R2 北側、東側、西側討伐
さて西側はどうなってるかな。
こちらも氷系に耐性がある魔物が残ったのかな?
ダブルハイ・ブリザードを止めていた。
「秘儀・円」
ムサシが空に向かって刀をクルクル回す。
円を描くように。
あいつの秘儀はまんまかギャグしかないのだろうか?
『『ミーティアっ!!』』
ラゴスのじーさんとエーコのダブル隕石魔法だな。
ヒューン……ドーンっ!!
無数の隕石が降り注ぐ。
ムサシは上に対する防御をしていたのだな。
刀をクルクル回す事により、自分のとこに来た隕石を弾いている。
そして隕石魔法で魔物は壊滅的だな。
ん?何だ甲羅は?
「むっ!」
ムサシがそれを見て唸る。
そして甲羅からヒョコっと顔と手足を出す。
あれはスタディータートルか。
こっちも昔より強くなっているのかな?
スタディータートルも打撃&闘気が得意なアルなら楽勝なんだけどな。
あとはマジックアーマーより魔法耐性がマシだからルティナのゴリ押し魔法でもいけるか。
だけどラゴスのじーさんとエーコじゃ厳しいかもな。
あの2人の最大魔法である隕石が効かなかったし。
「秘儀・打」
ってそれただのみね打ちだろ。
打撃系を選んだのは良いが、いちいち秘儀にする事ないだろ。
スタディータートルが甲羅に身を隠す。
カーンっ!
甲羅に弾かれた。
そして、また顔と手足を出す。
「秘儀・朧」
これだけだろ、まともな秘儀は。
ムサシの刀が消える。
そしてスタディータートルの首元に現れる。
これは斬れるか?
しかし、直ぐに甲羅に身を隠す。
「ムサシよーい、跳ぶのじゃ」
「承知したでござる」
ラゴスのじーさんが何か言ってるな。
跳ぶって?
『グラビティっ!』
重力操作魔法か。
ムサシがいるとこだけ重力を変えるようだ。
重力を減らした状態でムサシが跳躍。
物凄い高さまで上がったな。
で、そのまま落ちる。
今度は重力を増やしムサシを加速させる。
ドーン……ピキっ!
ムサシの蹴りが入り、亀裂が走る。
というかあれ腰に負担来るだろ?
大丈夫か?
『ハイ・リカバリーっ!』
なるほど。
エーコが直ぐに回復魔法をかける為に待機していたのか。
ラゴスのじーさんは重力制御に忙しいし。
「もう一度でござる」
「わかったのじゃ」
再び重力を減らして跳ぶ。
そして重力を増やして落ちる。
ドーンっ……ピキピキっ!!
完全にヒビが入ったな。
「もう一度でござる」
また跳ぶ。
「エーコ殿ーっ!」
刀を上に掲げ叫ぶ。
「はーい『ハイ・エレキー』」
ズッドーンっ!
刀に中級雷魔法が落ちる。
それを下に向ける。
「秘儀・雷」
いやもうそれ秘儀じゃないから。
エーコの雷だろ?
あたかも自分が出したような言い方するなよ。
ヒューン……ブスっ!
ムサシの電を帯びた刀がスタディータートルに突き刺さる。
ヒビが入っていたので、あっさり中まで突き刺さり、中で電撃が流れただろう。
甲羅の顔や手足を出す部分から黒煙を出して動かなくなった。
これで西側は、ほぼ終わったな。
さてこっちは……。
「ギャァーンっ!」
「うわっ!」
上空から火の球が来たぞ。
咄嗟に避ける。
あれはデーモンか?
4枚の黒い羽根を生やして飛んでる。
とりあえずワイヤーフック。
スッ!
避けれられた。
素早いな。
昔より動きが良いぞ。
あれも強くなってるのか。
「ギャァーンっ!」
火の球が口から吐き出される。
俺はそれを躱す。
「ギャァーンっ!」
今度はサラの方へ。
「サラー!上だっ!!」
俺はとりあえず呼び掛けた。
「ん?……っう!!」
咄嗟に左腕でガード。
あれはかなりの火傷だな。
「ユキー」
「すまない」
ユキの吹雪きをサラの左腕に当て冷やす。
「サラ、あれ仕留められるか?」
とりあえず聞いてみた。
「試してみよう……サンダースピアーっ!!」
地面に向かってサンダーランスの電撃を出す。
ん?何やってるんだ?
ズッドーンっ!
あ、電撃の勢いで空飛んだぞ。
「電光一文字突きーっ!!」
電気を帯びた槍を突き出す。
だが躱される。
「む!?……サンダースピアーっ!!」
デーモンと違う方向へ電撃を発射。
電撃の勢いでデーモンの方へ突っ込む。
「電光一文字突きーっ!!」
再び電気を帯びた突きを繰り出すが躱される。
「サンダースピアーっ!!」
再びデーモンと反対方向に電撃を出し、デーモンの方へ突っ込む。
というか下位互換のガッシュじゃねぇか。
「ギャァーンっ!」
「む!?」
火の球が口から吐き出されサラを襲う。
危ない!
俺はワイヤーフックを伸ばしていた。
それをサラに絡みつかせるて引き寄せる。
サラを後ろから抱き締める形で受け止めた。
しかし、咄嗟の事で俺も吹き飛んでしまう。
「すまない助かった」
「いや良いさ」
「助かったんだが、好い加減手をどかしてくれないか?」
ん?手?
お?右手が胸を触ってるな。
「悪い。小さくて気付かなかった」
「お主……一言余計だ」
だってエリスより小さいだもんな~。
エリスは俺が揉んでるお陰か初めての時と比べてどんどん大きくなりDくらいある。
でもサラのはBか下手するとA。
「事実だし、気にするな」
と言いつつ揉んでみる。
「事実でも口にするな。そして揉むな」
「ギャァーンっ!」
やばっ!
火の球が飛んで来た。
「ユキー」
ユキが吹雪きで相殺してくれた。
「いちゃつくのは後にするユキー」
「そうだな。後でじっくり揉ませて貰うか」
と言って離れた。
「……エリスがいるだろうが」
サラがボソっと呟いてる。
というか、あまり嫌がってる様子がないのが不思議だ。
羞恥心はあっても嫌悪感は感じない女なんだろうか。
「さて、サラ。あれは倒せそうか?」
「厳しいな」
「そうか……なら抱き締めて良いか?」
「はっ!?……お主は先程から何を言っておるのだ?」
「いや俺ごと空に打ち上げて欲しくてさ」
「なるほど……それでどうするのだ?」
「空で分離、ユキの吹雪きで吹っ飛ばして貰い調整して、とりあえず羽根をぶった斬る」
「承知した」
「わかったユキー」
そしてサラに背負われる形で後ろから抱きついた。
「………」
「どうしたサラ?」
「お主はいちいち胸を触らないと気が済まないのか?」
「あー悪い悪い。小さくて気付かなかった」
というの嘘だけど。
「一言余計だし、その割には何故揉む?」
「揉みたいから?」
「……エリスがいるだろう」
「ギャァーンっ!」
また火の球が……。
それをユキがまた吹雪きで相殺。
「だから、いちゃつくのは後ユキーっ!!」
「そうだな」
と言って最後に先っぽを摘まんだ。
「は~……お主は頭おかしいのか?」
溜息をつかれ呆れられた。
「では行くぞ……サンダースピアーっ!!」
ズッドーンっ!
空に打ち上げられる。
「言い忘れていたけど、踏み台にするぞ?」
「構わぬ」
許可を貰ったので、サラの肩を踏み台にデーモンの方へ跳ぶ。
スッ!
それをデーモンが避ける。
だがユキの吹雪きが俺を吹っ飛ばす。
というか寒っ!
プシュプシューンっ!
短剣二刀流で羽根を2枚斬り落とした。
そしてデーモンが落下。
先に下りてたサラとユキが槍を持って構えている。
ブスブスっ!
落ちて来たデーモンを2人で突き刺した。
「よし!後は残りを始末だな」
「うむ」
「わかったユキー」
とりあえず北側は片付いた。
どうやら東側と西側も片付いたようだな。
後は南側がどうなってるかだが……。
貴族の屋敷が邪魔でここからだと見えないな。
まぁあっちは4人にしたんだ。
大丈夫だろ。
最初のくだりで、ルティナと二股かけてるのではなくお宝目当てですよーと言いつつ女しか考えていないようなロクームでした




