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実行3 計画
サンタさんからのプレゼントは、たくさんのおもちゃだった。
なぜか妙にカラフル彩りで嫌になって、外を見た。
私は病院の窓を眺めている。
そこには今にも振りだしそうな、灰色の雲。
青いところなどひとつも無さそうなほど。
「ぜんぜっん似合わない」そうはきこぼした
そして私はたくさんのおもちゃを眺めながらそっとため息をつくのだった。
「そりゃそうだよね、サンタさんが自殺を推して来るわけないし」
私はそう言いながらも泣いた。
だが、そこには手紙が添えられていた。