ベーリアを目指して三千里
こんばんは!
投稿がぎりぎりになってしまいました(>_<)
さすがに模試終わってからの投稿は辛かった…
それではお楽しみください!
狼魔獣、バトルウルフと戦った場所からまっすぐ北へ一時間ほど歩いたところ。そこで俺達はひとつの街についた。街の名前はイザリア。アイサによるとここからシャトルという乗り物に乗って一時間半ほどで王都、ベーリアに着くらしい。
「次の便は16時だって。あと三時間ぐらいあるけどどうするの?」
街の中心にあるシャトル発着所のロビーで待っていると、次の出発予定時刻を聞きに行っていたアイサが戻ってきた。
どうやら次の便が出るまでまだかなり時間があるようだ。
「そうか、じゃあ先に昼飯でも食べるかな。ほら、ジルリールもう行くよ。」
隣でシャトルを凝視しているジルリールに声をかける。
こちらに転生してからまだ何も食べていなかったので少し小腹が空いてきた。なので、俺は昼飯を食べるためにどこか適当なレストランに行こうと思ったのだ。
ジルリールは「これは翼も魔力もなくどうやって…」などとつぶやいていたが声をかけると俺の後ろについて来た。
そして、この街ならとアイサがおすすめのカフェに似た雰囲気の店に連れて行ってくれた。
席に案内されると俺達は早速、料理を注文した。
俺とジルリールは、ボアーのバリアンソースステーキ(豚のような魔獣の肉にバリアンと言う果物のソースを駆けたもの)を、アイサは月光草とバグーのソテー(カニのような魔獣の上に葉っぱが乗ったもの)をそれぞれ注文した。
「聞いてはいたけど、この国は本当に技術力が高いんだな」
料理を待っている間、俺は窓の外を見て言った。外にはシャトルが数台見えた。
空を電車のようなものが飛んでいる。あれがシャトルらしい。俺は昔見た仮面ライダーにも同じような乗り物があったなと思いながらそれを眺めていた。
「そうでしょ、この国の技術力は他のどの国よりも高いんだから!…でも、あれがどうして飛ぶのかは国王しか知らないのよね」
アイサは最初こそ胸を張っていたが最後の方は自分でも不思議だと肩をすぼめた。
「何故作っている人自身も理論がわからないんですか?」
そんなアイサにジルリールが質問をする。たしかにおかしな話だ。何も知らずただ使っている人間ならまだしも、あれを作っている人間でさえ理由がわかっていないなんてことは普通ならまずありえない。しかしそんな普通じゃない状態でもしっかりとものを作れる方法を俺は知っていた。
「…製造過程の分割化、か」
その方法をつぶやく。製造方法の分割化。それはひとつのものを創りだす工程を数十個の過程に分けてその一つ一つの作業をそれぞれ別の人間にやらせることだ。これによって例え誰かが製造の方法を他国にリークしても作ることはできないのだ。そのことを二人に説明するがよくわからなかったようでポカンとした顔をしていた。
話が終わるとちょうど料理が運ばれてきた。
ステーキをゆっくりと味わいながら食べていると俺はふとあるポスターに目を止めた。
「なあ、あの王国代表選抜試験ってのは何なんだ?」
そのポスターには、大きな文字でストートル王国代表者選抜試験と書いてあった。
少し気になった俺はアイサに聞いてみた。
「ああ、あれは今年マルキア魔道学院に行く人の選抜試験だよ。毎年二人選出されるんだ」
俺の質問にアイサはポスターを見ながらいった。詳しく話を聞いていくとマルキア魔道学院はストートルとは海を挟んで隣合うアルーナ王国にあるこの世界で一番の教育機関だそうだ。普段は帰属なんかしか入ることしかできない所なのだが毎年この試験で選ばれた二人を学費、生活費などすべて王国持ちで留学させるのだそうだ。あのポスターはその試験の宣伝のようだ。
「じゃあ、今は必要無いか」
話が終わると同時に俺はステーキを食べ終わっていたのですぐに店を出た。混んでいたので邪魔になると思ったのだ。ちなみに代金はアイサがすべて払ってくれた。
その後アイサの買い物やジルリールに新しい魔法を教えてもらっているとシャトルの出発の時間になってしまった。
そして、俺達はついにベーリアへと出発した。
今回は、ストートルの技術力についての説明回みたいなものでした。
ちなみにイザルークで科学技術が進歩しているのはストートルだけです。他の国はせいぜい産業革命直前のイギリスレベルですごいほうです。
(…すげぇなストートル)
次回はついに王都ベーリアです!新しいキャラも出す予定ですのでお楽しみに!
※次回の投稿は火曜日を予定しています。