マヤラの危機!?
<マヤラの部屋を出たララとワワは、マヤラが退院するまで隣の部屋ですごす事に>
「ライルン分かってるよな、マヤラの隣の部屋で居させてくれるなんて」
「嬉しい…けど…隣の…部屋…じゃなくて…同室が…よかった…」
「俺も同室がよかったけどしょうがないよ。
てかさ…約1ヶ月マヤラの飯食えないよな…」
「最悪…マヤラの…飯抜きとか…考え…られない!…」
<2人がマヤラの飯抜きで落ち込んでいると>
「2人共なに落ち込んでいるのよ!」
「分かってるだろ!マヤラの部屋に透明なカメラを置きやがって!」
「僕達も…見れる…用に…させろ!…」
「そうだそうだ!1人で楽しみやがって!」
「楽しむ?貴方達が掟を守ってるかの為に必要なのよ」
<透明なカメラ
神しか作る事が出来ないカメラ。
神意外にバレル事が出来ないカメラ。
私利私欲で使う事は、神達の掟で禁止だと決まっている>
<ララとワワは掟があるため、私利私欲でマヤラの寝室や浴場にカメラを置きたいが置けない。
なので、ライルンが透明なカメラを置いてる為怒っている>
「貴方達のは私利私欲でしょ?
私はマヤラを守る為に置いてるの」
「守る?なにから守る必要があるんだよ!」
「マヤラを襲いたいと思ってるでしょ?」
「うん!黙るって事はそういう事よね?」
「だ…だけど…襲って…ない…じゃん!…」
「掟はあるけど心配なのよ。
2人共正直に答えてね?」
「うん」
「うん…」
「掟が無かったら、マヤラを襲いたい?」
「もちろん!」
「もちろん!…」
「うん…駄目じゃん!」
うーん…あの事を伝えてもいいのか…。
まあ、危害を加えてる訳じゃないし…。
「マヤラが同性と結婚したらどうする?」
「人による」
「人に…よる…」
殺す!とは言わないのね。
てっきり殺す!と言うのかと思ったけど。
マヤラ誰かと結婚するんだな。
結婚する相手なら、俺らみたいな性格と結婚してほしい。
マヤラ…結婚…するのか…。
結婚…するなら…監禁…OKな…人間が…いいな…。
「マヤラは誰かと結婚するのか?」
「まあ、もしかしたらするかも」
「へぇ…誰?…」
「サナヤだよ」
「へえー。
なんで結婚する事になったん?」
「冒険者ランクが、マヤラより上だったら結婚だね」
「因みに…サナヤの…ランクは?…」
「6ランクはAで18ランクはAの中だね」
「うん!確定に結婚だな!」
「サナヤと…3人で…話せる?…」
「今日は休憩も入れないといけないから、明日からでもいい?」
「いいよ!」
<次の日>
身体を動かしたいな…。
てか…アイツ見舞いに来てくれてないんだが!?
普通来るくない?来ないとかおかしくない?
腹減ったな…ビール飲みたい!ビールないとやってらんない!
<マヤラは飲食をタッチパネルで注文した。
そして30分が立ち、1人の男が入ってきた>
「よー!元気か?」
「お前…なんで昨日見舞いに来なかったんだよ!
てか…なんで飲食持ってるんだ?」
「仕方ないだろ?サナヤの冒険者登録があったし、サナヤを連れてくると一生治らなくなるぞ?
で、飲食は丁度向かう時だったから、頼まれたんだよ」
「お!あんがと!ビールと焼き鳥がないとやってらんないよな!」
「怪我人がビールとか…大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫!大丈夫じゃなかったら届けないだろ!」
「確かにそれもそうか。
それで、マヤラは今ランクはなんだ?」
「ランク?ランクはBだな」
「18の方は?」
「18はBの中だぞ」
<冒険者ランク
E D C B A Sの6ランクで分けられている。
ランクを上げる為の必要値が高い為、6ランクに低中高が付けられている18ランクもある>
「ドンマイ…」
「お…おい…ドンマイとか辞めろよ」
「6ランクはAで18ランクはAの中だぞ」
「終わった…だがまだ15歳だろ?あと3年もあるんだ!分からないぞ!
それに、冒険者ランク更新してないから、俺がAの中より上かもしれん!」
「そういうと思って、ライルン様から更新玉借りてきたぞ」
<更新玉
自分がなんランクなのかを表示してくれる>
別にサナヤと結婚が嫌だ!という訳ではない。
だが、父親と同じ年齢の同性だ…。
学校で好きな人を見つけたり、貴族や王族で好きな人を見つけてほしい。
だから俺は…ここでAの中より上になってやる!
<マヤラが更新玉を触った時だった。
サユウ·マヤラ
冒険者ランクB Bの高>
「う…嘘だ!なあ、ライヤン嘘だよな?」
「更新玉は嘘を付かない」
「サナヤ15だろ?なんでAの中なんだよ!」
「まあ、お前に結婚申し込みしてから、一緒に稽古したり冒険行ってたんよな」
「反則だろ!てか…サナヤを連れていくなよ!王の孫だぞ?冒険に連れてくなよ!」
「だって…息子の願いは叶えたいじゃん?それに一様俺はSの高だし」
「そうだった…てかさ…親的にどうなん?自分と同年齢が息子と結婚するのって」
「マヤラだったら俺は大丈夫だぞ」
「そうか」
<マヤラとライヤンは初心者冒険者の頃に出会い、そっから一緒にパーティーを組んだりしていた。
そして、ライヤンはサエリと付き合い結婚した。
そこからはパーティーを組む事が難しく、話し合いも難しかった。
だが今は違う。
何十年ぶりの親友の話し合いが始まった>
<そして、サナヤと双子の神様は>
まさかマヤラの村の神様と話すなんて…。
はぁ…マヤラの隣の部屋で話すみたいだけど…。
マヤラに会いたいな。
マヤラは冒険者ランクどうなんだろうな?
マヤラより上だと嬉しいな。
「ララ様ワワ様いらっしゃいますか?」
「サナヤか。
入ってきていいぞ」
「ララ様ワワ様初めまして。
ライルン·サナヤと言います」
「とりあえず…座って…」
ライルン様からは話し合いって言ってたけど…。
いったい何の話をするんだろうな…。
「単刀直入に言う。
正直に答えてな?法律関係なくサエリを襲えれたら襲いたい?」
「はい!襲いたいです!僕はまだ15歳なので、襲ったら犯罪になります…」
「監禁…出来たら…監禁…したい?…」
「はい!監禁したいです!マヤラを監禁したら、もう何処にも出させません!
僕が居ないと生きていけなくしたいです!」
「仲間だ!」
<3人は同じ考えをしていた。
マヤラを自分の物にしたい。
自分が居ないと生きていけなくしたい。
その感情考えが一緒なのだ。
そして、3人は意気投合し仲良くなった。
3人が居る部屋と2人がいる部屋は完全防音。
マヤラの部屋には3人の声が聞こえない。
聞こえない方が幸せの会話をしているとも知らずに>