表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

4

「教会に行くのにお洒落し過ぎじゃない?」


一目で高級と分かる艶のあるシルバーの生地のスーツで、黒のシャツ

ネクタイは俺の目と同じ青紫色で結び目には大きな青紫色のブローチ

スーツのボタンには青紫色の宝石が嵌っている




「お洒落は貴族のマナーです。着慣れなくても我慢して下さい」


スーツなんて、大学の入学式と成人式でしか着たことがない

しかもこんな上等な生地。汚したらどうすんだよ



「ノア様、旦那様と奥様が帰宅され玄関にてお待ちです」


落ち着かないスーツ姿にソワソワしてたら、ネヴァがノックをして入ってそう言った

両親に会うのはいつぶりだろうか

2、3年?確か、俺が5歳になって暫くした頃、仕事だと言って王都に行った

元々興味の無い事への記憶力が悪い俺にとって、2、3年は両親の顔を忘れるに丁度いい年月だった

確か、美男美女だった記憶はある


「ノア、お久しぶりです!こんなに立派になって!」


薄い水色のスーツとドレスに身を包んだ男女が玄関のデカい扉の前に立っていた

輝かしい二人の雰囲気に目が潰れそうだ

男性が俺と同じシルバーの髪、女性が俺と同じ青紫の目、二人が侯爵夫婦で俺の両親だと分かった


「お久しぶりです。母上」

俺が玄関に着くと、母が抱きついて来た

母上、胸が当たってます

元大学生の俺には刺激が強い


「父上もお久しぶりです」


無意識に胸を押し付けてくる母を剥がして父に授業で習った挨拶をする



「あぁ、久しぶりだな。立派になった」


一礼をした俺の頭に父上の手が降りた

親に頭を撫でられたのはいつぶりだろうか



「ふふ。さ、親子の挨拶はまた後で。さっさと教会で用を済ませちゃいましょう」


玄関を出てすぐに、黒塗りのデカく扉に侯爵の紋章がついた馬車が止まっていた。


「え、これに乗るの?」


目立つだろ

教会なんて歩いてすぐだろ



「貴族の体裁と言うものがあるのです」


俺の考えが分かったのか、母がそう言った

背中を押され押し込められるように馬車に乗った



塗装されているからか、一切ガタガタしない馬車

馬車酔いが心配だったが問題なさそうだ

にしても、貴族の紋章が入った馬車を街中が走ってるとやはり目立つようで、窓から外を眺めると視線が突き刺さる

この窓、マジックミラーにしたら居心地良くなりそうだ



「侯爵様、教会に到着致しました」


それより、徒歩15分程の距離にある教会のため、速攻着いたのは言うまでもない

母は父に手を添えられながら馬車を降り、俺はそれに続いて降りた。


「侯爵夫妻様、ノア様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ」


神官服を身に纏った若い男性が一礼をし先導してくれる。

この男と俺ら家族と護衛しかいない所を見ると、馬車が停まったのは裏口か何処かのようだ。



長い廊下を歩いて何個か並ぶ扉の前で止まる



「この部屋で魔力測定を行います。ではどうぞお入り下さい」


豪華な装飾の扉を潜ると、凄く広い



「ここは貴族専用の部屋です。真ん中の階段を登り石テーブルの上にある水晶に手を翳して下さい。手を翳して頂ければ勝手に水晶が魔力を吸います。その後、自身のみ確認が可能なステータスが表示されるので確認して下さい」


「わかりました」


言われた通り長い階段を登った先にある卓に置いてあるガラス製の水晶に手を翳すと、何もしてないのに手のひらから何かが吸われる妙な感覚に陥った



そして水晶が光輝いて、耳でパキーンッて音がして目の前が弾けた

まるでガラスが割れて散ってしまったように





***************


ノア・フェルシア


属性 水・風・地


特性魔術 鑑定・創造


フェリアの加護


***************



これだけ?

MPとか細々と書かれてるのかと思ったら、拍子抜けだ



どうやら測定が終わったようなので階段を降りて両親の所に向かった




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ