表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1000000000の特殊能力者  作者: 結城
プロローグ
3/85

第3話 そして共に

「おじさんも家族を⋯⋯ごめんね。おじさんは俺たちを助けてくれたのに酷いこと言って。」




「もう昔のことになるがな。そんなことはいい。お前はまだ子供なんだ。辛いことがあったら泣けばいい。泣き飽きたら次のことを考え行動すればいい。人生なんてそれの繰り返しだ。」




「おじさんも泣いたことあるの?」




「俺は泣いたことはない。つえーからな!」




「そっか⋯⋯。そーだよね。うん。そうだと思う!

なんか、おじさんと話していると少しだけ元気が出るよ!まだ泣き飽きないけど、少しだけね。」




「⋯⋯そーか。そりゃ良かったよ!そーいやお前名前なんて言うんだ?」




「ハルだよ!こっちは弟のヒロ!」



ユウキに向かってヒロが微笑む。




「ハル、ヒロ⋯か。わかった!んじゃ行くぜ。用事も済んだみたいだからな!」



「⋯⋯!待って!!まってよ!!俺⋯⋯俺はね!!」


強くなりたい。

その思いがハルの心を満たしていた。


この人といれば強くなれるかもしれない。

もうこれ以上失うのはやだ。


俯き、そんな考えが頭をぐるぐると回り言葉が出ない。






「⋯一緒にこねーか?ハル。」




ハルは顔を上げた。

自分の希望した答えを相手から言ってもらえたのだ。




「うん!!行くよ!おじさん!」




なぜかわからないが、この人なら信用できる。

そう感じる。

何故だろう。何か昔から知っているような。



「了解だ!ハル、ヒロよろしくな!あと、俺はおじさんじゃねーからユウキってよべよ?」




「わかったよ!ユウキ!俺ね。強くなる。ヒロを守れるように。絶対失わないように。」



「守れるように⋯⋯か。」


ユウキはなにかを思い出すかのようにハルを見た。



ヒロはいつのまにか腕の中で笑顔のまま眠っていた。

ご覧いただき有難うございました!


ご意見、ご感想有りましたら是非コメント下さい。

(誤字が多いかと思いますが、気がつきましたらこっそり教えて下さい。)


皆様に少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますので、宜しくお願い致します!


この小説は水曜日・金曜日・日曜日の週3回22:30前後に投稿されます。

また覗きに来てくださいね!


この度、YouTubeチャンネルを開設しました!

【 1/1000000000の特殊能力者 】を耳からも楽しんで頂ければと思います。

是非こちらもご覧頂ければと思います!


https://www.youtube.com/channel/UCr1JaQ-1vpU7OWCAIblpNBA


では、お休みなさい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ