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カノンスペースクロニクル
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歴史に見放された星があった
筆持つ指先の震えほどに過ぎぬ過ちは
増幅し続け砲声となった
あるものは正義と正統を称えて人命を薪とした
あるものは進歩と革新を称えて爆弾に火を入れた
あるものは人智と研鑽を称えて照準を合わせた
あるものは自我と自衛を称えて運命を刈り取った
そして君臨するものは耳を澄まし瞼を閉じた
小さな奇跡がやがて生まれた
それは女神の形となって
未来を購う補給兵の
歩む路傍に舞い降りた
翼を広げる女神のために
兵站線をつむぎ続ける
それは、力なき補給兵の物語。
プレースホルダー用のポエムです。
カノンスペースクロニクル千年紀における初期～中期にあたる時代の物語です。シリーズ別作『魔法と魔人と王女様』に登場するある技術の誕生物語です。魔法と魔人と王女様を先にお読みになることをお勧めします。
