戦争開始
ついに戦争が始まります。
ミケンシェ王国 首都 ミケン
中世ヨーロッパの街並みが広がる街。ミケンシェのほぼ全てが詰まっている場所。
そんな場所で国王である ミケンフラソン はとある計画を実行しようとしていた。
その計画の名は【アルメリス大陸統一作戦】だ。
なぜそんな事をするかって?理由はミケンシェ王国は世界を支配する予定だからだ。
いつか列強を追い越し、世界中を支配する大王国になるのを夢見ているのだ
そのためには、邪魔なアルエルト共和国を攻め滅ぼし、アルメリス大陸を
統一するところから始めなければならない。
今はその計画を実行するための会議をしているところだ。
「そういえば最近アルエルト共和国が新しい国と国交を結んだと聞いたがそれはどうなんだ?」と国王が呟く。
「アルエルト共和国に送り込んだ諜報員からの情報だと新しく国交を結んでいる国家の名前は
日本、ドイツ、イタリアの3か国です。またこの3か国は同盟を結んでいるらしいです。」
「同盟を結んでいるのか?それにアルエルト共和国が新しく入ったらめんどくさくなりそうだな」
「ご安心してください。ミケン国王。どうやら3か国とも魔法とワイバーンを持たない蛮族なようです。」
「その根拠は?」
「どうやら諜報員によると彼らはワイバーンと魔法を見た時とても驚いていたそうです。その様子から察するに魔法とワイバーンを持ってないのでしょう。持っているならそんなに驚かないはずですからね。」
「この世界でワイバーンと魔法を持たない国はほとんどいないぞ。列強では飛行機や科学というものが出てきたそうだがワイバーンや魔法は今でも現役だぞ」
「なのでその3か国が敵になっても問題はないです。」
「分かった。遂に王国が世界を支配する第一歩が来たのだ。はははははは」
この時の日独伊に対する評価は間違いだったこと、そして本当の日独伊の強さを知ることになったのはだいぶ後の話になる。
アルエルト共和国 首都エルト
「何!ミケンシェ王国から宣戦布告を受けただと!」
この日、アルエルト共和国はミケンシェ王国から宣戦布告を受けた。
「ではこれから日独伊とアルエルト共和国の緊急会談を始めます。」
「現在、アルエルト共和国はミケンシェ王国から宣戦布告を受けました。国境では軍が集まり既に小規模の戦闘が発生しています。このままでは大規模な戦闘が始まり日独伊の皆さんにも少なくない影響が出始めます。」とアルエルト共和国の者が発言した。
「単刀直入に言います。日独伊の皆さんの同盟に入りたい。そして、一緒に戦っていただきたいんです。このままでは何の罪もない民までが死んでしまいます。どうかご英断を」アルエルト共和国の者が頭を下げた。この発言を受け日独伊の政府はアルエルト共和国を同盟に入れ、同時にミケンシェ王国に宣戦布告をした。
また、この件について日独伊の総理や大統領はそれぞれ声明をだした。
日本国 吉田総理の発言
「我が国は平和を脅かすテロリストからアルエルト共和国を守るために独伊と共に歩むことを決意しました。我が国は平和を愛する国家であり、話し合いで解決できるのならばそれで良いと思います。しかし、ろくに話し合いもせず平気で国を攻め滅ぼす相手には容赦なく相手しなければなりません!」
ドイツ ヘンリー大統領の発言
「何の罪もない国民を虐殺しようとしてくる悪魔には手加減しない。我が国は日伊と共にアルエルト共和国を守る!」
イタリア ガブリエーレ大統領の発言
「平和を脅かす悪魔は生かしては置けない。我が国は日独と共にミケンシェ王国に正義の鉄鎚を下す!」
ミケンシェ王国 首都 ミケン
「戦闘の成果はどうだ?」国王が質問する。
「まだ小規模の戦闘ですがこちらの軍が優勢な様です。またゼルーラを制圧をする為に400艦ほどの木造艦、戦列艦、また100騎以上のワイバーン、ワイバーンロードを港に集めています。そしてこれらは明後日には出発できます。流石にこれだけいれば敵もただでは済まないでしょう。」
「そういえばワイバーンを持たない蛮族どもが我々に宣戦布告してきたな。そんなことしても我々が
勝つのになぜわからないのだろうか?」
「きっと蛮族だからわからないでしょう」
「それもそうだな はっはっはっはっは」
一方その頃ミケンシェ王国上空にいる衛星は港に戦列艦などが集まっている所をはっきりと映したのだった。
見ていただきありがとうございます。ミケンシェ王国が動き出してしまいました。日独伊はこの後
どうなってしまうのでしょうか?
※12月27日 本文を修正