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9.パリスとの結婚が嫌なので、仮死の毒を飲みます!

「ただいま帰りました。お父様。」

 ジュリエットは家に帰ると、書斎にいる父の元へ向かい、話をしに行った。

「おかえりなさい、ジュリエット。

 何か用かい? 」

 わざわざ書斎まで来たジュリエットを見て、何かの話だろうと思い、父は話を促す。

「はい。

 ……、パリス様と婚約する決意が固まりましたので、来ました。」

 表情を崩すことなく、ジュリエットは静かに言う。

「おぉ、そうか。ジュリエットならそう言ってくれると思ってたよ。」

 パリスはジュリエットたちより爵位が上だ。

 粗相があってはならないと、ジュリエットはこれから一年間花嫁修業に励むことになる。

「明日から忙しくなるぞ、ジュリエット。」

「はい、お父様。」

 

 それから五日間が経った。

 この五日間、勉強や稽古ばかりしていたため、息抜きをしてはどうかと、ジュリエットは2時間ほどの休憩をもらった。

 それでジュリエットは、町に出掛けた。

 

(五日間…か……。

 ロミオと約束してた日、もう過ぎちゃったわね……。

 ロミオ、待ってたりしたかな……。)

 ロミオとジュリエットは、会う曜日を決めて毎週会っていた。

 出来ればその曜日に休みがもらえたら良かったのだが、そうはいかない。

 それに、ジュリエットが今しなければならないことは、ロミオに会うことではない。

 ロレンスがいる教会に向かうことだ。

(そろそろ、あの作戦を決行する準備、出来てるかな?)

 

「こんにちは、ロレンス。」

「! ジュリエット様!」

 ジュリエットが教会に入ると、ロレンスがいつものように笑顔を向けて来てくれる。

「作戦の方はうまくいってる?」

「はい。先程仮死の毒が届きました。

 今すぐにでもあの計画を実行できますよ。」

「え? そうなの?」

「はい。

 ロミオ様にも計画のことは伝わってますし、問題ありません。」

「そうなの? では、作戦を決行しましょう。」

「わかりました。」

 次にいつここに来れるかわからないジュリエットは、早くも今日、作戦を決行することにしたのだ。

 

「これを飲んでください。

 そしたら仮死状態になれます。」

 ただ、この仮死の()は危険なものでもある。

 これは毒というぐらいなのだから、もちろん毒から出来ている。

 この仮死の毒は、2つの猛毒を調合することによりできている。

 その毒同士が毒性分を打ち消し合って、生き返れる、というのが、この仮死の毒の大雑把な仕組みだ。

 ─つまり、上手くいかなかったら、生き返らない場合もある。

 だが、ジュリエットは何の抵抗もなかった。

 自分が死んだことになれば、ロミオと結ばれるのだから……。

(待っててロミオ…。

 すぐにあなたに会いに行くわ。)

 ちょっと待て、その言い回しは死ぬみたいだぞ…。

 ジュリエットは教会に用意されたベッドに座り、仮死の毒を一気に飲む。

 すると、ジュリエットは意識を失い、呼吸を停止した─。

 どうも、こんにちは。

 最近毒に興味があるあぷりこっとです。

 今回は仮死の毒がストーリーに登場しました。

 正直に言います。この仮死の毒は「小説家になろう」で連載されている「薬屋のひとりごと」を参考にさせていただいています。私は「薬屋のひとりごと」の大ファンでして……。

 「薬屋のひとりごと」を読んでたら毒にも、興味を持つようになりました。それでトリカブトについて調べてみたら面白いことがわかりました。トリカブトって、猛毒を持つってイメージがありますよね?(実際そうなんですが) でも、その毒が効くのは人間や獣などの動物だけで、虫には効かないそうなんです。理由は受粉をしてもらうため。あの毒は食べられるのを防止するためだけの毒なんですね。 これは私、感動しましたよ(笑)。

 そういえば、前回のあとがき、結構短かったの覚えていらっしゃいますか? 実はあの日、投稿するのをすっかり忘れていまして……。投稿する数分前に気づいて急いで書いたんです。ストーリーの方は事前に書けますけど、あとがきはそうではないんです。いや~、かなり焦りましたよ…。なので、よく見てくださると、投稿した時間が0:01分なんです(笑)。

 反省したので、次からは前もって書きます!(今日は9/5です)

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 また次回、お会いしましょう。

 バイバ~イ!

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