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6.大切な人が亡くなったと報告を受けました!

 ジュリエットは自室のベッドに寝っ転がり、今日ロミオに貰った婚約指輪を眺めていた。

 こっそり式を挙げたため、指輪はとても簡素なものだ。

 でも、それはそれでジュリエットはいいと思っている。

(悲しいけど、この婚約は所詮ごっこ遊び。

 何せ叶うことのない関係なんだから……。)

 雨がまた強くなり、不吉な予感が感じられてくる。

 すると

トントントン

 不意に誰かが、ジュリエットの部屋の扉をノックする。

「ジュリエット様、入ってもよろしいでしょうか?」

 この声はジュリエットのメイドのものだ。

 ジュリエットは、さっとベッドに座り、指輪をポケットに隠すと、

「いいわよ。」

 と返事する。

 指輪を隠したりしたのは、数秒で終わったので、怪しまれなかっただろう。

 ジュリエットの部屋に入ってきたメイドの顔色はをあまりよくなかった。その顔のまま、頭を深々と下げる。

「どうしたの? 顔色がよくないわよ?」

 ジュリエットにそう言われ、メイドはためらいながら口を開く。

「ジュリエット様にご、ご報告があり、来ました。」

「報告? 何かしら?」

 メイドの言う“報告”を待つが、メイドは一向に口を開こうとしない。

「? 何をためらっているの?

 勿体ぶらずに早く教えてちょうだい。」

 ジュリエットの言葉を聞き、メイドは目を伏せる。

 そしてメイドはおずおずと口を開く。

「ティボルト…様が……、モンタギュー家の一人息子により」

 殺されました。

 そうメイドは報告する。

 それを聞き、ジュリエットは言葉を失う。

 ジュリエットにとってティボルトは従伯叔父(いとこおじ)という大切な親族であり、小さい頃なら一緒に遊んでいたいわば友である。

 その人がモンタギュー家の一人息子─ロミオに─ジュリエットの最愛の人に、殺された……と。

 このメイドは言ったのだ。

 言葉を失ったジュリエットを見て、メイドは

「ジュリエット…様……? 大丈夫ですか?」

 と尋ねる。

(あぁ、だからこのメイド()はなかなか話を切り出さなかったのか……)

 そしてジュリエットは、どうにか我に返る。

「報告ありがと。

 ごめんけど、退がってくれる?」

「わかりました。」

 メイドは静かに部屋を退出する。

 それを確認するとジュリエットはベッドに寝っ転がり、枕に顔をうずめた。

『ロミオは友人とともに街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺されたことに逆上したロミオは、キャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。』

(……。)

 そしてジュリエットは静かに涙を流す。

(ロミオも私たちのバッドエンドのこと、知ってたのにな……。)

「どうしてっ……。」

(いや、どうしてと考えるのはロミオに悪い…よね。

 ロミオは友達の敵をとったんだ。私がロミオの立場だってもそうしたと思う。)

 でも、大切な人を大切な人が殺したというのは、あまりにも酷な話だった。

(もし、私がロミオを好きにならなければ、心からティボルトの死を悲しみ、ロミオを恨めたのかな……。

 ロミオを心から嫌いになり、憎めたのかな……。)

 だけど、そんなこと、ジュリエットには出来なかった─。

 どうも、こんにちは。

 暗い話が続き、早く明るい話にしたいな~と思いながら描いているあぷりこっとです。

 久しぶり(?)にジュリエット視点に戻ってきました! だからと言って何かあるわけでもありませんが(笑)

 ロミオとジュリエットのあらすじを読んだときは何とも思いませんでしたが、式を挙げた直後に2人が大切な人を亡くすって、結構キツいですね……、読む側も描く側も……。

 それを乗り越えた先はバッドエンドっというのも、やっぱ嫌ですよね……。2人には、意地でもバッドエンドを回避してもらわなければ! と今更ながら思ってしまいました(笑)

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 また次回、お会いしましょう。

 バイバ~イ!

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