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発達障害と格闘する日々

辛いけれど、がんばって生きてます

作者: 星山亜美

私は小さな頃から周りの人とはうまくいかなかった。

小学校では友達だと思っていた人たちに利用された。あれ持ってきてあれ作っては日常茶飯事だった。当時は子供だったのでなにもうたがわなかったけれど、今考えればいわゆるパシりである。

いじめもずっと受けていた。暴力も振るわれたが学校が大事にしなかった。隠したのである。

親は小さな頃から私のことをなにか変な子だと考えていたようだ。

中学校ではさらにエスカレートした。机に落書きされたり仲間外れにされたりした。

高校があるいみ一番幸せだったと思う。いじめはなくて、将来を考える必要もあまりなかったのだから。

大学生になって発達障害の診断を受けた。正直当時は認めたくなかった。けれど、運命は皮肉なことに発達障害を受け入れて生きる道しか認めてくれなかったのだ。一般就労は全て失敗し、派遣で食いつないでいたが理不尽な目に逢い過ぎてやめた。(少しバッチの位置が違うだけで帰れなどと言われた)

〈PBR〉

そして障害者雇用でしばらく働いていたが、ドクターストップで辞めざるを得なかった。そしてしばらく休むはめになり、私は半ば人生を諦めたのである。

私は死ぬことを何度も望んだ。しかし止められたりなどの理由で

死ぬのは許されなかった。生きることも死ぬことも諦めた。

なにかしら自力で稼ぐ方法も挑戦していた時期もあったが長続きはしなかった。何をしてもうまくいかないし人より劣ってしまうのである。辛くて何度も泣いた。

しかし、それでも私はがんばって生きる方法を見つけなければならない。辛いことにはもうある意味慣れてしまっているのだから。小さな小さな希望を抱いて、生きるしかないのだ。

パンドラの箱の神話のように。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  短い文章で、淡々と語られていることで、より苦悩が伝わってきました。  最後の、「小さな小さな希望を抱いて、生きるしかないのだ。 パンドラの箱の神話のように。」が、特に心に響きました。 […
[一言] 私も小学5年製のときの担任の女の先生に変な子扱いされたりしてイマイチ社会に馴染めませんでしたけど、まあ何とか生きてます。 頑張ろうって力を入れすぎないほうが楽ですよ。
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