表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/400

R6 このダメ男が!

 地下9Fに到着した。

 いったいここは何なんだろうか?

 ラフラカを倒した事で魔物は出現しなくなったというのに魔物が現れた。

 ちなみにラフラカとは4年前まで続いていた精霊大戦を起こしていた連中の親玉だ。

 ラフラカは精霊を吸収し、精霊の力を実験する為に動物を狂化してた。

 それが魔物だ。

 そのラフラカを4年前に倒したから魔物がいる筈がないんのだがな。



 それにこの迷宮は自然のものではなく、人の手で作られたものに思える。

 それは迷宮の上に屋敷があったから事から明白だ。

 だが、何故ダークやエリスのプライベートデータを知っていたのだろうか?

 仲間の俺達の中に2人の事をそこまで詳しく知ってる者は皆無。

 例えばエーコがもし父親という事実を知っているならダークの事を詳しく知ってるかもしれないが、エリスの事は知らないだろう。

 俺ならエリスの事を詳しく知ってるが、ダークの事は知らない。

 いやエリスの初めて1人で慰めた日など知らなかったって事は、腹ただしいが旦那の俺より詳しい。



 2人の事を詳しく知ってる者が誰か知らないが何の為に、こんな迷宮を作ったのか皆目見当がつかない。

 いやエリスがクイズの扉を破壊したから、気付かなかったが、もしかしたら、俺達11人の事を詳しいのかもしれない。

 それにしてもこの地下9Fは甘い匂いがするな。


「匂うな」

「そうか? 私は別に何も匂わないがな」


 エリスには匂わないのだろうか?

 何だか頭がボーっとしてフワっとしてきた。


「何をする?」


 俺、エリスに殴られたのかな?

 無意識にエリスに抱き着いたら頬が痛みだした。


「油断するな。次は何があるかわからんのだぞ」


 エリスの言葉が右から左に流れて行く。

 全然頭に入ってこない。


「ロクーム! おいロクームっ!!」


 何だか熱くなって来たな。

 上着を脱ぐか。


「何をこんなとこで脱いで……そういう事か。このダメ男が!」


 エリスが何かを吐き捨ててるが、全然頭に入ってこない。

 あ、目の前に奇麗な人がいる。

 ふわ~っと誘われるようにそっちに行ってしまう。

 もう俺の息子は臨戦態勢に入ってる。

 あの奇麗な人に是非仕掛けたい……。

 はやる気持ちを抑えようとするが、ベルトを外すのがもどかしい。

 さっさとズボンを脱ぎたい。



「ロクーム! ロクーム!」


 ペッシーンっ!!


 頬を殴られた。


「えっ!? え、エリス?」


 いたのか。

 というかいなくても良いだろ。

 邪魔だ。


「お前何してるか理解してるのか?」

「勿論」


 あの奇麗な人に仕掛けるとこだ。

 だからお前は邪魔だな。


「魔物にまでもか……節操がなささ過ぎるぞ」

「最近誰かさんがカリカリしてるからこっちだって溜まってるんだ」

「何が溜まってるだ? 昨日襲ったの誰だ?」

「あーもう! 煩い! 邪魔だ」


 俺はエリスを突き飛ばした。

 よし! これで心置きなくあの奇麗な人と楽しめる。

 エリスが魔物がどうとか言ってたな。

 まぁどうでも良いか。


「おい! ロクーム! ロクーム! いい加減にしろ! 貴様らも邪魔だ!」


 まだいたのか。

 煩いな。

 これから楽しむとこなんだから静かにしろよな。


「く! 鬱陶しい! ぐはっ! このー」

「はっ! 俺は何を? エリス? どうした? 血だらけじゃないか」

「誰のせいだ? お前のその臨戦態勢あるのぶった斬るぞ」

「ひっ! 何だよ? いきなり……最近のお前カリカリし過ぎだぞ」


 って、あれ? 何で俺のアレが臨戦態勢に入ってるんだ?


「誰のせいだ? ぅうう~」


 そしてエリスが倒れた。


「おい……嘘だろ? エリス確りしろ!」


 何で?

 今何が起きたんだ?

 何でエリスが倒れているんだ?

 もうわけがわからねぇよ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ