなファンタジー世界である。
そんなこの世界を、マサムネは満喫していた。
ネットなどはなく、今まで習ってきた言語や、常識が通用しない。
だか、学校も勉強もなく、望めばある程度のものは手に入る環境。
まさに、楽園である。
「そう思わない? ご主人様」
マサムネが声をかけた美少女、エルフの少女は力一杯、叫んだ
「そんなこと、思うわけないでしょう!?」
布地の薄い衣装のおかげで、彼女の胸ははっきりと見て取れる。
高貴ないでたちなのに、メガネをさせられ、猫耳をさせられている。
彼女は恥ずかしいのか、力一杯マサムネを睨んでいる。
そう彼女こそが、マサムネをこの世界に呼んだ召喚者である。