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15 時空間の扉

「じゃあ手分けして、この屋敷を調べるか。1時間後に再びここに集合って事で」


屋敷に入りエドがそう言った。


「ここ広くて疲れそうだから筋肉おじちゃん肩車して一緒に周って」

「ガハハハハハハハハ……いいぜ」


エーコちゃんがアルをご指名。

羨ましいぞアル。

マジ天使なエーコちゃんを肩車するなんて。

にしてもそう言えばアルの事を筋肉おじちゃんって呼んでるだよな。

それに何も言わないなんてアルもおおらかというかなんというか。


「じゃあ私はサラとルティナと周るな」

「承知した」

「ええ」


エリスはサラとルティナをご指名か。


「ござるござるまわるまわる」

「心得たでござる。ガッシュ殿」


ガッシュはムサシをご指名と。


「ユキ行こうか」

「わかったユキー」


エドはユキをご指名と。


「ラゴスのお爺ちゃん行こうか」

「わかったのじゃ」


ナターシャちゃんがラゴスをご指名と。

って俺あぶれてねぇ?

何かボッチになっちゃった。

ショック。


「ほら何やってるんだい?アークも行くよ」


良かった。

ナターシャちゃんが俺を誘ってくれたよ。


「……ああ」


こうして3人で屋敷内を散策。


「アークス生きていたのじゃな」


小声でラゴスが話しかけてきた。

やっぱバレていたか。


「……違う」

「何じゃ?」

「……俺はアークスじゃない。アークだ」


そう中身が違うのだから。


「またそんな事を言うのじゃな」

「……俺はアークスでもダークでもない」

「何なんじゃ貴様?昔から」


何なのじゃって言われてもね。

俺とはこないだ会ったばっかだろ。


「2人とも何の話をしてるんだい?」

「……俺がアークスではないという話だ」


まぁナターシャちゃんには話してるし聞かれても困らないか。


「あー……ラゴスのお爺ちゃん。本当にその人はアークスじゃないよ」


おっと思わぬ援護射撃。


「じゃが……ハンターが懐くのはアローラ家の者だけじゃ」


アローラ家ってアークスとエーコだけじゃね?

アークスの親はゴミだしハンターが懐くとは思えないけどな。

あ、ちなみにハンターは置いて来た。

またお別れになるからな。

可哀想だ。

って言うのは建前で、本当はハンターに引き留められたら揺らいでしまいそうだ。


「そう見たいだね。だけどアークはダークじゃないよ。あたいも最初はダークだと思ったけどね」

「ふむ…ナターシャよ。いろいろ聞いておるのじゃな。珍しいな…完全に自分を殺していたアークスが自分の事を話すなんて」


流石年の功。

ダークが自分を殺していたのを見破っていたか。


「うーん……まあ信じれないか。でもまあ、いつかアークが自ら話してくれるかもね」


そんな日はこないと思うけどな。

こんな話をしながら周っていたら1時間経っていたので出入口に戻った。

そしたらが二股クソ野郎が復活していやがった。



「……幽霊?」

「いや生きてるよ」


ついそう聞いてしまった。


「少しは反省しただろうと思い回復してやった」


とエリスが言う。

許しちゃうのか。

まあサラは怒ってるように見えないから良いのかな?

にしてもほんとうらやまけしからん。


「あー俺も後ろから抱いて揉みたいなー……って思ったでしょう?」

「エスパーかよ」


またナターシャちゃんに心読まれた。


「えすぱあ?何だい?それ」

「簡単に言えば心を読む人」

「ふーん……今のカマをかけただけだったんだけどなー」


マジかよ。


「……それで収穫は?」


さっさと話を反らそう。


「特に何も」


サラが答える。

やがてエーコちゃん、アル、エド、ユキが帰って来る。


「どうじゃったか?」


ラゴスが聞いた。


「ダメだったー」

「何もなったユキー」


エーコちゃんとユキが答える。

じゃあ後はムサシとガッシュだけか。


「おーい大変でござる」


噂をすれば。


「何か見つかったのか?」


と二股クソ野郎。


「みつかったみつかった」

「面妖なものがあったでござる」


ガッシュが答え、ムサシ補足した。

そうしてムサシとガッシュが見つけた怪しいもののとこへ向かった。

そこには穴があり、その先は空間が変わってる。

何だこれ?

まるでネコ型ロボットのフラフープ見たいだな。



「これ時空間の入口だよー」


エーコちゃんは察しがついてるようだった。


「どういう事だ?」


とロクーム。


「うーん……なんとなくだけどディーネ王妃の時空魔法の時の魔力の感じが似てるんだよー。だから、たぶんこれに入ると、違う時間軸に跳ぶ事なるよー」


やはりそうなるか。

予想をついていた。

<娘を捨てた>と似たような会話にしました

ただしアークバージョンなので微妙に違います(笑)

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